降伏の記録 の商品レビュー
ひとと向き合うって難しい。 向き合っているつもりでも、人が違えば向き合えていないと捉えられたりする。 相手に何を求めるか、はっきりとわかるには時間がかかるよね… 植本さんは十年かかってこの書き下ろしエッセイの考えになっている訳で… 難しい。自分も旦那や子どもとどんな関係になりたい...
ひとと向き合うって難しい。 向き合っているつもりでも、人が違えば向き合えていないと捉えられたりする。 相手に何を求めるか、はっきりとわかるには時間がかかるよね… 植本さんは十年かかってこの書き下ろしエッセイの考えになっている訳で… 難しい。自分も旦那や子どもとどんな関係になりたいか、いつか後悔しないようちょっとずつ考えたいと思う。
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日常の記録と書き下ろしのエッセイ。夫であるECDの末期癌闘病がとてもハードな状況になっていくほど、筆致が研ぎ澄まされていく気もする。特に書き下ろしのエッセイでは全く取り繕わない心情が記されていた。
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予想外のラストだった。 「向き合う」とはどういうことなのか、ずっと理解できずにいる。自分も他人も本当の気持ちなんて一生わからないし、「向き合ってほしい」という気持ちも結局エゴな気がする。から、私は石田さんを責めることができない。 ほとほと人間と一緒にいるって難しい。めげそう。
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家族最後の日を一気に読み上げてから、待てなくていよいよ購入した。相変わらずの文章力で、これまでで一番破壊力強め、赤裸々ドが強い。色んな意見はあると思うが、みんな一子さんのような事、思いはきっと抱えているのでは。私は自分に置き換えること、多々あり。いつも作る食事も美味しそう。 自分...
家族最後の日を一気に読み上げてから、待てなくていよいよ購入した。相変わらずの文章力で、これまでで一番破壊力強め、赤裸々ドが強い。色んな意見はあると思うが、みんな一子さんのような事、思いはきっと抱えているのでは。私は自分に置き換えること、多々あり。いつも作る食事も美味しそう。 自分にしか分かりえない体験を見事に綴ってある。本名が多いのも凄い。 自分の最寄駅が登場する一幕に、少々嬉しくなった。
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この著者の本を初めて読んだが、日記ということで、名前がポンポン出てきても誰のことやら理解できなかった なぜ 石田さんと呼んでいるのか どうやらお母さんとは絶縁しているみたいだとか 先に読むべき著書があるらしい… 後半は 一子さんは 誰かと生活を共にするのはなかなか難しい性格...
この著者の本を初めて読んだが、日記ということで、名前がポンポン出てきても誰のことやら理解できなかった なぜ 石田さんと呼んでいるのか どうやらお母さんとは絶縁しているみたいだとか 先に読むべき著書があるらしい… 後半は 一子さんは 誰かと生活を共にするのはなかなか難しい性格のようだが、でも人を求めている 無関心な父親といわゆる毒母とよばれる親との関係のせいで、相手に母親としての役割を求めてしまうと自分で言っている 末期の夫が家にいることで帰りたくないと思うのはわかる気がする 入院してほしいと思うのはそんなに変なことではないかな これは他の作品も読むしかないかな
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また読んでしまった・・・ 読み終わるたびに『もうこの人の本は読みたくない!』と心から思うのに 忘れた頃にまた、新刊を手にしてしまう。 今回も彼女の心の中は『わたし』で満員だ。 どうして思い通りにならないことがあるたびに 人ばかり頼るのだろう。 丸ごとの自分を人に預けようとする人...
また読んでしまった・・・ 読み終わるたびに『もうこの人の本は読みたくない!』と心から思うのに 忘れた頃にまた、新刊を手にしてしまう。 今回も彼女の心の中は『わたし』で満員だ。 どうして思い通りにならないことがあるたびに 人ばかり頼るのだろう。 丸ごとの自分を人に預けようとする人がいたら 私なら全力で逃げる。 誰といたってどんなに信頼する人がいたって 人間は基本ひとりだ。 自分の感情のお守りを人にさせてはいけない。 でも心をザラつかせながら、 私はまたこの人の本を読んでしまうのだろう。 そのくらい彼女の文章には人を惹きつける魅力があると思う。
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青山ブックセンターで平積みしてあって著者のことを知り、夢中になって一気に読んでしまった。読んでいると辛くなり、読んでいない間もずっとこの本のことを考えてしまった。 ガンの闘病生活を送る家族に対する葛藤を、ここまで正直に書いた人は他にいなかったのではないかとおもう。普通は葛藤を書い...
