京都西陣なごみ植物店 の商品レビュー
からくさ図書館で好きになった作家さん。 おばんざいシリーズは未読ですけど、植物と京都。どっちも大好きです!というわけでこちらを手に取りました。 と言いつつ、実店舗には2巻からしか置いていなくて、でもどうしてもそのとき買って読みたかったのでそうしたため、読んだのが前後しちゃいました...
からくさ図書館で好きになった作家さん。 おばんざいシリーズは未読ですけど、植物と京都。どっちも大好きです!というわけでこちらを手に取りました。 と言いつつ、実店舗には2巻からしか置いていなくて、でもどうしてもそのとき買って読みたかったのでそうしたため、読んだのが前後しちゃいました。 連作でありながら短編集なので、前後しても問題なかったです。 さて、神苗くんが京都府立植物園へ赴任してるところから物語は始まります。お互い一目惚れかYO!と思わなくもないのですが、恋愛要素は薄めで、植物についての知識が深まるところが良いです。 3話めの「さそり座の星」 これは、その花のことをわたしが知っていたので、すぐにピンと来ちゃった。 さそり座のアンタレス。奇しくもわたしが実体験でこの花のことを知ったのと同時期にアンタレスの話もしたような気がして、そしてそれが少し苦い想い出でしたので、今回の話で、個人的に昇華された気がしました。 6話「桜に秘める」 この中にちらと出てきた、国語の教科書に載っていた随筆というのを、わたしも覚えていました。子どものころの思い出はほとんどないのですが、たぶん当時のわたしはこの随筆が好きだったんだと思います。教科書に抜粋掲載されたものを今でも覚えているのですから。 「紫式部の白いバラ」は例外ですが、どのお話もほんわかと小さなハッピーエンドで締めくくられていて、安心して読めます。 花弥お姉ちゃんがいい味だしてます。さすが京おんな。おそるべし。
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逆さまに咲くチューリップ、 織田信長のスイーツ、 紫式部の白いバラ、 蛍の集まる草、などなど 京都の植物店の奥にある「植物の探偵」とは? 色々持ち込まれる植物に関する依頼(難題?)を、鮮やかに解き明かします。 文体も柔らかく、ほんのりとしたミステリー。 読むと、ほっこり癒され...
逆さまに咲くチューリップ、 織田信長のスイーツ、 紫式部の白いバラ、 蛍の集まる草、などなど 京都の植物店の奥にある「植物の探偵」とは? 色々持ち込まれる植物に関する依頼(難題?)を、鮮やかに解き明かします。 文体も柔らかく、ほんのりとしたミステリー。 読むと、ほっこり癒されます。 良書。
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今度の探偵は花屋さん。 助手?は植物園の職員。 植物にまつわる謎なので、謎もどこかほのぼのしてるものが多くて安心て読める。 ま、主役の2人のキャラは、もうちょっとしっかりしてほしい気もするけど。 2巻も手元にあるので、あまり時間をおかずに読もう。
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借りるたびに読みむ時間が取れず、3回目でやっと読むことが出来ました。 とく謎が植物関連で、怪我人死人も出なくて こんな感じの軽い推理小説気に入りました。 逆さまのチュリップ 信長公のスイーツ さそり座の星 紫式部の白いバラ 蛍の集まる草 桜に秘める
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京都植物園の職員とその近くの植物店の女性を主人公に、植物と歴史、京都の文化、短歌土地柄をからめて、登場する植物を究明していく短編連作ライトミステリー。 それぞれの作品で植物をテーマにしながら、文化、歴史等とからめてストーリーを展開していく凝ったつくりになっている。ライトノベルの範...
京都植物園の職員とその近くの植物店の女性を主人公に、植物と歴史、京都の文化、短歌土地柄をからめて、登場する植物を究明していく短編連作ライトミステリー。 それぞれの作品で植物をテーマにしながら、文化、歴史等とからめてストーリーを展開していく凝ったつくりになっている。ライトノベルの範疇なのだろうか、なかなか読み応えのある作品だ。 また著者が「塔」短歌会のメンバーであったこともあり、作品中の「紫式部の白いバラ」は短歌を題材に深みのある作品になっている。
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さらっと読了。 知らなかった植物について知ることができたのはよかったです。 非常に読みやすいし、幅広い知識をお持ちの作者さんは毎回、物語を通していろんなことを教えてくださるのですが、 『からくさ図書館』もこの本も、恋愛に関する描写だけがちょっと不自然?でそこが気になります。
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植物に関する謎を解く植物探偵。蘊蓄くさくなく面白かった。本筋とは関係ないけど、植物探偵が作るチャレンジメニュー(トマトと干しあんずの味噌汁とか)が気になる。
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植物の探偵って!と謎に思い、お話が全然想像できなかったけど、なるほどねー。 謎もやり過ぎない感じだし、ご都合主義なところがないのもよかった。 京都府立植物園、行ったことなかったけど、この本のおかげで興味が湧いた。
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