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人生を狂わす名著50 の商品レビュー

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62件のお客様レビュー

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2024/07/13

今、良く読まれている『なぜ働いていると本がよめなくなるのか』の著者による、軽妙軽快な読書ガイド。 古典的な本も含まれてはいるが、難解晦渋な本は注意深く避けられているようだ。小説、社会学のカテゴリーの、割と良く知られていて、比較的とっつきやすくて読みやすく、何よりも、普通の書店で入...

今、良く読まれている『なぜ働いていると本がよめなくなるのか』の著者による、軽妙軽快な読書ガイド。 古典的な本も含まれてはいるが、難解晦渋な本は注意深く避けられているようだ。小説、社会学のカテゴリーの、割と良く知られていて、比較的とっつきやすくて読みやすく、何よりも、普通の書店で入手しやすい(それは、すなわち普遍的な名作ということであろう)ものが多数挙げられている。もともとの執筆目的のとおり、自発的に読書沼にはまっている学生層にとって役に立つリストだろう。 各書からの抜き書きフレーズは、かなり刺さる。

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2024/06/09

惹きつけ引き込む語り口。テンション高め。本への愛が溢れている。 読みたい本がたっぷり増えちゃう名著の紹介。 ・いかに人間が立派でないか、立派になることができないのか、を教えてくれるから古典たり得る。 →人間の失敗を、ユーモアをもって微笑む。 ・大きな歴史に取りこぼされがちな、...

惹きつけ引き込む語り口。テンション高め。本への愛が溢れている。 読みたい本がたっぷり増えちゃう名著の紹介。 ・いかに人間が立派でないか、立派になることができないのか、を教えてくれるから古典たり得る。 →人間の失敗を、ユーモアをもって微笑む。 ・大きな歴史に取りこぼされがちな、一人ひとりをすくうこと

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2024/01/26

著者がお気に入りの本について語る本だが、その著者の熱量が高く文章も上手なので、なんならこの本自体がかなり面白かった。 この本で挙げられているものを起点に今年はたくさん本を読みたい、という気分にさせてもらった。 本は好きだがハズレは引きたくない!面白い本教えて!という私と同類の...

著者がお気に入りの本について語る本だが、その著者の熱量が高く文章も上手なので、なんならこの本自体がかなり面白かった。 この本で挙げられているものを起点に今年はたくさん本を読みたい、という気分にさせてもらった。 本は好きだがハズレは引きたくない!面白い本教えて!という私と同類のワガママさんにオススメ。

Posted byブクログ

2023/11/07

たぶん文体で面くらう方もいるんじゃないでしょうか。かくいう私も、語り口のテンションの高さに一瞬本を閉じかけました。 けれどそこを乗り越えて読んでいくと、数多くの知らない本に出会うことができます。驚いたのは、そのジャンルの幅広さです。著者の経歴上、どちらかというと小説や漫画や古典...

たぶん文体で面くらう方もいるんじゃないでしょうか。かくいう私も、語り口のテンションの高さに一瞬本を閉じかけました。 けれどそこを乗り越えて読んでいくと、数多くの知らない本に出会うことができます。驚いたのは、そのジャンルの幅広さです。著者の経歴上、どちらかというと小説や漫画や古典、純文学に分類される本が多いです。ですがその中で、軽い口当たりのものから重たそうなものまで様々紹介されていて、読んでみたくなるような口上に思わず引き込まれました。 主に物語系で今まで読んだことない系統に出会いたい方には、本当におすすめできる本かと思います。 たぶんこの語り口調、どちらかというと年齢が若い人にウケそうです。そして、若い人ほど本書で紹介されている本に触れたことがない人も多いのではないかと。うまいことターゲットを絞れていて、よくできてるなあとちらっと思いました。 気になった本を3冊 ・オリガ・モリゾウナの反語法 ・おとなの進路教室 ・なんて素敵にジャパネスク

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2023/10/01

紹介されている本のほとんどが読んだことがないし、きっかけもないのでこの先も読まなそうだなと思う本だったけれど、三宅さんにかかるとどれも面白そうに思えてくるから不思議。各本につき3冊ずつの「次に読む本」も含めてどれも読みたくなってしまいました。

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2023/07/09

色んなジャンルの本と出会える。知ってた本も知らなかった本も、そこから派生する本も。本が読みたくなる本。

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2023/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三宅さんのエッセイと書評読んでみてわかったが「合わない」別のどなたかも書いてらしたが多分年齢のギャップがありすぎるのだろう。語り口もこのみではないし、おすすめの本がことごとく過去に読んでピンと来なかったものばかり。次におすすめする本の部分は字が薄くて小さい!残念だが失敗だった。

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2022/12/25

『「狂う」って、「世界の規範から外れる」ことだと思うのですが、どうしても社会や世界に流されることのできなくなる本たちを選んでみました。』

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2022/09/08

距離感が近すぎて笑った。6畳ワンルームのちゃぶ台を囲んで、床に積みに積まれたおすすめ本のマシンガントークを聞いている気分。愛にまみれていてとても心地いい。 もう5年も前の本だから、著者のなかにもっと候補が蓄えられているのだろうなと思いつつ、読んだことのある本もあればまだまだ知ら...

距離感が近すぎて笑った。6畳ワンルームのちゃぶ台を囲んで、床に積みに積まれたおすすめ本のマシンガントークを聞いている気分。愛にまみれていてとても心地いい。 もう5年も前の本だから、著者のなかにもっと候補が蓄えられているのだろうなと思いつつ、読んだことのある本もあればまだまだ知らない本もあって、Amazonのほしいものリストが溢れてしまった。読みたい本がたくさんあるから、まだまだ生きるっ!

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2022/08/27

みずみずしい文章が眩しい。 著者の方は大学院生ながら、もの凄い量の本を読んできた方です。信頼できない語り手は本当に信頼してないし、作者に鋭いツッコミを入れたりもする。 書評は中立的で作家の世界に容易には引き込まれず、一歩引いた形で書かれています。すごいなぁ。私なんか何も考えず作...

みずみずしい文章が眩しい。 著者の方は大学院生ながら、もの凄い量の本を読んできた方です。信頼できない語り手は本当に信頼してないし、作者に鋭いツッコミを入れたりもする。 書評は中立的で作家の世界に容易には引き込まれず、一歩引いた形で書かれています。すごいなぁ。私なんか何も考えず作品にもたれかかっちゃうのに、彼女はぴしっ!っと背筋を伸ばして作品を分析しているのです。 コロコロと表情が変わる文体は若さを体現していました。同じ世代の方がこうして本を出版されていることを、とても嬉しく思います。

Posted byブクログ