青山ブックセンターで平積みしてあって著者のことを知り、夢中になって一気に読んでしまった。読んでいると辛くなり、読んでいない間もずっとこの本のことを考えてしまった。 ガンの闘病生活を送る家族に対する葛藤を、ここまで正直に書いた人は他にいなかったのではないかとおもう。普通は葛藤を書いても、もっと自分を擁護する言い方をしてしまうから。自分の醜い部分を曝け出す一方、周囲に対する批判が少ないのは、著者自身の懺悔の気持ちからではと思った(そんな自分を認めてほしいという気持ちや、商売上手な方なので、インパクトを狙ったというのもあるのかもしれないけど)。 それにしても惹きつける文章で、素晴らしい才能の人を発見してしまったという感じ。実際の本人も、きっと人を惹きつける、魅力的な人物なのだろうなあと思う。 ただ、第三者としてはやはり読んでいてECDが可愛そうになってしまうので、星は3。
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2017年刊行。2016年11月から2017年8月くらいまでの期間のことが書かれている。 夫である石田さんが家にいる期間いない期間を通して、その都度その都度どんなことを感じ、一体著者にとって石田さんはどんな存在だったのか考えていく過程を見せることが本書のひとつのポイントなのだと思...
2017年刊行。2016年11月から2017年8月くらいまでの期間のことが書かれている。 夫である石田さんが家にいる期間いない期間を通して、その都度その都度どんなことを感じ、一体著者にとって石田さんはどんな存在だったのか考えていく過程を見せることが本書のひとつのポイントなのだと思う。 学生時代のエピソードを読むと、目標を実現するための行動力と戦略性に長けている人なのがよくわかる。それと、人とのコミュニケーションの取り方も場数を踏んでいるだけあって、自分なりのやり方が確立できている人なのだと思う。生きる力がすごい。そして、うらやましい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この次の「台風一過」も既に読み終わったから、感想はやや難しい。 文中によく出てくるスエイさんって、末井昭さんのことだよね?次は末井さんの本を買おうと思っているけど、お勧めある??
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マックグリドルみたいな一冊。賛否あれども「あ、これは、なんというか、分かる。理解できる。そうだよね」ってなる。 「およそ全ての文章は誰かに読まれる為にある」というフレーズをどこかで見たことがある。書くと読むは表裏一体にあるもので、決して人に見せられないような日記ですらいつかは誰...
マックグリドルみたいな一冊。賛否あれども「あ、これは、なんというか、分かる。理解できる。そうだよね」ってなる。 「およそ全ての文章は誰かに読まれる為にある」というフレーズをどこかで見たことがある。書くと読むは表裏一体にあるもので、決して人に見せられないような日記ですらいつかは誰かに読まれたいって心の根っこでは思ってる、だからリスクを負ってでも書いて残すんだって。人は誰かに自分を分かって欲しい、言っちゃえば認められたいし、愛されたいし、求めて欲しい。ただこの植本さんはその気持ちが人より強く出るし、そして出続ける。 当たり前のことだけど、自分の人生を徹底して第一優先に考えることができる人だなぁと思う反面、自分が他人によって損なわれるリスクがあるのにも関わらず、きっつい暴露本を出版しつづけるのはなぜなのか。いろいろとイレギュラーゆえに心無い書評に容赦なく傷つけられる描写だってあるのになぜ?きっとそれは、多くの人に意識してもらえるという点で炎上すらをも心の奥底で求めているからなのかなぁ。 仕事も育児も恋愛もすべては自分の人生を豊かにする手段であり、自分が認められる為の言ってしまえばコマ。 当たり前のことなんだけど、みんなそりゃあえて言おうとはしない。なんというかそのキッツイ部分が結晶化したものを、黒い泥の中からボンと引きずり出してきたもんだから、目を背ける人や嫌な顔をする人も多いのかなって一冊。
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