新編・日本幻想文学集成(5) の商品レビュー
江戸川乱歩、佐藤春夫→ セレクションされた作品たちはどれも良作ばかりで、これらの作家の幻想風の短編を読んでみたい人にはオススメのラインナップ。 乱歩:「押絵と旅する男」「目羅博士の不思議な犯罪」「一人二役」等々 春夫:「指紋」「海辺の望楼にて」「青白い熱情」「美しき町」等々 ...
江戸川乱歩、佐藤春夫→ セレクションされた作品たちはどれも良作ばかりで、これらの作家の幻想風の短編を読んでみたい人にはオススメのラインナップ。 乱歩:「押絵と旅する男」「目羅博士の不思議な犯罪」「一人二役」等々 春夫:「指紋」「海辺の望楼にて」「青白い熱情」「美しき町」等々 宇野浩二→ 今回初めて読んだ作家です。作者の思い出を語る体裁の「追憶小説」は夢見る主人公が実生活と夢想の間でフラフラとしている様が悲しくも滑稽。 稲垣足穂→ タルホと言えば、鉱物、天文、煙突、飛行機…といったモチーフがすぐ浮かびますが今回収録された作品達はその中でも特に飛行機愛に溢れた作品が多かった印象。
Posted by
全9巻のうち第5巻。折り返し地点とも言うべき本書は『対大正夢幻派』と題し、江戸川乱歩、佐藤春夫、宇野浩二、稲垣足穂を収録。 各々の作品セレクトは奇を衒ったところのない、『幻想文学集成』らしいものが選ばれている。 作品の内容とは無関係だが、稲垣足穂の選者が矢川澄子だったのは吃驚し...
全9巻のうち第5巻。折り返し地点とも言うべき本書は『対大正夢幻派』と題し、江戸川乱歩、佐藤春夫、宇野浩二、稲垣足穂を収録。 各々の作品セレクトは奇を衒ったところのない、『幻想文学集成』らしいものが選ばれている。 作品の内容とは無関係だが、稲垣足穂の選者が矢川澄子だったのは吃驚した。
Posted by
- 1