活版印刷三日月堂 海からの手紙 の商品レビュー
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シリーズ第二弾 シリーズ第一弾から一話ごとの主人公が次のお話しの主人公に繋がっている 活版印刷三日月堂のお話しは繋がりをとても感じる.*・゚ .゚・*. そして今回も(゜-Å)ホロリと涙のこぼれるお話し 【つながりについての覚書】 活版印刷三日月堂シリーズ第一弾 『星たちの栞』 「世界は森」 三日月堂のある川越の一番街にある運送会社ハルさんが離れて暮らすことになった息子に、寂しさをすごく感じながら、昔自分も親に作ってもらった三日月堂のレターセットを息子にも作り贈るお話し 「八月のコースター」 一話目のハルさんの紹介で三日月堂でお店のコースターを作ってもらう、一番街はずれの珈琲店“桐一葉”を伯父さんから引き継いだ店主岡野さんのお話し 「星たちの栞」 雨の日に“桐一葉”に来店した川越にある私立高校の鈴懸学園文芸部の顧問遠田(おんだ)先生が三日月堂で作られたお店のコースターを見て活版印刷に興味を持ち文芸部の部員と文化祭の展示の栞を三日月堂で製作し、三日月堂はじめての活版印刷のワークショップを開催するお話し 「ひとつだけの活字」 結婚を控えた川越市立図書館の司書平田雪乃さんが結婚式の招待状を印刷してもらうお話し 大学時代のゼミの後輩で、ハルさんのジョギング仲間で川越の観光案内所のアルバイト大西くんとのつながりで活版印刷、三日月堂のことを知る 雪乃さんの曽祖父は銀座で“平田活字店”をしていた 結婚式会場 レストラン“ヤマザクラ” 活版印刷三日月堂シリーズ第二弾 『海からの手紙』 「ちょうちょうの朗読会」 川越のカルチャーセンターの朗読講座の参加者で朗読会を開くことになり、プログラムを三日月堂で印刷してもらうことになった朗読グループ“ちょうちょう”のお話し 人と話すことが苦手なことを克服したくて朗読講座に参加していた小穂(さほ)は、図書館司書で平田雪乃さんの後輩 平田雪乃さんの結婚式の招待状がきっかけで三日月堂の活版印刷を知る。招待状をデザインしたことをきっかけに活版印刷のことを勉強しはじめた金子さんにも会う 朗読会会場 川越の蔵カフェ“kura” 「あわゆきのあと」 川越の小学五年生広太(こうた)が、五年生の夏まで知らなかった生まれて3日で亡くなってしまった姉“あわゆき”のファースト名刺を三日月堂で印刷してもらうお話し 担任は朗読グループ“ちょうちょう”のメンバー中谷三咲先生。広太のお母さんが朗読会を聞きに行っていて、中谷先生と朗読会のお話しになり、活版印刷のプログラムの話しから三日月堂に興味を持ち、三日月堂で店主の月野弓子さんとお話しするようになる 「海からの手紙」 広太の父親のいとこ田口昌代さんが、自分が昔作った貝殻の銅版画を弓子さんの活版印刷と一緒に豆本を製作するお話し “あわゆき”の名刺の活版印刷と大西くんに紹介されて弓子さんが刷っていた豆本マーケットの案内状をきっかけに豆本をつくることになった 版画工房の今泉先生のお話しもせつない… 「我らの西部劇」 心臓発作を起こし仕事を辞め川越に戻ってきた片山さんが、嫌いだったフリーライターの父親の未完成の西部劇のコラムの活版印刷を完成させるために動きだすお話し 偶然みつけた貝殻の豆本が三日月堂で作られたものだと知り、父親が弓子さんの祖父“カラスの親父さん”と仲がよかったことを思い出し三日月堂へ赴く 最後のお話しは、前話とのつながりがないように思わせといて・・・(笑)豆本見つけました。 シリーズ第三弾につながるかな? 第三弾も楽しみです^^*
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前作で、活版印刷三日月堂を再開した弓子と、三日月堂の製作した印刷物に心を惹かれた人々の連作短篇集その2。 弓子が迷いながら仕事をスタートした前作より、今回はさらに、物語や詩、名前、版画作品へと、弓子の関わる仕事が広がりを見せるにつれ、出会う世界も広がってゆく。 弓子自身も、...
前作で、活版印刷三日月堂を再開した弓子と、三日月堂の製作した印刷物に心を惹かれた人々の連作短篇集その2。 弓子が迷いながら仕事をスタートした前作より、今回はさらに、物語や詩、名前、版画作品へと、弓子の関わる仕事が広がりを見せるにつれ、出会う世界も広がってゆく。 弓子自身も、より積極的にアイディアを出したり、新しいことを試したり、少しずつ変わろうとしている。 まだどこかさびしげなイメージは変わらないが、雪どけが近づいてきたような、もうすぐもっと暖かな季節がやってくる予感のような気配。 次作にも大期待!
