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往復書簡 初恋と不倫 の商品レビュー

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135件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

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2024/08/03

「君がいてもいなくても、日常の中でいつも君が好きでした。」 「出したくない元気は出さなくていいと思いますよ。人生は竹内まりやさんが思うよりは悪いものです。」 面白かった……往復書簡なので手紙の文面しかないけれど、その後ろにある状況や心情の切迫感が痛々しいほど伝わってきます。 坂...

「君がいてもいなくても、日常の中でいつも君が好きでした。」 「出したくない元気は出さなくていいと思いますよ。人生は竹内まりやさんが思うよりは悪いものです。」 面白かった……往復書簡なので手紙の文面しかないけれど、その後ろにある状況や心情の切迫感が痛々しいほど伝わってきます。 坂元裕二さんっぽい、「この妙なやり取り要るのかなぁ?」みたいなのも楽しいし、ドキッとする言葉もあるし展開はシリアス。文章でもこうなのはすごい。 2話目、ヒトヅマとヒトオットなので、色々な同じ場所に別々に行ってるのが面白かった。同じ日にズーラシアと上野動物園へ行く、とか。 どちらの出来事も、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかわからないのもよかった。どちらとも取れる。 舞台化してたのか。酒井若菜✕高橋一生ペア!と思いました。満島真之介✕倉科カナと風間俊介✕臼田あさ美もいいな…風間・臼田ペアはカラシニコフのほうも観たいです。

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2024/07/03

すき。 さらっと読めた。 坂元裕二ってかんじ。ギャグ?ボケ?遊び心のセンスが良い。 ドラマで観たいな あー、でも手紙だから文面がいいか

Posted byブクログ

2024/06/13

なんかざわざわっとする感じがしながら一瞬で読み終わってしまった。 不帰の初恋、海老名SAに関しては、相手を本当に好きなのではなく、恋をしてる自分に酔ってる気がして共感性羞恥的なものを感じつつ、書いてある文が刺さるところもあって、不思議と読み進めてしまった。

Posted byブクログ

2024/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

往復書簡というタイトルの通り、2人の間の文通やメールの内容をベースに物語が進んでいく。 だからこそやり取りの内容が生々しく、そこに魅力があるのかもしれない。 話は「不帰の初恋、海老名SA」、「カラシニコフ不倫海峡」の2つに別れており、あまり長くもないので読みやすい。80ページずつの、全体で160ページと少し。 久々に文学に触れてみたが、やはり映像では感じられない部分が多くあると感じた。 一般的には音楽や映像がある方が情報量が多く、鮮明に伝えられるかと思われがちだが、文章だからこそ感じられる部分、語彙の綺麗さは確かにあるのだと実感した。 個人的には、特に1部の海老名SAの話が好きだった。 自分の好きな文章をここに書き留めておく。 「自分の悲しみを相手に伝えるのは暴力の1つである」 「手を握ることはできた。だけど大切なことは、握ることじゃなく、放さずにいることだった。」 特に74ページの下記の箇所の文が印象強かった。 「わたしの初恋はどうなったか。わたしの初恋は、わたしの日常になりました。例えば長めで急めな階段を降りる時。例えば切手なんかを真っ直ぐ貼らなきゃいけない時。例えば夜寝る前、最後の灯りを消す時。日常の中のそんな時、玉埜くんと繋いだ手を感じているのです。あの日バスに乗った時も君の手を感じていました。支えのようにして。お守りのようにして。君がいてもいなくても、日常の中でいつも君が好きでした。」 自分の悩みや悲しみを相手に伝えるのが、相手を傷つけることにもなり得ること。 一定の関係を築くことも大事だが、それ以上にその関係を維持し継続させることの重要性。 初恋の人との思い出が、いつの間にか日常に溶けて随所で感じるようになること。 初恋とあるが、これは恋愛だけで無く、人として好きになった相手との思い出も同じことが言えると感じた。

Posted byブクログ

2024/05/06

相変わらず、なんだかこんな設定あるのかよ、いやあるかもしれないと思う坂元イズム 連休中日、夕方ビール飲みながら読み始めたら、心地悪さのあまり、かなり飲んだ(笑) かなり特殊な初恋と不倫 本当に相手の事が好きかと言われるとそうでもなく、しかし介入しがちな2人の行方は。

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2024/03/29

期待しすぎたのはある、 だけど、坂本裕二さんの言葉がだあいすき。 悲しいことや辛いことを話すと、聞いている側を傷つけてしまうのかもなぁ。

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2024/03/20

2組の男女の往復書簡。 全く接点のない2組と思いきや、読み進めていくと1つの共通点で繋がるという面白さ。 クスッと笑いながらも切ないストーリー。 坂本裕二さん、やはり大好きです。

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2024/02/19

ざわざわするような不思議なふたつのお話。 直接ではなくメールや手紙で話しかけ合うふたり同士の物語。 行間のある言葉たちは、静かなのに生々しく生きている気がして、一瞬で読み終わってしまった。

Posted byブクログ

2024/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初恋の相手とは、一生会えないほうがいいんだろうなと思った。 会話の節々に坂本祐二を感じた。 ルアがバレリーナにときめいてたっていうのがなんかとても好きでした。 床直ごろごろみたいなユーモアも好き。 もっと自分が大人になってから読み返したいです。 p90 ヒカリエはわたしの中で光っていません。わたしの中でカゲリエです。

Posted byブクログ

2024/01/04

流石の出来です。坂元さんのある種外れ物感のある登場人物と会話回しはまさにこの人にしかないものです。ドラマなどで好きになられた方には是非気楽な気持ちで手に取って欲しい。

Posted byブクログ