まかない君(5) の商品レビュー
うーん、中々、ドラマ化もアニメ化も、帯に書かれん 個人的に『パパと親父のうちご飯』、『どんぶり委員長』と同じく、映像化してほしい食系の漫画なんだけどなぁ、今イチ、注目度が低いのか? でも、不思議なもんで、こうやって、多くに注目されてない漫画の方が、面白いと感じるんだよなぁ、私 人...
うーん、中々、ドラマ化もアニメ化も、帯に書かれん 個人的に『パパと親父のうちご飯』、『どんぶり委員長』と同じく、映像化してほしい食系の漫画なんだけどなぁ、今イチ、注目度が低いのか? でも、不思議なもんで、こうやって、多くに注目されてない漫画の方が、面白いと感じるんだよなぁ、私 人気作も面白いと感じるんだけど、感想を書きたいって衝動が湧き上がってくる作品は、大抵、まだまだ注目が集まりすぎていない漫画だったりする 果たして、これはどっちなのか・・・漫画の良し悪しを判断する目がないのか、それとも、これから来る漫画を既に見抜いているのか・・・・・・できりゃ、後者であってほしいが ともあれ、(6)は、ドラマかアニメ、どちらかが決定する事を祈ろう しかし、祈っているだけで映像化が決定したら苦労はしない ファンを気取るなら、その可能性が少しでも上がる感想を書くべきだろう この『まかない君』の、一番の魅力は、何と言っても、主人公・浩平が同居する女子らの胃袋を満たすために作る料理だろう 調理のスキルもさることながら、旬の食材を使うってトコも好印象を抱ける 正直なトコ、画力が高いって訳じゃないけど、その上手すぎない絵柄が、かけがえのない日常、そんな平凡な特別感を引き上げてくれている、と確信している、私は また、食事中に展開する、浩平らの真偽が飛び交う雑談、ハイセンスな言葉戯びも、新刊を楽しみにする理由の一つだ このテンポの良い会話に、活きた声を吹き込んでほしいんだよなぁ 浩平らの会話には、西川先生が名作をジャンルに拘らず、片っ端から自分の作品の糧にしている事が覗える 嘘は良くないけど、こういう小洒落たジョークってのは、普段から如何に語彙や情報を増やしているか、で質が左右されるので、個人的にはレベルの高いジョークは笑って許せる また、浩平と正ヒロイン?たる弥生の距離感にも、スッとした甘酸っぱさがある 友達としての垣根はとっくに跳び越え、従妹としてもグイグイ来すぎ、けど、恋人のようだ、と言えるほどでもない。最早、嫁って感じでもない。そんな形容しがたい男女の関係で、読み手をこうも翻弄する西川先生、悪い御方だ(笑) どの回もお腹が減ってくること確実。その中でも、肉食系な私としちゃ、第39話「Same as usual」を推したいな。鮫の肉ってのは、人によっちゃ、「え?!」と思う魚肉らしいが、私は抵抗が無い。下処理が上手にしてある鮫肉は、本当に美味しい。それを確固とした調理法で、もっと美味しくしたら、「小癪な」と言ってしまうくらいのモノになる。その興奮は冷めやらぬ・・・うーん、やっぱ、西川先生の人を食ってる言葉戯びには、不覚ながら及ばないなぁ この台詞を引用に選んだのは、妙な説得力があったので。弥生くらいの美少女だから、これは許されるのだろうなァ
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シンプルな線の絵柄に、こみいってないことをこみいらせる日常会話。そのバランスが癖になりそう。鮫を食材にしたり、季節感を大切にしたり、レシピとしてもかなり斬新。もっと話題になっていいフードマンガだと思うんだけどなー。池波正太郎ファンにも。
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