昭和珍道具図鑑 の商品レビュー
大正時代から昭和の高度成長期にかけて販売された道具類の紹介。 今から思えば珍妙な道具も、販売された当時は真剣に考え、必要とされる中で生まれてきた便利な道具。中には、販売された当時から既に役に立たないと言うか、無理があるだろうと言う品もありますが。 時代の流れを感じつつ、電気に頼り...
大正時代から昭和の高度成長期にかけて販売された道具類の紹介。 今から思えば珍妙な道具も、販売された当時は真剣に考え、必要とされる中で生まれてきた便利な道具。中には、販売された当時から既に役に立たないと言うか、無理があるだろうと言う品もありますが。 時代の流れを感じつつ、電気に頼りすぎている今の生活に思うこともある。
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大正から高度成長期の時代に考案or商品化された、珍道具類を、 通信販売のカタログ風に並べ、紹介している。 確かに、現代人から見たら“珍道具”の数々。 しかし、この本の意図はそれではない。 火を熾す苦労、戦時中と戦後すぐのの物資不足、 高価な電化製品・・・その他諸々の事情がある中で...
大正から高度成長期の時代に考案or商品化された、珍道具類を、 通信販売のカタログ風に並べ、紹介している。 確かに、現代人から見たら“珍道具”の数々。 しかし、この本の意図はそれではない。 火を熾す苦労、戦時中と戦後すぐのの物資不足、 高価な電化製品・・・その他諸々の事情がある中で、 冷たい水仕事や暑いときにモノを冷やすこと、 保温、靴下接ぎ等の、大変さを軽減したいという欲求が あり、それに応えようとする製品化が、 如何になされたかという生活の変遷の紹介なのです。 非電化、太陽光エネルギーの活用、パワースーツなど、 現代にも繋がる発想があったことにも驚きました。 まさに、必要は発明の母!
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手仕事が生活を作っていた昭和初期。 人々は様々な工夫を凝らして、何とかして楽に出来ないものか、と考えていた。 この本にはそんな工夫の結晶の数々が紹介されていて面白い。 今で言えば、子供の発明工夫展に出されるようなものも多く見られるが、当時は必至だったのだろうと思うと少し愛おしい。
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