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「原因と結果」の経済学 の商品レビュー

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139件のお客様レビュー

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2017/03/23

「因果推論」に関する絶好の入門書。アタマが固まりかけているボブには目から鱗。是非とも活用したいと心底思っている。 政策の分野でエビデンスが叫ばれて久しい(とボブが思ってるだけ?)。因果関係か相関関係か…無頓着に考えていた自分がいる。以後、気を付けますm(_ _)m 「おわりに」...

「因果推論」に関する絶好の入門書。アタマが固まりかけているボブには目から鱗。是非とも活用したいと心底思っている。 政策の分野でエビデンスが叫ばれて久しい(とボブが思ってるだけ?)。因果関係か相関関係か…無頓着に考えていた自分がいる。以後、気を付けますm(_ _)m 「おわりに」より。 ---以下、引用--- 経済学がこだわる「因果関係」を示唆するエビデンス。それを生み出すために体系化された「因果推論」。それらが、データ氾濫時代を生きる読者の皆さんの助けとなったならば、著者として望外の喜びである。 ---以上、引用--- 頑張ります…

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2017/03/21

メタボ健診を受けていれば長生きできるか テレビを見せるとこどもの国学力は下がるか 偏差値の高い大学へ行けば収入があがるか 因果関係か相関関係か。 原因と結果に影響を与える交絡因子の存在 最低賃金と雇用の間に因果関係があるかの話も興味深かったです。

Posted byブクログ

2017/03/16

世の中、ビッグデータ時代である。莫大かつ多種のデータがあればあるほど、風が吹けば桶屋が儲かる的な「あのデータとこのデータとはこんな密接な関係が!」と言った発見が増えてきたり、発見することが富に直結するかのような認識が増えている。が、そこでちょっと待った!「相関と因果とはちがーう!...

世の中、ビッグデータ時代である。莫大かつ多種のデータがあればあるほど、風が吹けば桶屋が儲かる的な「あのデータとこのデータとはこんな密接な関係が!」と言った発見が増えてきたり、発見することが富に直結するかのような認識が増えている。が、そこでちょっと待った!「相関と因果とはちがーう!相関から慎重に因果関係を抜け出せたもののみが真に価値のあることなんですよ」という事を切実に訴えているのが、この本である。 こういったことを総じて因果推論と言うらしいが、この因果推論の一般的な原理とその手法、手法を駆使して相関から因果まで消化できたさまざまな事例(テレビばかり見ていると学力は下がるのか?メタボ検診を受けていると長生きできるのか?認可保育所を増やせば母親の就業数は増えるのか?など)をこの本では紹介してくれていてとても参考になるし、これからデータドリブン企業に脱皮しようという類の会社の社員には正しいデータドリブンマインドを獲得すると言う意味でみんな読んだほうがよいと思える本だった。 しかし、直感に反する因果関係を是認するとはとても難しい。(逆に直感に反しないただの相関関係を否定することも難しい)ただ、それを証明し啓発し続けることが科学者のなすべきことであるし、これを著作や教育を通じて行い続けている筆者先生方におかれましては本当にお疲れ様です。政府や大企業などオーバーヘッドがものすごいことをやっている主体者たちは科学者の冷静な意見を必ず聞くようにしたほうがよいとこの本を読むと痛感します。

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2018/10/20

数式が無いので素早く読める。とはいってもロジック脳をかなり使う読書にはなる。 副流煙と心筋梗塞、自己負担率と死亡率、偏差値と収入、女性役職比率と企業価値など、相関を超えて因果関係の有無を追求する方法について、どういう手法が、今、用いられ活用されているのかというのを掴むために良さそ...

数式が無いので素早く読める。とはいってもロジック脳をかなり使う読書にはなる。 副流煙と心筋梗塞、自己負担率と死亡率、偏差値と収入、女性役職比率と企業価値など、相関を超えて因果関係の有無を追求する方法について、どういう手法が、今、用いられ活用されているのかというのを掴むために良さそうだ。

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2017/03/11

単なる相関関係があるだけのことを因果関係として語る情報が特に増えてきているのが気になっていたが、そういえば学術的にどういうことなのか知らなかった。なんちゃって本ではなく、経済学・統計学の初歩的な部分の説明がされていてなかなか勉強になった。これからは情報を自分の頭で判断することが必...

単なる相関関係があるだけのことを因果関係として語る情報が特に増えてきているのが気になっていたが、そういえば学術的にどういうことなのか知らなかった。なんちゃって本ではなく、経済学・統計学の初歩的な部分の説明がされていてなかなか勉強になった。これからは情報を自分の頭で判断することが必須。そのひとつのリテラシーとして重要なひとつだと思う。

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2017/03/10

世界は様々な風評や噂であふれている。政治や経済もその効果に関して政治屋たちが政争の道具にしている。因果関係と相関関係に立ち返ってそれらの事象を曇りのない目で耳で判断すべきだ。目から鱗が落ちる!まさにこの本がそうである。あらゆる事象を冷静にその関係性を分析すれば有象無象の偏向した考...

世界は様々な風評や噂であふれている。政治や経済もその効果に関して政治屋たちが政争の道具にしている。因果関係と相関関係に立ち返ってそれらの事象を曇りのない目で耳で判断すべきだ。目から鱗が落ちる!まさにこの本がそうである。あらゆる事象を冷静にその関係性を分析すれば有象無象の偏向した考えの陥穽に陥ることなく、明快なスッキリした考えで進むことができるのだ。改めて、自分の軽薄さも浮き彫りになった。この書籍に感謝である。

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2017/03/07

わかりやすくて良い本だった。学部の一年生に読ませる教材としても良さそう。国民全員が読んだらいいのになと思います。

Posted byブクログ

2017/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「テレビを見せると学力は下がるのか」「いい大学にいけば収入はあがるか」などよく言われている俗説が本当かどうかを科学的に分析し、「原因と結果」(因果推論)の見方を教えてくれる本。「学力」の経済学の著者が書いているということもあり、値段やページ数も手ごろだったんで購入。 まずはある2つの変数の動きが因果関係と思っているときは以下の3点を疑うことがポイント  全くの偶然ではないか  第三の変数は存在していないか  逆の因果関係ではないか 3つが存在せずに因果関係が存在していることを示すには「反事実(仮に~をしなかったらどうなっているか)」を比較することが大事。 →比較可能なグループを比較し、その時点で統計的有意差(偶然では起こりにくい差)がでれば因果関係があるといえる その手法として下記のようなものが一般的  ランダム化比較実験(最も確実だがコスト的、倫理的、政治的に難しいこともある)  自然実験(偶然作り出された比較可能グループ。ランダム化に近い)  差の差(介入群と対照群で介入前後の差をとろうとするもの)  操作変数法(原因のみに影響を与える変数を操作する)  回帰不連続デザイン(境界値に注目する)  マッチング法(対象以外の変数がよく似た2つのサンプルを比較) いろいろな学術書を読んでいると「相関関係と因果関係は違う」ということはよく出てくる考え方であり、中には知っていることもあったのだが、  しっかりと体系だっている  専門的な内容でありながら内容がコンパクトで素人でも比較的読みやすい  具体例が身近かつ有用であり非常にわかりやすい という点で非常に価値は高いと思う。 専門的かつわかりやすい本を書ける人は(特に学者では)非常に少ないので貴重な本。

Posted byブクログ

2017/02/21

中室氏の前著より良心的になっているものの、考え方の紹介であって各論は軽く触れるのみ。不完全なデータから得たい情報を得るための切り取り方などは面白かった。ただ、考え方の紹介であれば類書によいものはあるように思われる…

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