ジゼル の商品レビュー
「ああ、トゥシューズに画鋲が...!」みたいなイメージで、少女マンガ風なエンタメホラーミステリーとして楽しんだ。主人公花音が所属するバレエ団は、皆が憧れる演目『ジゼル』は封印されている。それは15年前に不幸な死亡事件があったから。しかし記念公演としての演目が『ジゼル』に決定し、封...
「ああ、トゥシューズに画鋲が...!」みたいなイメージで、少女マンガ風なエンタメホラーミステリーとして楽しんだ。主人公花音が所属するバレエ団は、皆が憧れる演目『ジゼル』は封印されている。それは15年前に不幸な死亡事件があったから。しかし記念公演としての演目が『ジゼル』に決定し、封印が解かれると共に、過去の亡霊が目撃され始めるー。何はさておき、ラストにかけてが相当に強引な展開なのは否めない。ご都合で納得できない。しかし『ガラスの仮面』等が好きな私には終盤までは面白く読んだ。『ジゼル』の世界観もワクワクする。
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ジゼルという物語と事件がうまく絡んでいる。最後の10ページで!!!となる衝撃があり、それまで読者目線であった主人公が本の登場人物としてやっと実感できた。重たくなくサクサクと読めるのもいい。
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全ての始まりは15年前の事件から。 死人に口なしとは言われるが彼女はあくまでも彼の望みの為に行動をしたのに、裏切られたうえに汚名を着せられるなど酷いとしか言い様がないな。 彼もいつか公表しなければという気持ちがあるだけで実際には自分の立場の事ばかり考えてしまっていたからこそ、ずっ...
全ての始まりは15年前の事件から。 死人に口なしとは言われるが彼女はあくまでも彼の望みの為に行動をしたのに、裏切られたうえに汚名を着せられるなど酷いとしか言い様がないな。 彼もいつか公表しなければという気持ちがあるだけで実際には自分の立場の事ばかり考えてしまっていたからこそ、ずっと心の中に隠していたのだろうな。
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ジゼルを公演すると事件が起きるお話。 テンポよくて面白かった。 バレエの優雅なだけじゃない世界のお話も、こちらとしては新鮮でした。 嫉妬を上手く起爆剤にするとか。 現実では端役も皆自分という主人公を生きているとか。 代役で日の目を見るの『カンパニー』でもそうだったなーとか思い...
ジゼルを公演すると事件が起きるお話。 テンポよくて面白かった。 バレエの優雅なだけじゃない世界のお話も、こちらとしては新鮮でした。 嫉妬を上手く起爆剤にするとか。 現実では端役も皆自分という主人公を生きているとか。 代役で日の目を見るの『カンパニー』でもそうだったなーとか思い出したりしました。
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3連チャン。ほほほ。 バレエのことはよくわからないけど、どの世界でもやっかみとかあるんだろうね。 のし上がるのはいいのだろうけど、それに使う手は考えないとなぁ。 自分たちの手で真実を明らかにして、目標も叶えるってなかなかしたたか。
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2月-14。3.0点。 バレエ団の話。いわく付きの演目、「ジゼル」を公演に。 主人公は準主役、主役は演出家の妻。 以前、ジゼルを演じた後死亡したバレリーナの亡霊が踊っているのを目撃され、その後事件が続く。 2時間ドラマにありそうな話。あっという間に読める。 まあまあです。
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秋吉作品2作目読了。「聖母」がかなり面白かったので注目している作家さん。 題材がバレエなので、雰囲気がきらっきらなのは理解できるが、出てくる人が皆、美男美女で(笑)いささかリアリティに欠ける。 ミステリーとしてもイマイチひねりが足りなかったかな。 でも、雰囲気には酔えた。女子なの...
秋吉作品2作目読了。「聖母」がかなり面白かったので注目している作家さん。 題材がバレエなので、雰囲気がきらっきらなのは理解できるが、出てくる人が皆、美男美女で(笑)いささかリアリティに欠ける。 ミステリーとしてもイマイチひねりが足りなかったかな。 でも、雰囲気には酔えた。女子なので(笑)
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これは一気に読みました。 先が気になって、感情移入もしやすくて… バレエのジゼルは見たこともないし、話もよくは知らなかったけど、小説の中に分かりやすく説明をされていて、本当に読みやすかったです。 バレエと、ミステリー はじめはどんな感じだろうと思って読み始めたけど、 読んでよかっ...
これは一気に読みました。 先が気になって、感情移入もしやすくて… バレエのジゼルは見たこともないし、話もよくは知らなかったけど、小説の中に分かりやすく説明をされていて、本当に読みやすかったです。 バレエと、ミステリー はじめはどんな感じだろうと思って読み始めたけど、 読んでよかった、本当に面白い小説でした。
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主役が亡くなってしまうという悲しい事件を機に15年間封印されてきた演目「ジゼル」を、バレエ団の発展のため再び公演することが決まった。 皆張り切って練習に励む中、亡くなったといわれるバレリーナの亡霊を見たり、主役がまた危ない目に合うなど、不思議なことが次々と起こる。 もしかしたら1...
主役が亡くなってしまうという悲しい事件を機に15年間封印されてきた演目「ジゼル」を、バレエ団の発展のため再び公演することが決まった。 皆張り切って練習に励む中、亡くなったといわれるバレリーナの亡霊を見たり、主役がまた危ない目に合うなど、不思議なことが次々と起こる。 もしかしたら15年前の事件は真実が隠されたままなのではないか?謎に包まれた天涯孤独の若きプリマドンナの正体は? --------------------- バレエには全然詳しくないので、冒頭の新品バレエシューズをメタメタにぶっ潰すシーンからびっくりしましたし、役を獲得することの大変さや、物語人物の解釈、世界のお国柄ゆえのバレエを続ける苦労など、知らないことばかり、、 ジゼルの話に沿う形で話はずんずん進み、やっとたどり着いた真相に納得。皆、日々いろいろなものと戦っているのだ。
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謎解き部分はそこはかとなく予想がついたとこもあり、ミスリーディングもかなり見え見えなとこはあったけど、それでもバレエというコンテンツとミステリ的な部分以外でのストーリー展開の面白さ、キャラの立ち方があって魅力的。一気に読めた。
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