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江分利満氏の優雅で華麗な生活 の商品レビュー

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2023/08/17

江分利満氏の優雅で華麗な生活/山口瞳著 #読了 名文家としてPOPEYE青年などにも名高い山口瞳氏のサントリー勤め人時代のほぼ自伝的小説。ここで勤めるは弱電メーカーの東西電気となっていますが、そこは肝ではなく、戦後高度成長期時代のサラリーマンが小粋を目指そうとするその心意気をご...

江分利満氏の優雅で華麗な生活/山口瞳著 #読了 名文家としてPOPEYE青年などにも名高い山口瞳氏のサントリー勤め人時代のほぼ自伝的小説。ここで勤めるは弱電メーカーの東西電気となっていますが、そこは肝ではなく、戦後高度成長期時代のサラリーマンが小粋を目指そうとするその心意気をご堪能下さい。令和のサラリーマンからすると隔世の感がある昭和サラリーマン文化、超オモロイです。

Posted byブクログ

2021/05/23

かなり著者の自伝的、随筆的要素が大きいようだ。昭和30年代というよりオリンピック直前の戦後復興の時代の「サラリーマン」とその妻たちにとってはこういう小説が面白かったのだろう。今となっては社会的背景がわからないと若干読みにくい。逆に言えばそれを知る資料ともなりうる作品。なぜか國學院...

かなり著者の自伝的、随筆的要素が大きいようだ。昭和30年代というよりオリンピック直前の戦後復興の時代の「サラリーマン」とその妻たちにとってはこういう小説が面白かったのだろう。今となっては社会的背景がわからないと若干読みにくい。逆に言えばそれを知る資料ともなりうる作品。なぜか國學院大學部分がカットされているのは平均的サラリーマンを演出するためか、著者のコンプレックス的なものか?

Posted byブクログ