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マッキンゼーが予測する未来 の商品レビュー

3.4

29件のお客様レビュー

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2017/10/21

ビジネスの世界に、「とんでもない破壊」という危機感を煽る本。 四つの破壊的な力 ・異次元の都市化のパワー ・さらに加速する技術進化 ・地球規模の高齢化 ・高速に強く結びつく世界 破壊力を持つ12の技術の紹介では、「今後10年の間に巨大な破壊力を示す可能性が高い」として、次世代...

ビジネスの世界に、「とんでもない破壊」という危機感を煽る本。 四つの破壊的な力 ・異次元の都市化のパワー ・さらに加速する技術進化 ・地球規模の高齢化 ・高速に強く結びつく世界 破壊力を持つ12の技術の紹介では、「今後10年の間に巨大な破壊力を示す可能性が高い」として、次世代ゲノム、新素材、エネルギーの貯蔵、石油とガスの採掘、再生可能エネルギー、ロボット工学、自律自動車、3Dプリンティング、携帯機器インターネット、IoT、クラウド技術、知識作業のオートメーション化が挙げられている。 どういう目つきで、未来を考えるべきかは以下のポイントを示している。 ・あらたな消費者層 ・資源 ・資本コスト ・労働市場 ・新たな競合の出現と競争のルールの変化 ・社会と政府にとっての戦略的思考 著者は、マッキンゼー・グローバル・インスティチュートというマッキンゼーの経済研究部門のリチャード・ドッブス、ジェームズ・マニーカ、ジョナサン・ウーツェル。MGIは、マッキンゼーのパートナーからの費用で運営されているらしく、データ収集と分析でご飯食べてるだけに、この本のデータの信頼性は高いと思って良いんじゃなかろうか。 想定読者は、経営層ないし、新しくビジネスを立ち上げる人、それらの人とビジネスをする人といったところだろう。 世界のビジネスで何が起きているかを直視して、自身に迫る危機をしみじみと考えてみるのも一興な本。

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2017/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マッキンゼーがデータに基づき、現代の潮流の変化を読み取り、予測した未来像。ひとつのシナリオとして受け止めるには良いが、堅実的で意外感には掛ける。

Posted byブクログ

2017/09/05

世界で最も有名なコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーが世界経済動向の調査・研究部門として設立したマッキンゼー・グローバル・インスティテュートが25年間の活動の中で蓄積したデータを分析し、”今後、世界はどうなる”が詳細に書かれており、ビジネスに於いては今後、ど...

世界で最も有名なコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーが世界経済動向の調査・研究部門として設立したマッキンゼー・グローバル・インスティテュートが25年間の活動の中で蓄積したデータを分析し、”今後、世界はどうなる”が詳細に書かれており、ビジネスに於いては今後、どのようなリージョンをターゲットにどの様な製品・サービスを展開して行けば良いのか等、自分が働いている会社がどの様な方向に舵をきる必要があるか判る素晴らしい書籍です。成長したい人、これからも生き残っていきたい人にお勧めしたい一冊です。

Posted byブクログ

2017/08/02

現在(2016末~2017前半)の世界動向、情勢、経済をあまり知らない方(例えば僕)が、それをざっくり知りたいと思った時にお勧めの1冊、中々面白かったです。この手の本は今(2016末)読むことが重要! 自分用にキーワードを整理しとくと以下の通り。 ・予想しがたい意外な街の都市化...

現在(2016末~2017前半)の世界動向、情勢、経済をあまり知らない方(例えば僕)が、それをざっくり知りたいと思った時にお勧めの1冊、中々面白かったです。この手の本は今(2016末)読むことが重要! 自分用にキーワードを整理しとくと以下の通り。 ・予想しがたい意外な街の都市化 ・都市化が生み出す爆発的経済 ・経済重心の目まぐるしい移動 ・ビジネスモデル、技術の早すぎる変化と労働力のギャップ ・地球規模の高齢化とその課題 ・加速し続けるグローバル化とビッグデータ ・新たな30億の消費者層 ・需要と供給比率問題(資源問題) ・インフラと資本 ・競争ルールの変化 ・政治が与える影響(個人努力で回避しきれない) 常識と思っていたことが、一瞬で常識でなくなる現在と未来、生きるのも大変です。

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2017/06/22

全体として、長く読みにくい。 それぞれの切り口に対して、数多くの事例に触れるのはいいが、あまりに表面的すぎるため、読んでいて頭に入って来なかった。 そのため、最後は流し読みになってしまった。 切り口もそれほど新しいものでもなく、期待はずれ。

Posted byブクログ

2017/05/13

近年のトレンドについて、データを基に要素を整理。 それに対する主に経営の視点での対処は、やや短絡か。 4つの破壊的力 ・世界経済の重心の移動 ・技術革新の加速 ・地球規模での平均年齢の上昇 ・世界のつながりの重層・強化 ↓ ・都市レベルでの展開 ・ライフサイクルの俊敏な更新 ・...

