きまぐれな夜食カフェ の商品レビュー
料理は美味しそうというか健康そうだけど、登場人物達にあまり感情移入出来なくて薄い膜の向こうを部外者として眺めている感覚だった。シャールさん、いい事を何気ないように発言するんだけどその何気なさに少なからぬ装いや意図を感じてしまって素直にそうですねとは受け入れられなかった。総じて創作...
料理は美味しそうというか健康そうだけど、登場人物達にあまり感情移入出来なくて薄い膜の向こうを部外者として眺めている感覚だった。シャールさん、いい事を何気ないように発言するんだけどその何気なさに少なからぬ装いや意図を感じてしまって素直にそうですねとは受け入れられなかった。総じて創作物のオネエやジェンダー超越キャラは大好きなんだけどな… 3話めは好き!耀子さん!!!ダンスシーンは思い返しても胸が熱い。 でも、それだけだったかな。単純に今のわたしには合いませんでした。 他のシリーズもすべて読めば変わるかも。
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読書記録です。まだの人は読まないでね。 『妬みの苺シロップ』パソコンと電話しかない80センチの区切られたデスクで、テレオペとしてアルバイトする女性のおはなし。仕事でディスられる側から「ワタキラ」という名のブログでディスる側になって、不摂生な生活を続けている。シャールさんが打ち止めにしてくれて良かった。でもやっぱり「自分で気が付く、変える努力をする」っていうのが大切なんだよね…魔法使いレベルでいろんな人を助けてきたシャールも、保存食を作り続けるぐらいには黒い気持ちがあるっていうのが人間臭くて共感できる。『薮入りのジュンサイ冷や麦』以前シャールに癒された雇われライターが、味覚障害になってしまった和食料理人をマカンマランに引っ張っていく。相手の人生に大きく影響を与えているって自覚のない連鎖がすてき。『風と火のスープカレー』大企業のニューヨーク駐在員を務めたキャリアを持つ女性の「離婚式」のおはなし。結婚してタワマンに住んで、はたからみたら理想の人生なのにね。ラストの場面、NY仕込みの社交ダンスを披露する男装?!シャールって東出昌大で(実生活とは正反対だけど)イメージ変換しました。もやもやした恋(気持ち)からの卒業がイイ。『クリスマスのタルト・タタン』マカンマランを守り続けたい地主である老婦人のおはなし。結婚していた時期の追憶が、その時代のあるあるです。もっと厳格であるはずの祖父のほうが、世間体を取る両親を超えて助けてくれて良かった。タルトタタンは祖父との思い出の味、マカンマランは祖父の家…築何年になるのかな。
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いよいよ比佐子さんの物語、登場!の前に、重たい現代の象徴のようなお話が3編。それぞれに言い分はあるのだろうけど、人を傷つける、それによって人が傷つくのであれば望ましくないと思う。そういう人の気持ち、考えてるのかな。 御厨先輩に憧れる気持ち、わかるなぁ。。。
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大好きなシリーズの3冊目。 今まで出てきた登場人物のその後が垣間見えるのが良い。 シリーズも残りあと1冊。 早く読みたい気持ちもあるし、読みおわってしまうのが勿体ないような寂しいような気持ちもある。 本当に素敵な作品。
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自分の気持ちと向き合うことの大切さを教えてくれる四篇。 心臓がぎゅっとしめつけられて、半分泣きながら読んだ。 シャールの美味しい料理と温かい言葉が、苦しむ主人公たちに自分自身を見つめ直す勇気を与える。 特に第三話の展開は素敵すぎた。 このシリーズは読了後、いつも心が満たされる。
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シリーズ3作目 短編集ですがどれも穏やかな 気持ちになれる 今回は第3話のお話がよかったな 誰でも本心を見せたくない 一部分は持っていると思う 自分を演じてる中で本当の自分を 見失わない事それが大事ですね それと恋って成就しないから いつまでも忘れられない 素晴らしい恋なんだろ...
シリーズ3作目 短編集ですがどれも穏やかな 気持ちになれる 今回は第3話のお話がよかったな 誰でも本心を見せたくない 一部分は持っていると思う 自分を演じてる中で本当の自分を 見失わない事それが大事ですね それと恋って成就しないから いつまでも忘れられない 素晴らしい恋なんだろうな だから大切にしまって時々思い出す 夢見るだけで穏やかになれる時間
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本シリーズも3作目。過去の登場人物が絡み合いながら、新しい物語を紡ぐ。最後にはほっこりと温かい気持ちになる秀作。
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シリーズ3作目。 カンテラの灯りがお店やシャールさんの温かさ象徴するかのよう。過去の登場人物たちが常連さんとて馴染んでいる姿も良かったなぁ。それぞれのお話はかなり辛辣で胸が締め付けられたりもするけれど毎回結末はわかっているけれどほっこりしてしまう。お料理や音楽、そして今回はオヤと...
シリーズ3作目。 カンテラの灯りがお店やシャールさんの温かさ象徴するかのよう。過去の登場人物たちが常連さんとて馴染んでいる姿も良かったなぁ。それぞれのお話はかなり辛辣で胸が締め付けられたりもするけれど毎回結末はわかっているけれどほっこりしてしまう。お料理や音楽、そして今回はオヤという手芸まで。活字から立ち上ってくる五感のすごさに今回も脱帽。
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「風と火のスープカレー」が特に好き。 燿子とシャールのダンスのシーンは何度も読み返してしまうほど、、、 トルコのオヤ、ガムランデュクンとか思わずググってしまった。 シャールさんのルビー色のスープカレー、レシピがあれば作ってみたいなあ〜
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古内一絵さんのマカン・マラン。 どのお話も、心の中の小さなひだに入り込んできました。 マカン・マランふたたびは、1日かからずに読破。 梅雨の晴れ間の竜田揚げが、ここまでで一番好きなお話。 3冊目のマカン・マランに手を出してしまいました。 扉を開く前に、シナモン...
古内一絵さんのマカン・マラン。 どのお話も、心の中の小さなひだに入り込んできました。 マカン・マランふたたびは、1日かからずに読破。 梅雨の晴れ間の竜田揚げが、ここまでで一番好きなお話。 3冊目のマカン・マランに手を出してしまいました。 扉を開く前に、シナモンを買いに行こう。
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