月光のスティグマ の商品レビュー
It is a book that led to the reading of Nakayama Shichiri's work.
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2つの大震災とアルジェリアでのテロという、途轍もなく恐ろしい経験を共にする幼馴染の2人を描くにあたり、最期の結末が他になかったのかと思う。 ミステリーのしてのストーリー展開は先が想像できる部分が多く、中山氏にしては捻り不足の感がある。 でも、主人公 淳平の優しい強さと嫉妬心、職業...
2つの大震災とアルジェリアでのテロという、途轍もなく恐ろしい経験を共にする幼馴染の2人を描くにあたり、最期の結末が他になかったのかと思う。 ミステリーのしてのストーリー展開は先が想像できる部分が多く、中山氏にしては捻り不足の感がある。 でも、主人公 淳平の優しい強さと嫉妬心、職業意識と愛情の狭間で揺れ動く心の動きなどは人間の感情をとても率直に表現しており、自分でも同じような反応をするのではないかと思える部分も多かった。
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阪神・淡路大震災、東日本大地震、イスラムテロと何だか色々と詰め込まれた感じ。 官能的なシーンもあり、いつもの作風とは一味違う今作。 作者が得意などんでん返しを期待して読むと、ちょっとガッカリするかも。 他の方のレビューを読むと酷評が多いなぁといった感じがしますが、 私はこれはこ...
阪神・淡路大震災、東日本大地震、イスラムテロと何だか色々と詰め込まれた感じ。 官能的なシーンもあり、いつもの作風とは一味違う今作。 作者が得意などんでん返しを期待して読むと、ちょっとガッカリするかも。 他の方のレビューを読むと酷評が多いなぁといった感じがしますが、 私はこれはこれでありだと思います。
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幼馴染みの美人双子、麻衣と優衣。そして、いたって普通の自分、純平。 仲の良い3人のはずだった。あの夜、双子のどちらかが、兄の省吾を殺すのを目撃するまでは... そして、阪神淡路大震災が、純平達の運命を大きく変える。 長じて、再開する優衣と純平。 しかし、ある事案を追っていた特...
幼馴染みの美人双子、麻衣と優衣。そして、いたって普通の自分、純平。 仲の良い3人のはずだった。あの夜、双子のどちらかが、兄の省吾を殺すのを目撃するまでは... そして、阪神淡路大震災が、純平達の運命を大きく変える。 長じて、再開する優衣と純平。 しかし、ある事案を追っていた特捜検事の純平は、おおいな疑念に苛まれていた。 今、目の前いる彼女は、優衣なのか。そしてあの夜、兄を殺したのは麻衣なのか... やがて、異国の地で味わう悲しい結末。 最後、切ない思いでいっぱいになりました。
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あまりにストーリーが飛躍しすぎで何度も鼻白んでしまった。極めつけはテロの最中に海外潜入捜査をするというもの。いくらなんでもありえない。フィクションとはいえ付いていけなかった。お約束のはずの大どんでんも今回はなぜかない。路線変更か。最後まで何のひっかりもなくスルっとフェイドアウト。...
あまりにストーリーが飛躍しすぎで何度も鼻白んでしまった。極めつけはテロの最中に海外潜入捜査をするというもの。いくらなんでもありえない。フィクションとはいえ付いていけなかった。お約束のはずの大どんでんも今回はなぜかない。路線変更か。最後まで何のひっかりもなくスルっとフェイドアウト。激しく物足りなかった。官能小説を思わせる装釘も違和感に拍車をかける。普通におもしろいが、中山作品にしては珍しく期待外れ。
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ミステリ かかった時間120分 中山七里。幼女暴行未遂、殺人事件、阪神大震災、裏金、東北大震災、アフリカでのテロなど、盛りだくさんでお腹いっぱいな割に内容がない。 中山七里の小説(グロテスクじゃないやつ)はもともとひとつひとつの事件にあまり意味はなく、どちらかというと人物や人...
ミステリ かかった時間120分 中山七里。幼女暴行未遂、殺人事件、阪神大震災、裏金、東北大震災、アフリカでのテロなど、盛りだくさんでお腹いっぱいな割に内容がない。 中山七里の小説(グロテスクじゃないやつ)はもともとひとつひとつの事件にあまり意味はなく、どちらかというと人物や人物関係を読ませるイメージだが、ちょっとひどいなあ…笑
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本町の本屋で、「青春・震災・テロ・陰謀・ロマンス…てんこもり!」というポップに惹かれて購入。 確かにてんこもりだった。最初から最後まで激しい展開で楽しめた。
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いや‥私、たまたま阪神淡路大震災も東日本大震災も経験してるけど、そのどっちにもシリアスなダメージ負ってないけど! こんなに詳細に書いちゃって、大丈夫なのか、、手にとって後悔する読者もいそうなんだが。 どうしても両震災の細かな描写が「必要」だったとは思えないので、星2つ。お話とし...
いや‥私、たまたま阪神淡路大震災も東日本大震災も経験してるけど、そのどっちにもシリアスなダメージ負ってないけど! こんなに詳細に書いちゃって、大丈夫なのか、、手にとって後悔する読者もいそうなんだが。 どうしても両震災の細かな描写が「必要」だったとは思えないので、星2つ。お話としては可もなく不可もなく。(2018.5.14読了)
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中山さんの小説は何冊も読んでいるが、「七里」って名前なので女性作家だとばかり思っていた。 このお話は双子姉妹と主人公淳平は幼馴染だったが、成長して再会し、、、というお話。双子のうちのどちらかが自分の兄を殺したかもしれないのだ。なかなか面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2018年10冊目。 久しぶりの中山七里作品。 期待し過ぎたせいか、それほどでもなかったかなー。阪神・淡路大震災、東日本大震災、援交、海外テロ、政権交代...などなど要素が盛りだくさん過ぎたせいか。 あとは後半になるに連れて展開が読めてしまって、尻すぼみしてしまったのが残念。 好きな作家さんではあるけど、めっちゃ面白い作品とちょっとなーっていう作品の落差が激しい気がする。まぁ好みの問題かもだけど、渡瀬や犬養が出てくるシリーズ、御子柴弁護士のシリーズ、岬洋介シリーズはどれも面白くて好き。
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