近年のトレンドについて、データを基に要素を整理。 それに対する主に経営の視点での対処は、やや短絡か。 4つの破壊的力 ・世界経済の重心の移動 ・技術革新の加速 ・地球規模での平均年齢の上昇 ・世界のつながりの重層・強化 ↓ ・都市レベルでの展開 ・ライフサイクルの俊敏な更新 ・近々来る中間層のピークアウト ・天然資源の供給力の限界 ・未来の政府の適正な規模

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2017/05/03

難しかった。。。 自分の理解力の無さを痛感。まあエッセンスは理解できた。 新興国の都市化による地球の重心の変化。 どんどん短くなる商品サイクル。 雪だるま式に早く大きくなる膨大な情報。 今までの常識で事業経営していたら生き残ることは到底無理、直感力を磨かなければならないと警笛を...

難しかった。。。 自分の理解力の無さを痛感。まあエッセンスは理解できた。 新興国の都市化による地球の重心の変化。 どんどん短くなる商品サイクル。 雪だるま式に早く大きくなる膨大な情報。 今までの常識で事業経営していたら生き残ることは到底無理、直感力を磨かなければならないと警笛を鳴らしている。

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2017/03/25

マッキンゼーが予測する未来 R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル著 激変する世界への備え説く 日本経済新聞 朝刊 読書 (31ページ) 2017/3/25 2:30  メッセージは、挑戦的である。未来は、私たちが慣れ親しんだ世界観をガラリと変えていくから、直観力を大胆にリセ...

マッキンゼーが予測する未来 R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル著 激変する世界への備え説く 日本経済新聞 朝刊 読書 (31ページ) 2017/3/25 2:30  メッセージは、挑戦的である。未来は、私たちが慣れ親しんだ世界観をガラリと変えていくから、直観力を大胆にリセットしろと言う。人間は、現状維持バイアスが強く、たとえ証拠を示されても、自分の持つ仮説やアプローチを容易に変えないものだ。  例えば、グローバル化やテクノロジーの進化による生産性上昇に対して、「人減らしにつながる」という一般大衆の直観がある。しかし、歴史が証明しているのは、大衆の認識とは逆である。米国では、生産性向上とともに求人需要も増えている。政府には直観に逆らってでも変化を加速させる税制や規制を設けることが望まれる。  マッキンゼーが予測するのは、トレンドを破壊する4つの力が強まる未来である。新興国、テクノロジー、人口動態、通信などのグローバルなつながりの作用。この4つが私たちの世界観を一変させる。経済の重心は、大企業が本社を置く先進工業国から、中国のような新興国市場、特に人口膨張する都市に変わる。企業のライフサイクルは短くなり、経営者は今まで以上に素早い意思決定と経営資源の投入をせざるを得なくなる。  肝心なのは、トレンド変化が起こる変曲点である。直観力をリセットしても、変化がいつ起こるかがわからなくてはどうしようもないと思える。本書は、そこはわからないとする。  例えば、企業の資金調達コスト(資本コスト)は上昇すると見通している。私たちは30年間下がり続けてきた金利のせいで、それが未来も続くと錯覚しがちである。おそらく、新興国のインフラ投資が資金需要を掘り起こせば、世界の人口高齢化と財政赤字の長期化で資金供給が追いつかなくなり、資本が入手困難になる時代が到来するだろう。本書は、金利上昇と金利低下のどちらのシナリオが実際に展開するにせよ、企業が健康でいられるように、シナリオに二股をかけた対応を提示する。  評者はトランプ米政権によって未来が不透明になっている今だからこそ、本書を読む価値があると考える。何しろトランプ政権は、直観を前面に出して、本書のトレンドを破壊しようとしているからだ。どちらの真実が勝利するかを見極めたい。 原題=NO ORDINARY DISRUPTION (吉良直人訳、ダイヤモンド社・1800円) ▼著者はマッキンゼーの世界経済研究部門メンバー。 《評》第一生命経済研究所首席エコノミスト 熊野 英生

Posted byブクログ

2017/03/13

いわゆるハウツー本ではなく、本書を読んだとしても、明日からのビジネスの打ち手に繋がるわけではないが、少なくとも本書で述べる4つの世界的な潮流は理解する価値がある。

Posted byブクログ