ぼくが死んだ日 の商品レビュー
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TLでなんとなく評判を見た+甲田学人の新刊読んでホラーを読みたい気持ちが高まっていた結果、手を出した本。 若くして死んだ人々、それもミステリ的、ホラー的、あるいはSF的な死を迎えた者たちの、死に様を描いていく連作短編。 要望には十分応えてくれた。登場人物が割りと気持ちいい人物が多い+何かに立ち向かい、時には勝つエンドも多いので、後味が悪くないのも特徴か。エドガーの話とかは別だけど。
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不幸にして十代で死んでしまった子供たちの幽霊が、自分たちが死ぬに至った物語を順に語っていく連作ホラー。リアルに恐ろしく悲しいものや、どこかしらシュールながらやはり恐ろしいものや、さまざまなテイストが楽しめます。そしてその物語を聞き続ける少年マイクがいったいどうなってしまうのか、と...
不幸にして十代で死んでしまった子供たちの幽霊が、自分たちが死ぬに至った物語を順に語っていく連作ホラー。リアルに恐ろしく悲しいものや、どこかしらシュールながらやはり恐ろしいものや、さまざまなテイストが楽しめます。そしてその物語を聞き続ける少年マイクがいったいどうなってしまうのか、というところも読みどころです。 さまざまな怪奇小説の要素がたっぷり含まれているのもまた読みどころです。「サルの手」なんかはあまりにわかりやすいけれど。それ以外にも、ホラー好きならぐぐっと引き込まれるガジェットがいっぱいでした。 お気に入りは「ジーナ」。これが一番やるせなくてつらいなあ。リアリティという意味ではもっとも恐ろしく感じた一作でもありました。逆に「デヴィッド」は、現実感がなさ過ぎてシュールで、でもだからこそ実際に起こったら恐ろしいだろうなあ、という物語。あんな死に方は嫌だ。
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怖い。ホラーは読みやすいほどに怖いと思うのだけど、作者は児童向けの物語も書いていると知ってなるほどなーと思いました。 ラストでスコットが綺麗にまとめた感あるけど、エドガーだけは…モンスターはどっちかっていうと… あ、マイク死ななくて良かったね!
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読み始めて七ページで鳥肌立った。 子供の幽霊が、自分たちが死んだときのことを語る話。九人分の話と、プロローグ、エピローグ的なもの。さっくり読める。訳文も読みやすかったし。 怪談なんだけど、現実寄りというよりはファンタジィ寄りな怪談。ホラーマンガのコミック雑誌あるじゃん。あんな感じに似てるなって思った。死因が現実的なもの(焼死とか圧死とか)もあるんだけど、モンスターやゴーストが普通(?)に出てくるので、そこを踏まえたうえでそれを楽しめるひとには全力でお勧めします。面白かったんだよ、一気に読んじゃうくらいには! 本当は最後、マイクも死んじゃうのかなって思ってたんだけど、救いのある方向で良かったのかもね。好みだけで語れば、マイクも実は死んでてその墓地の仲間入りをして、次に話を聞いてくれるひとがくるまで順番待ちをしなきゃいけなくなってた、っていうオチだったらよかったのにとは思った。 最後さぁ、子どもたちは話を聞いてもらえて成仏できたってことでいいのかな。成仏って言い方はしないんだろうけど。リリーはコリンに会えたみたいだし。ただでもそしたら、キャロルアンはどうなるの。毎年誰かを墓地に連れてくるって言うけど、キャロルアンはずっと成仏できないままじゃね? かわいそうじゃね? 話のなかではエヴリンのやつが一番好き。兄弟ネタに相変わらず弱い。 抜粋はエヴリンより。 わたしたちは別々にこの世界にやってきた。 でも、去るときはいっしょだった。 この話、最後、ブランチが現れるところがすごい好き。
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可愛らしいさかたきよこさんの表紙画とゴーストストーリー!ということで即買い。怪奇小説へのオマージュあり、19世紀から20世紀のシカゴの歴史にもなぞられていたりと様々な時代のゴーストストーリーが楽しめました。良い意味で予想を裏切られたのは、クラシカルな怪奇ものばかりだろうと思いきや...
可愛らしいさかたきよこさんの表紙画とゴーストストーリー!ということで即買い。怪奇小説へのオマージュあり、19世紀から20世紀のシカゴの歴史にもなぞられていたりと様々な時代のゴーストストーリーが楽しめました。良い意味で予想を裏切られたのは、クラシカルな怪奇ものばかりだろうと思いきや、とても魅力的なモンスターも出てきたりと、なんともアメリカ的!YAブックではありますが、大人でも充分楽しめました。
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真夜中、ティーンエイジャーのみが埋葬される墓場に足を踏み入れたマイク。幽霊たちが、死んだときの話を語る。 モンスターあり、怪奇現象あり、運命のいたずらなのか不運なのか、精神異常も。
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ステキな表紙。可愛いゴーストストーリー。 導入に引き込まれる。 「猿の手」とシェイクスピアのミックス少女版「リリー」が気に入りました。
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『忘れ去られた墓地で幽霊たちが語る最期の物語を聞く』というホラー……というよりは、ゴースト・ストーリーと言うべきか。 著者は児童文学ジャンルで活躍している人物のようで、ラストの爽やかさ(というと語弊があるか?)などはけっこう児童文学っぽい。ホラー作家ならもうちょっとこう、『イヤ』な感じで纏めるような気がする。
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シャーリイ・ジャクスンみたいな奇妙に厭な物語を予想して読み始めたが、もう少し軽く、YA小説またはラノベ的なオムニバス作品である。ちょっと違うが高橋葉介の軽めの怪奇漫画に近いかもしれない。翻訳も相応に読みやすい。ジェイコブズ「猿の手」をはじめとして「黄色い壁紙」など古典ホラーへのオ...
シャーリイ・ジャクスンみたいな奇妙に厭な物語を予想して読み始めたが、もう少し軽く、YA小説またはラノベ的なオムニバス作品である。ちょっと違うが高橋葉介の軽めの怪奇漫画に近いかもしれない。翻訳も相応に読みやすい。ジェイコブズ「猿の手」をはじめとして「黄色い壁紙」など古典ホラーへのオマージュが埋め込まれているようだ。
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