新しい分かり方 の商品レビュー
仕事も含めた日常生活で、同じ思考回路ばかり使っているとそれ以外の思考の存在すら忘れてしまう。「当たり前」だと思っていることに風穴をあけ、違う景色を静かに、お茶目に示してくれる本。
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ピタゴラスイッチ等で知られる佐藤さんの著書。動画ではなく文字でもおもしろい。タイトルにもある通り、ある事象を示してくれて、いろいろな見方や理解の仕方、或いは、わからなさがあるということがわかる。イラストや写真+解説の組み合わせで読んでいて「へー」とは「ほー」ということが沢山あるが...
ピタゴラスイッチ等で知られる佐藤さんの著書。動画ではなく文字でもおもしろい。タイトルにもある通り、ある事象を示してくれて、いろいろな見方や理解の仕方、或いは、わからなさがあるということがわかる。イラストや写真+解説の組み合わせで読んでいて「へー」とは「ほー」ということが沢山あるが、ここに書くのは難しい。「分かる」「伝える」が友達になったような感覚。
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【富岡学生課長】 著者は,あの「ピタゴラスイッチ」の生みの親です。 本を開くと,急に写真やイラストで始まるので「よくわからない本だ?1」と一瞬面食らうかもしれませんが・・・ 人は物をみるときに,目に見えるあらゆるものを勝手に処理して理解しているということに,あらためて気付かされ...
【富岡学生課長】 著者は,あの「ピタゴラスイッチ」の生みの親です。 本を開くと,急に写真やイラストで始まるので「よくわからない本だ?1」と一瞬面食らうかもしれませんが・・・ 人は物をみるときに,目に見えるあらゆるものを勝手に処理して理解しているということに,あらためて気付かされます。 また,こうだと思っていたことが,実は自分の思い込みにより解釈していたこともあったかもしれないと思うと,思わず自分を疑いたくなります。 一方で,見方を変えるとシンプルな事実に気付くこともあり,その事実に気付くことができるかどうかが問われます。 これらの過程を経て、最後には,「『分かる』って,こんなに気持ちいいことなのか。『伝える』って,こんな方法もあったのか。」(帯紙より)ということを実感させてくれる本かと思います。 春休み,ペラペラめっくて,頭も心も柔らかくして,新学年を迎えてください。
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途中を飛ばしても間を埋めて推量する人間の技術について。 最後の死体解剖でのエピソード、違和感のあるものがそこにあることの存在感の話は鮮烈。 切り抜かれた銀杏のフレームの違和感に通じているとのこと。 違和感の演出、気づき、観察が重要。
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挑戦的な著作だと思います。著者により提示されたいくつかの視座の転換には大事な気付きがありました。こういった内容の“1000本ノック”的な本があれば楽しいですね。本書だけでは、私の固まりきった頭は十分には攪拌されません。
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川村元気さんとの対談だったかで佐藤さんはあるものを人にわかりやすく教える、伝えることに喜びを感じてるようだった。(あくまで私の捉え方だけれども) それから佐藤さんの著書からEテレからの活動をみてると面白くわかりやすくなるほどがいっぱい詰まってるものを作り続けてるなぁと思う。この本...
川村元気さんとの対談だったかで佐藤さんはあるものを人にわかりやすく教える、伝えることに喜びを感じてるようだった。(あくまで私の捉え方だけれども) それから佐藤さんの著書からEテレからの活動をみてると面白くわかりやすくなるほどがいっぱい詰まってるものを作り続けてるなぁと思う。この本もそういった作品のひとつ。 エッセイに近い文章で特に思うのはこの方の優しい語口。
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TV番組「ピタゴラスイッチ」の観衆でも有名な著者の人の認識方法について、図や写真、あるいはエッセイを交えて説明している。大人向け「ピタゴラスイッチ」の書籍版といった感じ。私の理解が浅く、「?」の部分もあったが、「なるほど」と思わせられるところが多かった。 後半の随筆で、著者が大学...
TV番組「ピタゴラスイッチ」の観衆でも有名な著者の人の認識方法について、図や写真、あるいはエッセイを交えて説明している。大人向け「ピタゴラスイッチ」の書籍版といった感じ。私の理解が浅く、「?」の部分もあったが、「なるほど」と思わせられるところが多かった。 後半の随筆で、著者が大学時代文系学部にもかかわらず、医学部の解剖実習に参加していた話を読んで、著者の発想の多様性の源泉の一つを垣間見た気がした。
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「ピタゴラスイッチ」や「ポリンキー」のCMなどの佐藤雅彦。…だったんですね!いや、表紙やタイトルからは全然予想してなかった。なんか硬そうな本だなと思っていた。 めくってびっくり、中身はほとんど写真やイラスト、図になっていて、ぱっと開いたページを見れば「分かる」ようなシンプルでいて...
「ピタゴラスイッチ」や「ポリンキー」のCMなどの佐藤雅彦。…だったんですね!いや、表紙やタイトルからは全然予想してなかった。なんか硬そうな本だなと思っていた。 めくってびっくり、中身はほとんど写真やイラスト、図になっていて、ぱっと開いたページを見れば「分かる」ようなシンプルでいてユニークなつくりになっている。 この「分かる」というのがこの本のテーマなのだけど、確かに、確かに「分かる」。 自明であったような、初めて体験するような、少しひねった作品たち。うん、好きだ。
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佐藤雅彦の著書は脳内が心地よく刺激される感じがすごく好きです。 これも、本屋で見かけた瞬間に「読みたい!」と思って衝動買いしましたが、なんとまあ面白いこと。 細かいところはまだ読み途中ですが、この本に「参加してみる」だけでも本当に面白い。手や指を置いて、ページをめくって、透かし...
佐藤雅彦の著書は脳内が心地よく刺激される感じがすごく好きです。 これも、本屋で見かけた瞬間に「読みたい!」と思って衝動買いしましたが、なんとまあ面白いこと。 細かいところはまだ読み途中ですが、この本に「参加してみる」だけでも本当に面白い。手や指を置いて、ページをめくって、透かして見て、本を逆さにして、その後の種明かしに「うわ!ほんとだ!」と思える驚き。 何年か前に、銀座で行われていた「指を置く」展に行ってめちゃくちゃ面白かったのを思い出しました。
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学生時代に佐藤さんの講義をとっていたときから,その独特のものの見方や考え方の整理法に惹かれていた,一読者というよりいちファンとしては,最後の随筆「象嵌」に何か憑き物が落ちるような,佐藤雅彦という考える人の本質につながる何かを感じて,最後の締めくくりがとてもいいなと思いました.
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