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大魔王のOFF(第1巻) の商品レビュー

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2017/09/17

魔王が登場し、メインを張る作品は世に多い。いさかか、増えすぎてきたかな、と思う時もあるっちゃある それでも、ここまで笑いが止まらなくなった作品は久しぶりだった 魔王が登場する作品で、ここ最近、注目しているのは、週刊少年サンデーの看板作品になりつつある、『魔王城でおやすみ』(熊之股...

魔王が登場し、メインを張る作品は世に多い。いさかか、増えすぎてきたかな、と思う時もあるっちゃある それでも、ここまで笑いが止まらなくなった作品は久しぶりだった 魔王が登場する作品で、ここ最近、注目しているのは、週刊少年サンデーの看板作品になりつつある、『魔王城でおやすみ』(熊之股鍵次)であるのだが、この『大魔王のOFF』も続きが実に待ち遠しい リアルタイムで読んでいないから、ある意味、『魔王城でおやすみ』よりも、(2)への期待値が高いかも。ちなみに、『魔王城でおやすみ』、私は安眠コメディとしても楽しんでいるが、姫さんと魔王様のラブコメとしても楽しんでいる。他の読み手からすると、これは邪道だったりするんだろうか? リイド社っつーと、『ゴルゴ13』のイメージだったけど、こんな面白い作品も揃えているのだな。侮れんなぁ・・・そう言えば、RENA先生の『本橋兄弟』もリイド社刊だっけ 内容は、タイトル通り。『魔王城でおやすみ』に近いっちゃ近いかもしれない。なので、ハマった理由はそこか、と今更ながら思い至った 史上最強の魔王でも、勇者とのバトルばかりの日常の裏では美容を気にし、部下との交流を大事にし、親のお節介に悩まされる、どこにでもいる女性なんだなぁ、と感じた、しみじみに ありきたりっちゃありきたりだが、あえて、誰も描いてこなかった(描けなかった?)話に挑んだ水野先生、さすがだ ふわっとしたストーリーにあった、ゆるっとした絵柄にも好感が持てる。それでいて、おっぱいやお尻と言った箇所には手抜きがなく、唸らざるを得ない コメディタッチなのだが、どこか、真面目な部分もある。私は、咲も描いた通り、ごく普通に可笑しく笑えたが、もしかすると、組織で上に立つ人が読むと、大魔王様の気苦労に共感するのかもしれないなぁ ただ、下の者としちゃ、ラスボスだって、肩から力を抜きたい時があるんだろうけど、きちっとするべき時はきちっとしてよ、と思う。TPOは大事だ どの回も、大魔王さまの醜態や可愛さに頬が緩む。その中でも、個人的に推しなのは、3話目後日談。誰にも近づけない、その苦しみを負っていた鈍鉄騎士(仮名)だけど、無敵の防御力を誇る大魔王さまだけは、彼のスパイクなど苦もしない。自分が抱き締めても傷つけない相手がいてくれる、そんな幸福に浸る彼の表情に、ほっこりした。ちなみに、残りの幹部を、私は獣王、魔帝、女装男子、異次元からの侵略者と呼んでいる この台詞を引用に選んだのは、大魔王様も言っているが、ドライっぷりに唖然としてしまったので。しかし、一理ある。名前が変わろうが、本質は揺るがない。むしろ、揺らぐようじゃ問題だ。外見で騙されず、内容で良し悪しを判断できる人間になろう

Posted byブクログ