生還者 の商品レビュー
登山知識が乏しく、「カラビナ」という専門用語しか分からなかった為、ザイル、ビバーク、アイスアックスとか一つ一つ用具の写真や意味を検索しながら読んだので、時間が掛かりました。どういう展開になるのかドキドキし、一気読みしてしまいました。
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2転3転する展開に夢中になる。 普段は1冊読むのに数日にかけて読むのですが思わず一気読み。 文句なしの星5個評価です!
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山登りに知識、経験が少しでもあれば共感して楽しめたかもしれない。山の描写や装具、なかなか実感もって想像出来なかった。 亡くなった人を思いながら推理して真相に迫っていくのはハラハラして読めた。ラストはまさかのオチがありそれもありかと納得。
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とても面白かった。 ミステリーとしてとてもうまく仕上がっていて読み応え抜群でした。山の怖さ、登山者の心理をうまく描写していて緊張感のある中で一気読みすることができました。多くの伏線が、きれいに回収されていて読後感もとてもよかったです。おすすめですね。
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序盤からあるいくつかの謎がなかなか明らかにならず、それどころか食い違う証言や新たな疑問がどんどん出てきて、とてもやきもきさせられます。 それで嫌な気分になるわけではなく、むしろ読むモチベーションがどんどん上り、最後まで駆け抜けるように読み切ってしまいました。 あとがきに「ルービックキューブのようにおもしろい」とありましたが、それに完全同意ですね。なかなか色が揃わないけれど、終盤はたたみかけるように色が揃っていく様が、クライマックス以降あれよあれよという間に真相が解明されていく展開に似ていると思います。 白馬岳での美月たち女性陣の行動には、ほんとにそんなことを美月がしたのかなぁと少しスッキリしない気がしましたが、それ以外の真相にはただひたすら「なるほど」と溜飲が急降下しまくり。過程が過酷だった分、ラストシーンの4人の姿と彼らの関係に、すごくホッとした気持ちにさせられました。
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なんと素晴らしい冒険小説!冬山の魅力、圧倒的な大自然の力、人間の根源的な弱さ、本音、良心との呵責、いろんなものが赤裸々に描写されて人間らしさとは、をまざまざと見せつけられる作品です!ほんとに圧巻!
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失踪者が面白かったので、同じ山岳ものの生還者を読んでみた。 なんというか、山岳小説に恋愛要素は不要です…といった感想が第一 雪崩に遭ったことによってなぜ兄が死んだのかを追う主人公?と生還者が二人現れたことで事件を追う記者 記者がいちいちうるさくて、山で高瀬さんを追う時に読むのが面倒になってしまった。 失踪者が面白かっただけになんだかなぁという気分
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ヒマラヤで日本人の登山グループが雪崩に巻き込まれる。生還した二人の証言がことごとく異なるなか、遺族のひとりである登山家と週刊誌の記者が真相を追う山岳ミステリー。 富士山登山すら経験のない私には、未知の領域である山の描写が興味深く、臨場感があって疑似体験できた気分。 夏になると、...
ヒマラヤで日本人の登山グループが雪崩に巻き込まれる。生還した二人の証言がことごとく異なるなか、遺族のひとりである登山家と週刊誌の記者が真相を追う山岳ミステリー。 富士山登山すら経験のない私には、未知の領域である山の描写が興味深く、臨場感があって疑似体験できた気分。 夏になると、図書館で目にとまるのは一気に読めるミステリー系の本が多くなり、これもその一冊。『闇に香る嘘』以来の作者だが、安定感のある読みやすさで、もう何冊か読みたくなった。
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図書館で借りた本。山岳ミステリー。雪崩で婚約者を亡くした兄。兄の恋人をずっと好きだった弟。兄と恋人は厳冬期の白馬岳へのツアー登山に参加するが、予想外の天候悪化と新米ガイドの未熟さで遭難。ツアー参加者の男性は自力下山し残してきた女性達の救助依頼をするが雪崩で女性達は死亡。その時ガイ...
図書館で借りた本。山岳ミステリー。雪崩で婚約者を亡くした兄。兄の恋人をずっと好きだった弟。兄と恋人は厳冬期の白馬岳へのツアー登山に参加するが、予想外の天候悪化と新米ガイドの未熟さで遭難。ツアー参加者の男性は自力下山し残してきた女性達の救助依頼をするが雪崩で女性達は死亡。その時ガイドは…という事の発端はここから始まる。月日は流れ、登山を辞めたはずの兄がネパールのカンチェンジュンガに行き、そこで雪崩に巻き込まれ死亡。弟はなぜ兄がまた登山を?そして多くの謎が残るメモや遺品。弟は女性記者と共に真実を突き止める。山好きには面白く読める話かな。
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主人公の兄が雪山で死亡。 その登山隊の関係者2人が救出されるが、証言は正反対のものだった。主人公は兄の死の真相を追求する、とういお話。 雪山なので証拠らしい証拠は何もなく、証言だけがほとんど。その中で真相を追求する難しさが面白かった。 登山の用語が難しくて、調べながら読んだ。 すごくドロドロした人間模様に引き込まれた。前半なかなか真相に近づかないのでモヤモヤするけど、後半は特に面白くて一気読み。ハッピーエンドなので読後感も良くておすすめです。
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