1,800円以上の注文で送料無料

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 の商品レビュー

3.6

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    36

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2023/03/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

答えのない事項を考えることの多いわたしにとって、まるで肯定の意を示してもらっているかのような感覚に陥る著作だった。 〈目薬〉は今まで本当に多くの方々からいただいていると気付かされた。気付かさせていただいたことに感謝したい。

Posted byブクログ

2023/03/13

今まで仕事をしていて、わからなさに直面することが多々あり、直感的に「自分がその状況にどれだけ耐えられるか?」が大事なのだろうとは思っていたが、それがネガティブ・ケイパビリティであることを本書を通じて知った。 ただ、自分が耐えようと意識しても、相手が耐えられるとは限らない。耐えるた...

今まで仕事をしていて、わからなさに直面することが多々あり、直感的に「自分がその状況にどれだけ耐えられるか?」が大事なのだろうとは思っていたが、それがネガティブ・ケイパビリティであることを本書を通じて知った。 ただ、自分が耐えようと意識しても、相手が耐えられるとは限らない。耐えるためには寛容さが求められる。ウィニコットのホールディングも耐え続けることに違いないが、誰かがそこに一緒にいることに意味がある。目の前の人を何とかしようとして知識等を総動員することを、ビオンは「記憶なく、欲望なく、理解なく」という言葉で戒めている。 もう少し臨床的な内容を期待していたが、どちらかと言えば作家としての筆者の側面が強すぎたように思われる。筆者は森田療法の本も書いているので、次はそちらを手に取ってみたい。

Posted byブクログ

2023/03/06

ネガティヴ・ケイパビリティの概念を知るために読んでみた。まだ何となくの理解度だが、シェイクスピアや紫式部の著作のメタファーは実に興味深い。

Posted byブクログ

2023/02/27

どうしようも解決出来ない問題がある人生。ずっと、どうすればどうすればと悶々としていたが、こういう考え方があるのかと納得させられた。いつまで経っても問題解決出来ないのは努力が足りない、駄目な人間と思っていたので。

Posted byブクログ

2023/02/26

インスタか何かで一瞬表紙が紹介されて、キーワードを慌てて書き留め、買いに行った一冊。 私には前半だけで十分。読んでよかった。

Posted byブクログ

2023/02/25

ネガティブケイパビリティというのは早急な結論や過激な意見に飛び付かず急がず、焦らず耐えていく力です。歴史的な説明が長かった。教育や医療におけるネガティブケイパビリティにまで話が及んで自分にはついて行けなかった。

Posted byブクログ

2023/02/23

ネガティブケイパビリティが役立った場面の具体的なケースの説明が多すぎて、本質的なネガティブケイパビリティの説明が弱いように感じた。 書くことなくなったか?

Posted byブクログ

2023/02/23

著者が「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」と定義するネガティブ・ケイパビリティという力は興味深い。 現代はあらゆることに対して素早く芯を捉え、答えを出していくことを求められる。 そんな中で、立ち止まってありのままを受け入れることで見える世界というのは...

著者が「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」と定義するネガティブ・ケイパビリティという力は興味深い。 現代はあらゆることに対して素早く芯を捉え、答えを出していくことを求められる。 そんな中で、立ち止まってありのままを受け入れることで見える世界というのは確かにあるのだろうと思う。 そういった概念を教えてくれたという点では非常に良い学びがあった。 しかし、引用やキーツ、ビオンなどの人生についての紙幅が多く、ページ数に対しての内容の薄さはどうしても気になる。 著者の主観的な部分や、その考えに至った経緯、事例などはたしかに興味深いものの、もっとネガティブ・ケイパビリティという概念そのものを掘り下げてほしかったという印象が残る。

Posted byブクログ

2023/02/20

ネガティヴ・ケイパビリティそのもの、白黒つけずに目標達成までのらくらやり過ごす内容だが、人間関係や理不尽なことに苦しめられている私には、必要な能力。どうやって身につけられるか?それもハイこうですという答えはないよというのが、この本の回答。

Posted byブクログ

2023/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

急がず、焦らず、耐えていく力 ネガティブ・ケイパビリティ 問題解決型の教育で育ってきて、 仕事もマニュアル・手順型で だんだんとそういうのに違和感を感じてる中よんで、腑に落ちた本。 芸術家が芸術家に発見した力なのは驚いた。 源氏物語の説明はちょっと長く感じた。 本にでてくる事例は、戦争や病と直面してる問題がかなりハードなもの。 わたしの日常のネガティブ・ケイパビリティってなんだろうな。 キーツの、シェイクスピアの人生や作品から、相反する2つの視線が含まれるところはすごく伝わってきた。 イマイチ、ネガティブ・ケイパビリティの説明と、事例のつなぎに すっと理解が及ばずだったので、折に触れてこの考え方にふれたり考えたいなと思う

Posted byブクログ