ハーバード日本史教室 の商品レビュー
図書館で借りた。 ハーバード大学で日本について教えている教授陣に対するインタビュー集だ。欧米で「日本学」という研究分野は結構昔からあったらしい。現代のハーバードでもこんなに日本を研究している人がいるのかという現実には驚かされる。そんな研究者のコメントには、貴重なものがある。 そう...
図書館で借りた。 ハーバード大学で日本について教えている教授陣に対するインタビュー集だ。欧米で「日本学」という研究分野は結構昔からあったらしい。現代のハーバードでもこんなに日本を研究している人がいるのかという現実には驚かされる。そんな研究者のコメントには、貴重なものがある。 そう言えば、「日本人ほど、外国人から見た日本人像を気にする民族はいない」と言われる。昔から、『菊と刀』等、作品を挙げれば枚挙に暇がない。以前読んだ『和をもって日本となす』という本も野球というジャンルにフォーカスを当ててはいたが、そのジャンルの1冊に数えられるだろう。 研究者なので当然といえば当然だが、日本人でも知らないトピックも出てきたりするので、その点では学びがあった。
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ハーバード大で日本についてどんな分析をしてどんな討論をしてるか興味あったが、それほど目新しい見解などは無かった。環境史という分野について最も関心が高まった。安全保障については北朝鮮ばかりが引き合いに出されて中国について述べてる人がいないのに違和感を感じた
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史実の曲解を無くすには保身を捨てる事が必用らしい。 事象は多角形であり世界観が増せば多角が増していく。メタ認知【客観視】を用いても多角は平面にはならない様だが、形は時間と共に変わりゆくだろう…
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外国人から見た日本のインタビュー集。 外国の有識者から見た日本の歴史や文化というのがわかって面白かった。
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海外から日本がどうやって見られているか、を見るにはよい本。 失敗(戦争を起こしたこと)を認める弱さががないと本当の強さは得られない、といは最も。次はライシャワーのThe Japaneseを読もうっと。
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ハーバード知日派って凄い。彼らの言葉から日本から世界を見ているだけの視野の狭さに加えて、日本についても知らないことに、激しい羞恥を感じる。 著者の佐藤氏は、このような教養派にしっかりとインタビューされており、予習を含めて周到に準備されたのだろう。日本人が見る米国の事について氏に尋...
ハーバード知日派って凄い。彼らの言葉から日本から世界を見ているだけの視野の狭さに加えて、日本についても知らないことに、激しい羞恥を感じる。 著者の佐藤氏は、このような教養派にしっかりとインタビューされており、予習を含めて周到に準備されたのだろう。日本人が見る米国の事について氏に尋ねてみたい。
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インタビュー形式で展開していく日本史教室。 分野ごとで、内容に差があるのが残念。 しかし、知の結集であるハーバードの授業内容を断片的に知れたのは良かったと感じた。
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「世界に日本という国があって良かった!」...。アジア人として初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン教授(インド)の言葉に象徴されるように、ハーバードの教授と学生は日本という国、特に日本史から数多くを学んでいる。東大の教養学部からコロンビア大学でMBAを取得し、現在は...
「世界に日本という国があって良かった!」...。アジア人として初めてノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・セン教授(インド)の言葉に象徴されるように、ハーバードの教授と学生は日本という国、特に日本史から数多くを学んでいる。東大の教養学部からコロンビア大学でMBAを取得し、現在は「ハーバードウオッチャー」として有名な著者が、10名の教授たちへのインタビューを通して「世界から見た日本史」の新たな魅力を追い求める。戦後における日本経済の高度成長の要因を分析した『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の著者で知られるエズラ・ヴォーゲル氏や、知日派で知られる国際政治学者のジョセフ・ナイ氏など、錚々たる顔ぶれが日本を語る、何とも贅沢な一冊。
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10人の知の巨人たちが語る日本。 ハーバードの学生は、こんなに楽しくかつ 深淵な日本史を学べるのかと、 うらやましくなる。 コロナの影響で先の見えないこの時代に 歴史から学べる知恵がたくさんあると 改めて認識した。
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日本が日露戦争で勝利したことにより、アジアの国々の中で、西洋の帝国主義に立ち向かうための機運が上昇する。 しかし、「世界の侵略からアジアを守る」と言いながら、裏では植民地支配を拡大する二面性もあったのは事実。 現在の日本が内向的になってしまた理由は、大日本帝国時代は外向き志向であ...
日本が日露戦争で勝利したことにより、アジアの国々の中で、西洋の帝国主義に立ち向かうための機運が上昇する。 しかし、「世界の侵略からアジアを守る」と言いながら、裏では植民地支配を拡大する二面性もあったのは事実。 現在の日本が内向的になってしまた理由は、大日本帝国時代は外向き志向であったが、WW2をきっかけに単民族国家としての日本がメインストリームになってしまったため。 「我が国は特別でも完璧でもなく、わが国にも暗い歴史はあるのだ」と認めたうえで、自国を誇りに思うことが大切。 西洋諸国では、封建時代は、豊かになればなるほど税金を搾取される仕組みだったが、日本は「村請制(年貢は一人ひとりではなく村の総量で決まる)」を取っており、村で決まった年貢を協力して納めていれば副業は何をしてもよかった。 明治維新は世界から良いところを取り入れて、独自の政治・社会・経済システムを作っていった。ここから他国の制度を自国のものに発展させる能力が優れているが、今の時代は、明確なゴールを持ち、国としてどの方向を目指すのか分かっていない。 ペリー来航は、環境史的に見れば、「開国の要求」ではなく、当時大国だった中国と貿易をするため、必要なものを補給させてもらうための中継地的な役割によって成された。 また、明治時代の近代化を支えたのは、九州にある石炭の炭鉱が、海岸沿いの運搬が便利な地区にあったため。 日本は当時世界一のスピードで電化をした。他の大都市と比べてガスの普及が遅れていたこと、江戸の人口密度の高さ、鉄道の普及が早かったことなどが原因。 日本は歴史的に、フェア・シェア(富を国民でシェアする)の意識が強い。 何故日本には長寿の会社が多いのか?→グローバルに打って出ず、ローカル企業が長寿の傾向があり、また独自のビジネスとノウハウを持っている会社など 渋沢栄一:合本主義(公共・公益のために企業が社会的責任を果たすべきだとする理論) 岩崎弥太郎:個人が利益を追求するべきとする理論 他国に影響を与え、望む結果を得る3つの方法 1.軍事力の行使 2.報酬を与えて相手を動かす 3.同じ目標を共有して、ともに欲しいものを獲得する 1,2がハードパワー、3がソフトパワーと呼ばれる。 仏教文化は「人間の行為は知識に基づくべきである」と見方をしているため、仏教国は、他の宗教国よりも識字率が高い傾向にある。 仏陀は、信仰の優先順位を3つ目に置いている。1に知識、2に善い行い、3に信仰。
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