うつヌケ コミックエッセイ の商品レビュー
私が常々考えている自尊感情問題とも通ずる部分があった。 そして、私が自分自身で最近出した結論が、文字として記されていて嬉しかった。 それは、「自分を否定するものからは遠ざかり、自分を肯定してくれるものに近づこう」というもの。 体育会出身だとどうしても、「逃げることは弱いこと」、...
私が常々考えている自尊感情問題とも通ずる部分があった。 そして、私が自分自身で最近出した結論が、文字として記されていて嬉しかった。 それは、「自分を否定するものからは遠ざかり、自分を肯定してくれるものに近づこう」というもの。 体育会出身だとどうしても、「逃げることは弱いこと」、「逃げ癖がついたら一生逃げ続ける」といったなぞのスポコンが顔を出す。しかし、それはあくまで自分にエネルギーがある時の話だ。元気なときは、放っておいても意欲が湧いてくる。壁に対してもなにくそ!と立ち向かえる。でも、いつもではないのだ。心のエネルギーが枯渇しているとき、どんなに自分を奮い立たせようとしても全く動けないときもある。思っているよりも私は弱い。むしろ、よわよわだ。それに気づいて、手放す勇気を持ってから、大分生きやすくなった気がする。 自分を大切にしてくれる人と過ごすことで、たとえ人から大切にされない出来事があっても立ち直れる。 むしゃくしゃした時は料理をすると少し気持ちが晴れるのは、簡単に小さな達成感が得られるから。何をする気が起きない時も緑がいっぱいの庭でぼんやり座っていると落ち着くのは、大自然の中に身を置くことで過去でも未来でもなく「今」に気持ちが向くから。家でただぐうたらして、ねこをなでて過ごす休日が穏やかなのは、自分に身体を預けてくれる存在に安心感を得られるから。 今まで無意識に自分がしていたことが、根拠を持っていたことだとわかりなんだか嬉しくなった。 自分の傾向を知って、どんな自分も自分と認めて、ゆるやかに付き合っていくこと。 「うつの人」と境界線を引くのではなく、誰もが参考になる本だと思った。
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漫画家の田中圭一さん うつ病だったのこの本を読むまで知らなかった! ご自身のうつ&うつヌケの体験を綴った体験と 他の方のうつ&うつヌケ体験を綴ったマンガエッセイ 自分がダメな人間だと思ってしまって 自分がキライになる 自分を拒否してしまう ↑コレうつのトンネルの入り口 適度な...
漫画家の田中圭一さん うつ病だったのこの本を読むまで知らなかった! ご自身のうつ&うつヌケの体験を綴った体験と 他の方のうつ&うつヌケ体験を綴ったマンガエッセイ 自分がダメな人間だと思ってしまって 自分がキライになる 自分を拒否してしまう ↑コレうつのトンネルの入り口 適度な自己愛って大切 自分が自分を愛さなかったら誰が愛してくれるのよ! でもね うつってホ~ントに誰でもなっちゃう可能性が高いのよね。 うつってうつるしね。 (ダジャレじゃないよ~ホントなのよ~) うつになりそ~っていう人はぜひこの本読んでみて~!
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うつを抜けた人たちを取材して描かれており、ほぼ全てに共感。「だから自分もこうなってしまったのか!」とハッとさせられると同時に、全員うつを抜け出しており、その抜け方にも共通点があるため、「自分もきっと抜けられる日が来る」と希望をもてました。今はまだ人生の自習時間だと考え、自分を責め...
うつを抜けた人たちを取材して描かれており、ほぼ全てに共感。「だから自分もこうなってしまったのか!」とハッとさせられると同時に、全員うつを抜け出しており、その抜け方にも共通点があるため、「自分もきっと抜けられる日が来る」と希望をもてました。今はまだ人生の自習時間だと考え、自分を責めることを止めて、ゆっくりその時が来るのを待ちたいと思います。
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面白かった。大きな仕事を任されて何もかも上手くいっているように見える時に、実はウツの入口に立っているという事例が多いなと思った。 アマゾンのレビューには批判的意見として「クリエイティブな才能がある人の例ばかりだ」というものが多いが、確かにその通りで、双極性障害で、ハイの時には活...
面白かった。大きな仕事を任されて何もかも上手くいっているように見える時に、実はウツの入口に立っているという事例が多いなと思った。 アマゾンのレビューには批判的意見として「クリエイティブな才能がある人の例ばかりだ」というものが多いが、確かにその通りで、双極性障害で、ハイの時には活動的で何らかの成果を出している人が多い。しかしウツになるきっかけやウツから抜け出すきっかけには、万人に共通する法則みたいなものが見出せるのではないか? それにマンガという形式は、ウツで文字を追うのも辛い人には役に立つと思う。
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勉強になりました。 うつは「なる」ものじゃなくて誰の心の中にも 「眠っている」もの。 普通に生きている中でも、突然出てくる可能性もある。 うつは心の風邪なんかじゃなく、癌である。
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私も躁うつになったことがあるので ここに書いてある症状も分かるところがありました。 とにかく休むこと。本当に大事なこと。 冗談じゃなく。 自己肯定感を強くすること。難しいけどね。
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予備軍の人も含めたら相当な数のうつ患者がいるはず。うつでない者こそ、その人たちのことを正しく知るべきと思い手に取った。で、発見したのは、もしかしたら自分も15~16年前「うつ」だったかも知れないということ。本書にある「うつあるある」の症状が見事に当時の時分に合致していた。幸い、ト...
予備軍の人も含めたら相当な数のうつ患者がいるはず。うつでない者こそ、その人たちのことを正しく知るべきと思い手に取った。で、発見したのは、もしかしたら自分も15~16年前「うつ」だったかも知れないということ。本書にある「うつあるある」の症状が見事に当時の時分に合致していた。幸い、トンネルに入る前にデタラメな性格が幸いして助かったみたいだけれど。仕事にミスが増えたときは「年のせい」にする前にうつを疑ってもいいかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「(うつは)心の風邪なんてなまやさしいもんじゃない、うつは心のガンだ!!」 という言葉のインパクト。 ”心の風邪”と称することで「誰でもかかるものだ」という啓蒙にはつながるかもしれないけど、その反面「風邪ならいつかそのうち治る」とも思ってしまってもおかしくない。 でも症状や重さは人それぞれ。決してそうではない。 その後の「うつはほうっておくと死に至る病です」という言葉の重さを受け入れるには「心のガン」という言葉はまさにぴったりだと感じました。
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わかっちゃいるけどやめられない、 と言うところまではこれると思う。 それ以上は本では無理なのかもしれない。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○リスカする若い女性はいるけどリスカするお婆さんはいないでしょ?(P.105)
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著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!(Amazon紹介より) 私は、妻が子育てでうつ病、私自身も仕事で軽度のうつ状態で、「うつ病の...
著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!(Amazon紹介より) 私は、妻が子育てでうつ病、私自身も仕事で軽度のうつ状態で、「うつ病の人とどう接するか」「自分自身がうつの場合にどうすればよいか」というダブルの課題を抱えています。…自分で言うのもなんですが、こう書いていると、自分よく頑張ってるなと思います。でも、このようにさりげないことで自分を肯定できるかどうかがすごく重要だということをこの本で学びました。 今うつ病の人向けというよりは、身の回りにうつ病の人がいる人や、部下を持つ上司の人に読んでほしい内容です。うつ病の人を良い方向に誘導してあげることで、自分自身の自信にもつながる…そんな関係が理想ではないかと思います。
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