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マンガでわかる「日本絵画」の見かた の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2017/09/22

本物をそのまま本物そっくりに描くだけでなく 何かしたくなっちゃう 目に見えないものをつい描きたくなっちゃう そのくせ 簡素にするのも得意 書き込みよりも デフォルメ好き 日本人らしい絵画のあり方が良くわかります

Posted byブクログ

2017/08/08

西洋絵画も流れと意味がわかると楽しさが増すが、日本絵画も同じ。 飛鳥時代から第二次世界大戦まで、時間も長く、取りあげられている作品が多いのでかなり駆け足で(大学の教養の講義なら1年は費やすところだと思うが)紹介。それでも日本画の変化、画家の特徴がざっと把握できた。 寄進している...

西洋絵画も流れと意味がわかると楽しさが増すが、日本絵画も同じ。 飛鳥時代から第二次世界大戦まで、時間も長く、取りあげられている作品が多いのでかなり駆け足で(大学の教養の講義なら1年は費やすところだと思うが)紹介。それでも日本画の変化、画家の特徴がざっと把握できた。 寄進しているから自分たちは地獄に落ちないと、貴族が責めさいなまれる庶民の姿を描かせた「地獄草紙」、上手いのか下手なのかよくわからないが迫力のある「日月山水図屏風」、明らかに下手な「おようのあま絵巻」も楽しいが、東西狩野派の対立や、本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳の「三大トレンドリーダー」が出てくる江戸時代からが、やはり面白い。作家性が際立ってくるし、プロデューサーも出てきて、役者がそろった感じ。 好き嫌いは別にして琳派や応挙、若冲、北斎、広重というのはすごい。特に北斎、広重の構図は、西洋の画家が驚くのも当然だと思う。今では写真やイラスト含め焦点の合ったアップのモチーフが見切れているのは、当たり前になっているが、出たばかりの頃の衝撃はいかばかりであったろう。 明治以降、西洋絵画も知った画家たちが模索するさまも(本人たちは大変だっただろうが)面白い。 一番実物を見てみたいと思ったのは速水御舟の「京の舞妓」。確かに不気味。ここまで描き込まなくても…というくらい細かく描いていて、布地の質感まで伝わる。畳の目もすべてひとつひとつ描いている。横山大観が「見当違いの努力」と言ったのも納得してしまうが、尋常ならざるその(偏執狂的な)細かさは、実際見たらすごいだろうと思う。トーハク行かなきゃ。 個人的には岸田劉生の麗子さんがほんとはどんな顏で、どんな大人になったのか、自分の描かれた絵を見てどう思ったかが気になるなあ。

Posted byブクログ

2017/07/30

俵屋宗達の「鶴図下絵和歌巻」、丸山応挙「雪松図屏風」、 葛飾北斎「富嶽三十六景」、歌川広重「東海道五十三次」、 川瀬巴水「東京二十景」、菱田春草「落葉」、 が好きかな。 北斎と広重では、広重派かな。

Posted byブクログ