カルロス・ゴーンの経営論 の商品レビュー
(2019/07/13) 2年ぶりに再読。すっかり悪者になってしまったゴーン氏ですが、彼の現実的なグローバル経営論はやはり説得力があります。グローバルな日本企業の経営は日本人がやるべきだが、経営陣の半分は外国人がよい、等。 (2017/06/19) カルロス・ゴーン氏が、外部の...
(2019/07/13) 2年ぶりに再読。すっかり悪者になってしまったゴーン氏ですが、彼の現実的なグローバル経営論はやはり説得力があります。グローバルな日本企業の経営は日本人がやるべきだが、経営陣の半分は外国人がよい、等。 (2017/06/19) カルロス・ゴーン氏が、外部の幹部候補生を相手に実施している講義の模様を抜粋した1冊。経営学の専門家のコメントも混ぜられていて、実践的かつ理論的な面もおさえたビジネス書。 リーダーは結果にコミットすべきであるとか、部下とのコミュニケーションが大切であるという点は、よく紹介されるゴーン流のマネジメントである。グローバル人材になるには、やはり若いころから、複数の国、文化の中で育ったり、働くことが有効ではある、と言われると、その通りすぎて困るのだが、外国人が日本企業のトップを務めることに関する言及は興味深かった。やはり会社のトップは自国人であるほうが、マネジメント上は有利であり、その上で、海外とのビジネスを進められる人材が理想的だという。 もはや、グローバルを考えずに済む企業、業種は日本にはなく、否応なしに、グローバル化は進む。ゴーン氏の言うことに謙虚に耳を傾ける必要はあるな、と感じました。
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ゴーンさんの講座での聴衆からの質問に回答する形式で書かれており、内容を章立てまとめてある。各章には大学教授のアカデミックな解説が入るという感じの本。正直、アカデミックな解説は難しくてよくわからず飛ばして読んだが、ゴーンさんの聴衆への回答はとても分かりやすい。最後に志賀さんがまとめ...
ゴーンさんの講座での聴衆からの質問に回答する形式で書かれており、内容を章立てまとめてある。各章には大学教授のアカデミックな解説が入るという感じの本。正直、アカデミックな解説は難しくてよくわからず飛ばして読んだが、ゴーンさんの聴衆への回答はとても分かりやすい。最後に志賀さんがまとめているように、「思慮深く大胆な意思決定」「本質と大義」「経営手法は基本に忠実」が本書のポイントとなる。本当はこれだけではないと思うが、まずはこれを実践できるかが経営者の手腕が問われる。
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