証言!仮面ライダー平成 の商品レビュー
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・斜め読みだが昭和も読んだので。 【要約】 ・ 【ノート】 ・白倉さんの証言が白眉と感じた。平成ライダーの地歩の固め方については漠然とした認識があったが、それをここまで詳細に本人が解題してくれているのは説得力がある。平成ライダーはまだフォーマ...
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・斜め読みだが昭和も読んだので。 【要約】 ・ 【ノート】 ・白倉さんの証言が白眉と感じた。平成ライダーの地歩の固め方については漠然とした認識があったが、それをここまで詳細に本人が解題してくれているのは説得力がある。平成ライダーはまだフォーマットが固まっておらず、それを求めてきたこれまでの道程は「テレビ史における空前絶後と言っても過言ではないくらいの実験が行われていると思っている」との発言に、まだまだ自分の受け止め方が浅かったんだなぁと教えてもらった心持ちだ。クウガが始まるまでのライダー空白期間は、かつてのブーム世代が親になるのを待っていた、それまでは単発で細々とつないでいた、なんて証言も面白い(これは別のプロデューサーの言)。 ・本書には昭和版もあるのだが、それよりも本書の方をより面白く感じるのはなぜだろう? 【目次】
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作品作りは関わる人・色んな要素のかけ算なんだなって強く思った! ライダーシリーズは戦隊シリーズも含めて何度も関わる人が多いからスタッフ名は割と気にする(特に脚本。笑)んだけど、他にもプロデューサーや監督、意識しない裏方で関わってる人はたくさんいる。本著はそんなプロデューサーや監...
作品作りは関わる人・色んな要素のかけ算なんだなって強く思った! ライダーシリーズは戦隊シリーズも含めて何度も関わる人が多いからスタッフ名は割と気にする(特に脚本。笑)んだけど、他にもプロデューサーや監督、意識しない裏方で関わってる人はたくさんいる。本著はそんなプロデューサーや監督のコメントが特に面白かった。特撮畑って色んなとこで繋がってて起用されるにはコネも大事なんだなとか。笑 そして当たり前だけど、ひとつの作品には関係者がみんな工夫して影響を与えあって、何かや誰かが欠けたら違う作品になってたんだろうなって。 私のだいすきな「オーズ」も恵まれたスタッフやキャストのかけ算で奇跡のバランスで素晴らしい作品になったのだ。 各インタビューはだいたい短めで「この人の話はもっと聞きたい!」というのも多く、楽しく読んだけど、初期に多くプロデューサーをしていた白倉さんなんかは「この人すげえ・・!」とほんとに思った。 批評家ばりに「仮面ライダー」という作品を考え、特撮作品の歴史をふまえて分析し、突き詰めて、しかもインタビューの場ではそれを論理的にわかりやすく言語化できている。自分が直接関わらない作品に対しての分析も的確だし、他スタッフに対しても冷静に分析されてる。私の中でテレビ番組のプロデューサーに対するイメージが全然変わったくらい。いや、すごい。 あと佛田さんのインタビュー読んで特撮監督が何やってるのかを初めて知ったりとか。(CG方面のカットを担当するのが特撮監督) あとは単純に平成ライダー作品の舞台裏が知れたのも楽しかったなー。 「平成仮面ライダーシリーズ」が好きなら絶対楽しめる1冊。
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