リバース の商品レビュー
最後の2行(または1行)がいらなかったな〜。残念! この2行でせっかくの物語が、ちょっと安っぽくなってしまった。 大きな違和感を持って読み続けたら、ちゃんとその伏線も回収され、面白く読めた。 ただ、相性なのだろうけど、先が気になってドンドン読み進めてしまう、、、ということはなか...
最後の2行(または1行)がいらなかったな〜。残念! この2行でせっかくの物語が、ちょっと安っぽくなってしまった。 大きな違和感を持って読み続けたら、ちゃんとその伏線も回収され、面白く読めた。 ただ、相性なのだろうけど、先が気になってドンドン読み進めてしまう、、、ということはなかった。この作家さんの場合はいつもそう。何が悪いわけじゃないけど、途中で読むのをやめた本もあったし、ストーリーは良くても文体とか構成が、好みに合わないのかもしれない。 そんななか、なかなか楽しめたのでよかった。 〈以外、少しネタバレです〉 高校の同僚教師が広沢の同窓生である必要、あまり感じない。肩透かしを喰らわせたかったのかもしれないけど、この不要な(?)偶然のせいで、リアリティが少し下がったのは残念。 あと、ハチミツについて。 もちろん作家さんは食べたことがあるのだろうけど、蕎麦ハチミツはかなり強烈。コーヒーに合うかどうかは考えたことないけど、舐めてみてあんな感想が出るとは思えない。 みかんのハチミツも味はミカンとは程遠く、かなりクセがあったと記憶してるので、読んででしっくりこなかった。 もちろん、私が食べた蕎麦ハチミツやミカンハチミツとは異なる味のものもあるのだろうけど、自身の経験からスッと話が入ってこなかった。 ただ、食べやすい蕎麦ハチミツが世にあるとしても、ドライブインで何の説明もなく売ってるなんてことは、考えられない。食品表示法云々を言いたいのではなく、こんな珍しい種類のハチミツを、何も表示せずに売るなんて、まぁあり得ない。 その点もせっかくのストーリーを陳腐化させてしまってる気がする。(書いてあっても話は成立すると思うのだが)
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イヤミスを得意とする作者ならではの衝撃のラスト。 心の底に後悔と絶望がどろりと沈殿していく様が思い浮かぶ。 共犯者はどこまでいっても共犯者であり、決してその罪から逃れることはできない。 現実をそのまま突きつけるある意味での残酷さが私がこの作者を好きな理由の1つでもある。
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「コーヒー」が物語の中で重要な役目を果たしており要所要所でコーヒーにまつわるエピソードが出てくるが、無理矢理感がなくかつ人物を上手く表現していた。 まさかの真相にもコーヒーが関わっていたとは…驚いた。 主人公がビールにアレルギーのような反応を起こしたという話とか、他にも、そういうことだったのか…と後々気付くというさりげない仕掛けが色々あった。 事件そのものにまつわるミステリというより、人間関係を解き明かしていく展開が面白い。 じわじわ見えてくる感じに先が気になって、第三章からラストまでは一気に読んでしまった。 文字だけで人となりを描写するって難しいと思うのだが、一人ひとりの性格やお互いの人間関係の機微のようなものが上手く書かれていて、引き込まれた。
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*********************************************** 平凡な会社員の深瀬の唯一の趣味は、 美味しいコーヒーを淹れる事だった。 ある日深瀬の彼女の元に届いた告発文、 「深瀬和久は人殺しだ」 深瀬は今まで隠してきた罪を告白するー。 *****...
*********************************************** 平凡な会社員の深瀬の唯一の趣味は、 美味しいコーヒーを淹れる事だった。 ある日深瀬の彼女の元に届いた告発文、 「深瀬和久は人殺しだ」 深瀬は今まで隠してきた罪を告白するー。 ************************************************ 背景描写も心理描写も事細かに綴られていて、 その鋭さにグッと気持ちが入り込んだものの、 展開的には結構「???」な部分が多かった。 私自身も人間関係や自分の立ち位置、振る舞いを ひとり勝手に考え過ぎては苦悩する側の人間だが、 主人公のあまりの卑屈さにモヤモヤしてしまった。 多少の歪んだ学生生活を送ってきたからといって、 若い男の子達の友達に対する心理ってこんな複雑? でも自己肯定感が低いからこその思考は頷けるし、 身に覚えがあるし,身につまされる思いがしたし、 なんだかやるせなさと悲しさと哀れさが混在した。 人間誰しも人に言えないことがあるかもしれない。 罪かもしれない。罰を受けるべきかもしれない。 その出来事によって自分自身がどうあるべきか、 どう向き合い、償い、生きていくべきかを考える。 最後のあまりにも酷な真実には仰天させられたが、 自分を戒める為の枷を持っていてもいいのかもね。 まあ、あまりにも、重い枷ではあるけれど… -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎-------- 美穂子の時系列に基づく行動力がね? すごいアクティブでね?驚いたよね? それは可能?出来ないこともないか? と、少し思ってしまったよねうむむ。 -----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------
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おすすめ度 ★★★☆☆ 伏線度 ★★★☆☆ 最後のページで全ての真相が分かる。 大学生の頃に起きた事故で、あれは事故か殺人かで 勘ぐりながら読んでて 最後のページで事件の真相が全て分かったときは 残念でショックやった。 無知は人を殺してしまう、悲しい事件 優しさで人を殺してしまうこともある
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結末も面白いし、人間関係についても考えさせられる。 最後は本当に驚いたし辛い内容でもあった。 読み返したい!
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ドラマは見た事ないので、そちらの結末は知らないが最後の一言が印象に残る。 物語に引き込まれ1日で読了
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ラスト一気にどん底に落とされる感じがうわあ、、、ってなった 深瀬のこれからが心配というか、彼は心身ともに健康に生きていけるのだろうか、誰も彼のこれからを知ることはできない 想像することはできるけどね
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ドラマ視聴済み。 ドラマの方が救いがある終わり方だったような…さすがイヤミスの女王。原作はこういう終わりだったのか。 深瀬くんこれでは一生悔いるわ。
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湊かなえさんで一番好きな作品。 少し救われた展開からの 谷底に突き落とすみたいなラスト。 4人で共有してた罪を今度は1人で 背負わないといけない主人公に 胸が苦しくなる。
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