消えてなくなっても の商品レビュー
何とも不思議な読後感。 いわゆるスピリチュアルなお話が主体だが、 主人公の葛藤や焦燥など、心象描写が細かくて とてもリアリスティック。 が、物語の大半はゆったりとした時の流れの中で 少しずつ癒されていく主人公たちが描かれる。 その中で、要所要所にクサビのように打ち込まれる 「こ...
何とも不思議な読後感。 いわゆるスピリチュアルなお話が主体だが、 主人公の葛藤や焦燥など、心象描写が細かくて とてもリアリスティック。 が、物語の大半はゆったりとした時の流れの中で 少しずつ癒されていく主人公たちが描かれる。 その中で、要所要所にクサビのように打ち込まれる 「この世のものならぬ」恐怖の体験。 終盤になると、え、そう来るか? という展開の後、さらに「そういうことだったのか」と 驚かされ、また納得させられる。 文庫版の巻末に収録された 「本来なら連載作品になるはずだった」 節子の幼少期の話は、 ぜひ続きを読んでみたいものである(^ ^
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
心の病を抱える青年がなんでも治せる整体院の噂を聞き、そこで治療のために療養する話。 話自体はのんびりしてるし、妖怪が出てきたりしていい感じなんだけど、最後のネタで、今までの話と矛盾するところが多々あり白けてしまった。 ちょっと最後がもったいなかったなあ
Posted by
- 1
- 2