その企画、もっと面白くできますよ。 の商品レビュー
面白いを感覚で説明しないこと。何かにたとえてみたり、何かと比較してみたり、様々な方法を駆使して「面白い」をわかりやすく論理的に説明する力というのは、咄嗟に出来るものではなく、日々の鍛錬だと学んだ。99+1=?の考え方ではなく?=100の考え方は360度の角度で物事を見るということ...
面白いを感覚で説明しないこと。何かにたとえてみたり、何かと比較してみたり、様々な方法を駆使して「面白い」をわかりやすく論理的に説明する力というのは、咄嗟に出来るものではなく、日々の鍛錬だと学んだ。99+1=?の考え方ではなく?=100の考え方は360度の角度で物事を見るということ。結論、企画を面白くするにはUI UXを如何に想像できるか、伝える先の相手が抱える問題に対してソリューションに繋がるかまで考察する癖をつけるということが書いてあった。
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面白いことを世に出す人の頭の中を少し覗けたような気持ちになれました。ただの思いつきでは決してなく、それが本当に面白いのかを検証したり、単純なように見えて何重にも工夫が重ねてあったり、どこにでも努力の跡はあるものだなぁと改めて思いました。
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何かのメルマガで推薦されていたので図書館で借りた。文体のチャラさ加減が気になったが内容はしっかりしていた。右脳的なものを左脳で理解するというか、感覚的な提案を理論的に説明する重要性を改めて感じた。 以下メモ。 ●「面白い」=不真面目、不謹慎と捉えられがちで、その結果、この夢のエ...
何かのメルマガで推薦されていたので図書館で借りた。文体のチャラさ加減が気になったが内容はしっかりしていた。右脳的なものを左脳で理解するというか、感覚的な提案を理論的に説明する重要性を改めて感じた。 以下メモ。 ●「面白い」=不真面目、不謹慎と捉えられがちで、その結果、この夢のエネルギーである「面白い」をうまく生かしきれない社会やルール、商習慣が形成されている。 ●しかし「面白い」と思うことに人は興味を持つ。たくさんの人が関わりたいと思ってくれる。協力してくれる。 ●「面白い」はプロジェクトの内側=関係者や協力者を動かすときに有効。そしてプロジェクトの外側=部外者や一般の人々を動かすときにも有効。 ●99+1=◻︎ではなく、◻︎+◻︎=100という頭の使い方。 ●「面白い」=企画力、ではない。企画力・案を通す力・環境を良くする力が三位一体となることが必須。 ●「何をいうか」「どう言うか」は基本中の基本。 ●関西オモロCMの正体は「誰もやらなかったことを誰よりも先にやる精神」「みんなが諦めちゃうことを諦めないで実現しちゃう精神」「その時代に一番目立つことは何かを考え抜く精神」 ●噂が広がりやすいのは?「皆が同じことを知ってるのではなく」「それぞれが違うことを知っていること」各自の情報に差異がある方がその真意を確かめるために情報交換が活発になる。敢えて情報格差をつくる。 ●言いふらしたくなるのは「自分が発見した情報」とか「自分しか知らない情報」。発信する情報と発見させる情報を用意しておく。 ●人は欲求を満たすために行動する。「欲求不満」と「解消の繰り返し」によって動く。 ●大成功と大炎上はすごく話題になるという一番難しいハードルを超えている点は同じ。唯一の違いはネガティブな感情の有無。ネガティブな感情を抱かれないために大切なのは「コントロールすることと、対応することの見極め」。コントロールせず成り行きに任せた場合に起こりうる事態を予め予測し、それに対応する体制と準備を整える。 ●広告屋は、すぐ賛成の人だけ増やそうとするのでうまくいかない。話題になるのは「無関心な人が減ること」。 ●美しいも凄いもかっこいいも楽しいもみんな「面白い」。 ●古いイメージや思い込みをなくすことができれば新しいイメージはすんなり受け入れられる。 ●勉強熱心なAさんとBさんの違い。発想の材料とするのか、検証の材料とするのか。過去の事例をお手本にすると新しい発想は生まれない。すでにやられてしまったアイデアを把握するために勉強する。 ●リアリテイを高めて、ある程度、自分ごと化してもらう前にSNSを絡めてしまうと、広告戦略臭くなってしまい完全にそっぽを向かれてしまう。 ●口コミ、Web、SNSが拡散するのではなく、口コミ、Web、SNSで拡散する。「何が拡散するのか」の中身が大切。 ●リスクを冒してとんでもない面白さを発信する覚悟がなければ低予算でバズらせることはできない。信じられないくらいの驚き、ありえないほどの意外性、抑えきれない感情が原動力となる。バカアホであるほど有効、ネガティブであればあるほど強力。 ●「本当にこんな変わったものを公共の電波でオンエアしてる」という既成事実を作るためにマス広告は必要。 ●立ち小便をやめさせるためのコピーの答えのパターンは「怖れ」「脅迫する」「辱める」「懇願する」のいずれかが多い。立ち小便を止めさせようとする家主の立場。看板を見せる側の気持ちで考えたアイデア。おしっこが漏れそうな相手の気持ちで考えたら「この先にトイレあり」でよい。伝えることと、伝わることは違う。 ●既成概念に縛られないためには広く捉える、そして「都合よく」捉えるのが大切。 ●突っ込むという概念は「100%肯定してるわけではない」「むしろ否定しているニュアンスの方が強い」「でも根底の部分では好意を持っている」その余地を残しているか。 ●楽しい仕事は、楽じゃない。
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「アイスの実」の「江口愛実」キャンペーンや、グリコを始めいろいろな広告コミュニケーションの仕掛け人が「面白くする」ということはどういうことか説く。コミュニケーションの企画を考える、良い企画にする参考になる。
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