きまぐれな夜食カフェ の商品レビュー
3作目を先に読んでしまって、前作までの話がよくわかっていないけれど、楽しめたし、時々ホロッとした。 4つの短編集から成り立つ1冊。 「マカンマラン」という夜食カフェで出会うそれぞれの登場人物たち。 「マカンマラン」の店主シャールさんの美味しい料理とさりげなく、暖かい話。 シャール...
3作目を先に読んでしまって、前作までの話がよくわかっていないけれど、楽しめたし、時々ホロッとした。 4つの短編集から成り立つ1冊。 「マカンマラン」という夜食カフェで出会うそれぞれの登場人物たち。 「マカンマラン」の店主シャールさんの美味しい料理とさりげなく、暖かい話。 シャールさんの言葉にウルウル。 さりげない言葉の中に力強さがあって、シャールさんが受け止めてくれる安心感もある。 「苦しかったり、辛かったりするのは前に進もうとしている証拠」
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3作目も、安定のほっこり。 安心して読めました。 どんどん登場人物に愛着が湧いてきて、応援したくなるのです。 そして、シャールの癒しの言葉。 以下、私の 気に入ったフレーズです!! 自分の居場所は無理やり見つけるものじゃないのよ。自分の足でしっかり立っていれば、それが自ず...
3作目も、安定のほっこり。 安心して読めました。 どんどん登場人物に愛着が湧いてきて、応援したくなるのです。 そして、シャールの癒しの言葉。 以下、私の 気に入ったフレーズです!! 自分の居場所は無理やり見つけるものじゃないのよ。自分の足でしっかり立っていれば、それが自ずとあなたの居場所になるの。要するに、あなたがどこに立ちたいのかよ。 いくら準備をしたところで、何もかも計画通りにはいかない。 大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今を出来る限り上機嫌に過ごすこと。 なんか、今の自分にすごく響く言葉でした。
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マカン・マランシリーズ3作め。短編集で、今までの登場人物に関わる方が主人公として書かれていた。違う人の目線で見られた(読めた、というのか?)からか、話の世界観がより立体的に感じた。 おもしろかった。
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飲食業によるお悩み解決系のお話にありがちな、善意のかたまりみたいな主人公達が何でも許して、色々やらかしてた相手も改心してみたいな作品が多い中 1本目の話で、あなたに食べさせてあげられるものは何もないと言い切った、シャールはカッコ良かった その本人も闘病中で、集まる人達も終活やマタハラみたいな重目の悩みを抱えてるけど救いも有るから、能天気になりすぎず、辛気臭くなりすぎない そのバランスが絶妙。
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マカン・マランに出会うまでが読んでて辛い。出てくる人たちと自分との共通項をいつの間にか探してしまう。 出会ってからはただひたすらに羨ましい。
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何気ない言葉なのに何度も勇気づけられ、そっと寄り添ってくれる、そんなあたたかさにこの本は溢れている。 私もすっかり「マカンマラン」を必要とする“客”になってしまったようだ。 妬み、そねみ、悲しみ。 そうした負の感情に向き合い、自分がどう行動するのか。 “魔法があるとすれば、自分の行動あるのみ” まさにそのとおりだ。 今回はシャールさんが本当に素敵。 “男装”して旧友の窮地に駆けつけ、そしてスマートに対応する姿。 本当はそれすらもプライドを傷つけるはずなのに、それ以上に友人を想う優しさ、誠実さ。 そして失恋の意味。 人と人の真のつながり、人を想うこととはこういうことなのだと痛感する。 言葉の重みも。 読み終わりたくないのに続きを進める手が止まらない。 次巻も楽しみ。けど、終わると思うと切ない…。
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「風と火のスープカレー」のシャールの暖かい助言、気遣いが今作の4篇の中で一番心に残った。 前作2冊に登場するマカンマランの常連さんたちもちらりちらりと絡んできて登場人物それぞれが作品の中で「育っている」感じがして、そこもいい感じ!
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「自分の本心の隠し場所さえちゃんと分かっていれば、人は案外、自分の道を歩いていけるものよ」 耀子を救うために男装して登場したシャールに泣いた。赤いバーベナのオヤと。そりゃ惚れるわ。 更紗が駆け寄ってきて、なぜかガッツポーズをするのも。 他人の幸せを喜ぶ人もちゃんといるという救い。 第四話の「今をできる限り上機嫌に過ごす」ということも、今年の自分のテーマ。受け止められる時に読めてよかった。
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「風と火のスープカレー」はシリーズの中でも一番好きな作品。 (普通は気づくのかも知れないけど)好きだった人がシャールだったことになかなか気づけなくて、最後の数行に心奪われました。 「妬みの苺シロップ」は自分はそうなりたくないと思いつつ、つい人を妬み羨んでしまう気持ちが分かってしまう。 マカン・マランシリーズは、全く同じ境遇でなくてもそれぞれの悩みや葛藤に共感できるから、シャールの言葉が一つ一つ刺さります。
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今回もすごく良かった。 つい自己投影してしまい、涙がホロリ… このシリーズがあと一冊だと思うと寂しい。
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