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川越の活版印刷所三日月堂シリーズ第2弾。古い手法の活版印刷が注目をあび、案内状、名刺、豆本と身近で手軽な印刷物を必要とする人々が、それぞれの印刷物への思いを託して三日月堂へやってくる。印刷物が縁を呼ぶのか、次々と人々の繋がりは広がっていく。満足のいく印刷物を手にした人々。各々その...
川越の活版印刷所三日月堂シリーズ第2弾。古い手法の活版印刷が注目をあび、案内状、名刺、豆本と身近で手軽な印刷物を必要とする人々が、それぞれの印刷物への思いを託して三日月堂へやってくる。印刷物が縁を呼ぶのか、次々と人々の繋がりは広がっていく。満足のいく印刷物を手にした人々。各々その印刷物に込められたエピソードがあるからこそ、よけいに心温まる出来栄えになるのかもしれない。PC技術や現代普及している印刷技術では出来ない何か・・・大切なものを教えてくれるシリーズだ。
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シリーズ2作目。連作短編集。 様々な思いや悩みを抱えた人が、三日月堂で、悩みを解決していく。皆が抱えている悩みは軽くはなく、むしろ重め。 弓子さんが特に何かをするわけでもないけど、弓子さんの生き方が素敵。 弓子さん自身も悩みや不安などたくさんあるんだろうけど、だからこそ、弓子さん...
シリーズ2作目。連作短編集。 様々な思いや悩みを抱えた人が、三日月堂で、悩みを解決していく。皆が抱えている悩みは軽くはなく、むしろ重め。 弓子さんが特に何かをするわけでもないけど、弓子さんの生き方が素敵。 弓子さん自身も悩みや不安などたくさんあるんだろうけど、だからこそ、弓子さんの言葉に重みがあるように思う。 続きが気になる。
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【あらすじ】 小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。物静かな店主・弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い……。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる感動作。 静岡書店大賞を受賞・ブクログ1位・読書メーター1...
【あらすじ】 小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。物静かな店主・弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い……。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる感動作。 静岡書店大賞を受賞・ブクログ1位・読書メーター1位など、話題沸騰の人気シリーズ、待望の第二弾! 【感想】
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2巻目もよかった。 「神様のカルテ」に通じる誰も傷つけない、いつ読んでもほっこりするシリーズな気がする。
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活版印刷は面倒だ。 それは人との繋がりに似ている。 そんな気がする。 でもそこからうまれるあったかいものに 人は心をほぐされてゆくんだろうな。 私は「あわゆき」に心解けてゆくのを とてもうれしく感じました。 印刷所そのものも少しずつ 息を吹き返し始めましたね。 物語全体...
活版印刷は面倒だ。 それは人との繋がりに似ている。 そんな気がする。 でもそこからうまれるあったかいものに 人は心をほぐされてゆくんだろうな。 私は「あわゆき」に心解けてゆくのを とてもうれしく感じました。 印刷所そのものも少しずつ 息を吹き返し始めましたね。 物語全体が色づき始めたように思うのです。 ひとりひとりの元気を応援してきた活版が 今度はそんなひとりひとりの繋がりから 恩返しを受けてゆく…そんな予感がします。
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図書館より。 ヤバイ、泣ける(笑)。朗読会の話も、名刺の話も読んでいて思わず涙が。豆本、私も見てみたいな。 心に染みる本でした。ご馳走さまですm(__)m
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シリーズ2作目。今作も、しみじみとよかった~でした。ちょっとしたつながりで、三日月堂に引き寄せられ、それがきっかけとなって、小さな一歩を踏み出す人たち。優しい気持ちにさせてくれるとともに、そっと背中を押してくれるようなそんなお話たちでした。
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相変わらず好調です。前回は弓子さんの生き方が描かれていたけれど、今回は活版印刷を通じて伝わってくる、それぞれの人生が響きます。 1話から4話まで、人物が次々と物語を繋いでいくのも面白かったです。 最近の作家さんはTwitterなどされるので、思いがけない情報を知ることがあります。...
相変わらず好調です。前回は弓子さんの生き方が描かれていたけれど、今回は活版印刷を通じて伝わってくる、それぞれの人生が響きます。 1話から4話まで、人物が次々と物語を繋いでいくのも面白かったです。 最近の作家さんはTwitterなどされるので、思いがけない情報を知ることがあります。(普段はめったに見ませんが) 今回、ほしおさなえさんがハードボイルド小説の翻訳をされていた小鷹信光さんの娘さんということがわかってびっくり。父がハードボイルド小説ファンだったので。 作家さんと140字の小説と絵のコラボをされていることも知りました。それがとても素敵な本なので、もう手に入らないことに地団駄を踏んだほど。もちろん活版印刷で作られています。この小説で活版印刷に興味を持ちましたが、現場で活躍する作家さんや印刷所があることを知って、ますます興味が湧きました。 朗読会のプログラムを活版印刷で・・・なんて、私もやってみたいなぁ。 そうそう、物語はまだ続きそうだということがわかって、とても嬉しかったです。
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