藪医ふらここ堂 の商品レビュー
Posted by
31年3月27日読了。 藪か名医か、やる気があるのか無いのか、面倒な患者が来ると、とっとと逃げ出して。出自は娘さえも知らない。 なのに、大変な事態に遭遇すると、かっこよく治療してしまう。 江戸の人々のささやかで、運命共同体みたいな暮らしが、生き生きと描かれている。 出会いと別れを...
31年3月27日読了。 藪か名医か、やる気があるのか無いのか、面倒な患者が来ると、とっとと逃げ出して。出自は娘さえも知らない。 なのに、大変な事態に遭遇すると、かっこよく治療してしまう。 江戸の人々のささやかで、運命共同体みたいな暮らしが、生き生きと描かれている。 出会いと別れを繰り返しながら、これからの生活に小さな希望を抱いて、辛い時には、皆んなで笑い飛ばして。 良いなあ。読み終えると、ほんわかあったかい気持ちになるお話でした。
Posted by
最初は、ぐうたらな主人公の医者と引っ込み思案の娘の展開に、何度も途中で投げ出したくなった。半分を超えたあたりから、実はたいした医者である本領を発揮し始め、娘も自分の意思を伝え始める。最後は、ハッピーエンドで終わり、締めくくれた。
Posted by
「面倒臭ぇ」が口癖の藪医者 三哲。 実はとんでもない名医?! 突然降ってわいた「御典医」の話に すったもんだの大騒動 江戸人情モノで、登場人物たちの暖かさが優しい。 宮部みゆきテイストな作品
Posted by
三哲さんの、ギャップがいいんだろうなー 江戸、遠い時代なようで、意外と近いから親近感がわく。 祖父母も、ほんのり江戸言葉が残っていたし。 だからか、なんとなく癒された。
Posted by
世間的には藪医者。娘やご近所の評価も変わりはない。でも肝心なところはきっちり治してくれる。こんなお医者がご近所にあるとはうらやましいねぇ皆さん!!
Posted by
新鮮味が物足りない感じがした。続編がありそうな展開だけど、そのときは手が伸びないかも。 あらすじ(背表紙より) 江戸は神田三河町の小児医・天野三哲は、「面倒臭ぇ」が口癖。朝寝坊はする、患者は待たせる、面倒になると逃げ出す、付いた渾名が「藪のふらここ堂」だ。ところがこの先生、見えな...
新鮮味が物足りない感じがした。続編がありそうな展開だけど、そのときは手が伸びないかも。 あらすじ(背表紙より) 江戸は神田三河町の小児医・天野三哲は、「面倒臭ぇ」が口癖。朝寝坊はする、患者は待たせる、面倒になると逃げ出す、付いた渾名が「藪のふらここ堂」だ。ところがこの先生、見えないところで凄腕を発揮するらしい。三哲に振り回されながらも診療を手伝う娘のおゆん、弟子たち、ふらここ堂の面々の日常と騒動を描く!
Posted by
登場人物のキャラがそれぞれ立っててとてもいい! 朝井まかては『恋歌』から読み始めたけど、こういう笑いありの人情小説も面白かった! ふらここ堂を取り巻く面々の日常生活がこの小説を面白くしてくれている。 江戸時代の生活の漢字をすごく身近に感じることができた。
Posted by
「面倒臭ぇ」が口癖の、江戸の名物小児医の物語 江戸は神田三河町の小児医・天野三哲は、「面倒臭ぇ」が口癖。朝寝坊はする、患者は待たせる、面倒になると逃げ出す、付いた渾名が「藪のふらここ堂」だ。ところがこの先生、見えないところで凄腕を発揮するらしい。
Posted by
- 1
- 2