書物と製本術 の商品レビュー

野村悠里(著者)

2018/11/19

思ってた以上にマニアック、、、

みすず書房が製本の本出すんなら買ってみたいと思うよね
でも、思ってたんと違う

「どこそこ工房の親方が破産したときの債務者は、印刷屋、皮屋、、、、」みたいな

あと、著者の脳が不安になるくらい繰り返す情報が出てくる
口承伝承ですか？！ホメーロスですか？！ってくらい

2018/01/07

フランスの伝統的な手かがり製本であるルリユールについて、製本職人の世界や技術的発展を分析した図書。300年前が考察対象。
前半は製本職人の世界の話で組合や工房の話。後半は製本の技術の話と具体的な方法の紹介という印象。技術のところは自分に知識が少なくイメージしにくかった。あまり理解できていない。また王令により、製本工房に与えられたルリユールの特権は初めて知った。仮綴本は書店、製本は工房というフランス独特の読書文化は面白い。他の製本に関する本を読んでより理解を深めたい。