アナキズム入門 の商品レビュー
アナキズムがどのようにして生まれて、どう広がっていったのか、各重要人物の人生を追っていく形で解説されていた。 何を勉強するにも全ては歴史があると最近ようやく理解できてきた気がする。 アナーキーは無秩序主義とされてしまうが、もともとはアナルシーというギリシャ起源の言葉で「無権力」...
アナキズムがどのようにして生まれて、どう広がっていったのか、各重要人物の人生を追っていく形で解説されていた。 何を勉強するにも全ては歴史があると最近ようやく理解できてきた気がする。 アナーキーは無秩序主義とされてしまうが、もともとはアナルシーというギリシャ起源の言葉で「無権力」という意味だった。 それが、今になって形が変わっていったそう。 そう考えると、アナキズムと共産主義は似ているなぁと感じたが、 両者の違いは共産主義はどこまでいっても国家という権力が存在しているが、アナキズムは最初から国家という権力は最初からは必要ないという違いなのだろう。 もっと深くは異なるのだろうけど、今の段階ではこのくらいの理解しかできていない。
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サクサク読める平易な文体ながら、アナキズムの入口の淵を覗きこむことができるとともに次に読む一冊まで見つかる。 自分の身の回りの社会に疑問を持ち始めた方にオススメ。
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著名なアナキストたちがどんな人生を送ったか、どんな思想を持っていたかを残した作品。まさしく入門。左翼の中では本流となれず、インターナショナルでもアナキズムが迫害されているのは心が痛んだ。しかしアナキズムってかなりの部分性善説に依拠していると感じ、実社会では限界もあると感じる。理想...
著名なアナキストたちがどんな人生を送ったか、どんな思想を持っていたかを残した作品。まさしく入門。左翼の中では本流となれず、インターナショナルでもアナキズムが迫害されているのは心が痛んだ。しかしアナキズムってかなりの部分性善説に依拠していると感じ、実社会では限界もあると感じる。理想は素晴らしいが。
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門外漢が興味を持つのにはいいと思う。口語調なので、新書を読むことが苦手な人にも抵抗はないと感じる。 アナーキーというと、パンクだったり暴力的で無秩序というイメージだったが、国家に頼らず合議制で決めていく等と目から鱗が落ちることが多かった。 意外だったのは、登場人物のふたりが地...
門外漢が興味を持つのにはいいと思う。口語調なので、新書を読むことが苦手な人にも抵抗はないと感じる。 アナーキーというと、パンクだったり暴力的で無秩序というイメージだったが、国家に頼らず合議制で決めていく等と目から鱗が落ちることが多かった。 意外だったのは、登場人物のふたりが地理に通じており、文理が分かれる前には歴史や地学など、総合的な学問で、営業を与えたかもしれないと言うこと。
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小生が読みかけの本を途中で投げ出すことは滅多にない。終盤にかけて面白くなるかもしれないと思うからだ。が、この本に関しては33ページで読むのをやめた。少なくとも小生にとっては、出版物として読めるレベルの日本語ではない。著者が「自分の語りのリズム」に合わせた口語体に挑戦したのだろうか...
小生が読みかけの本を途中で投げ出すことは滅多にない。終盤にかけて面白くなるかもしれないと思うからだ。が、この本に関しては33ページで読むのをやめた。少なくとも小生にとっては、出版物として読めるレベルの日本語ではない。著者が「自分の語りのリズム」に合わせた口語体に挑戦したのだろうか、と好意的に捉えようとしたのだが、無理だった。この本に触れたがためにアナキズムから一生離れてしまう読者がいないことを祈る。
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本書では、アナキズムを生み出していった十九世紀から二十世紀にかけて活躍したヨーロッパの思想家・活動家について論じる。社会思想史の教科書を一瞥すれば、大体のアナキズムの思想家はちょろっと論じられるくらいだ。もちろん、それはそれで良い。教科書だから。しかし本書では、もう少し、アナキズ...
本書では、アナキズムを生み出していった十九世紀から二十世紀にかけて活躍したヨーロッパの思想家・活動家について論じる。社会思想史の教科書を一瞥すれば、大体のアナキズムの思想家はちょろっと論じられるくらいだ。もちろん、それはそれで良い。教科書だから。しかし本書では、もう少し、アナキズムのエッセンスが汲み取れるように、私の好きなアナキストたちを論じていく。そこから少し、アナキズムの思考法を探っていこう。アナキズムに入門してしまおう。(はじめに)
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アナキズムに関する入門書。プルードン、バクーニン、クロポトキンといった有名人だけではなく、ルクリュやマフノといったあまり情報のないアナキストの評伝も含まれている。それぞれのアナキストの思想と生涯について、興味深いエピソードを交えて読みやすい文章で記載されている。アナキズムの入門書...
アナキズムに関する入門書。プルードン、バクーニン、クロポトキンといった有名人だけではなく、ルクリュやマフノといったあまり情報のないアナキストの評伝も含まれている。それぞれのアナキストの思想と生涯について、興味深いエピソードを交えて読みやすい文章で記載されている。アナキズムの入門書としてとっつきやすいけど、系統だったテキストとしてはやや物足りないかな。ローカルではしばしば成功するかに見えるけど国家レベルでは必ず敗退しているアナキズムの限界を解明してくれる本ってないんですかね。
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