その後のリストラなう! の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
早期退職のモデルケースとして読んだ。「リストラなう」は売れなかったらしい。4400万円の退職金を投資銀行に委託して、1500万円あまりの損を出してしまうのだが、やはり定収入がないと、なんとかしないとという気持ちになり、冷静な判断を失ってしまうのであろう。一度、200万円もうかって、そこから転落するさまはリアリティがある。 本人は、自由時間が有り余る状況を「魔の退屈」と言っているが、禅やら歴史の研究会に行ったりして、心の空白を埋めようとしている。投資話以外はとりとめない内容だが、結局は健康を大事にしながら「ツレ」と呼ぶ同居人男性との時間を大切にするという結論なのか。読んでてなるほどと思ったのは、鬱に車の運転が効果的というくだり。確かにあの時間は運転に集中するだけで、雑念はないもんな。おまけにどこか遠くへ行けて気晴らしにもなるし。
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