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活版印刷三日月堂 海からの手紙 の商品レビュー

4.2

105件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

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2019/01/30

1話の出来事、その結果生まれたものが次のきっかけにつながる構成がとても自然。活版印刷を依頼する顧客だけでなく、顧客とのやり取りで自分の仕事の幅も広げようとする主人公の前向きな姿勢に刺激を受けた。1作目がとてもよかったので2作目も読むつもりだったのになぜかここまで手に取らなかったけ...

1話の出来事、その結果生まれたものが次のきっかけにつながる構成がとても自然。活版印刷を依頼する顧客だけでなく、顧客とのやり取りで自分の仕事の幅も広げようとする主人公の前向きな姿勢に刺激を受けた。1作目がとてもよかったので2作目も読むつもりだったのになぜかここまで手に取らなかったけど、まさに手に取るべきタイミングで読むことができた。停滞している自分に一歩前へと背中を押してもらった気がする。決してそうした読者を鼓舞するような作品ではなく、むしろほんわかとした癒し系の作品なのだけど、心地よさを感じながらぱぁっと日がさして目の前を照らされているような、不思議なシリーズ。

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2019/01/14

このシリーズ、好きだなー。 活版印刷を通して人と人とが繋がっていく感じもいいし、一つ一つのエピソードがじんわり、ほっこりさせてくれる。

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2019/01/05

人付き合いが少し苦手な司書が朗読会を行う「ちょうちょうの朗読会」、小学生の主人公が自分の亡くなった姉のファースト名刺を作る「あわゆきのあと」、銅版画から離れた主人公が店主弓子と豆本をつくる「海からの手紙」、病気で失業中の主人公が自分と父との関係、そして自分と息子との関係を見直す「...

人付き合いが少し苦手な司書が朗読会を行う「ちょうちょうの朗読会」、小学生の主人公が自分の亡くなった姉のファースト名刺を作る「あわゆきのあと」、銅版画から離れた主人公が店主弓子と豆本をつくる「海からの手紙」、病気で失業中の主人公が自分と父との関係、そして自分と息子との関係を見直す「我らの西部劇」。 4編を収録。 面白かったです。 こういう物語ってすべてを「それ」が解決する感があるんですよね。 たとえば、このシリーズでは活版印刷、そのほかにもチョコレートや和菓子やフランス料理や古書やコーヒー。 まぁシリーズだから仕方ないけど、普通それで全部解決したりしないでしょ、という。 でもこのお話はその「活版印刷」の介入が愛おしいです。 活字が好きな人にとってはたまらないだろうな。

Posted byブクログ

2019/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【積読から】シリーズ2作目。前作にもまして面白くなっている。活版印刷にすごく魅力を感じている。『あわゆきのあと』が一番好きかな。

Posted byブクログ

2018/12/22

ほしおさなえさんのシリーズ2作目「活版印刷 三日月堂 海からの手紙」読了。良かったです。図書館司書、先生、アナウンサーが初めての朗読会に臨む「ちょうちょうの朗読会」、小学5年生の広太と家族の物語「あわゆきのあと」、銅版画と活版印刷の本の物語「海からの手紙」、時代を越えて家族の思い...

ほしおさなえさんのシリーズ2作目「活版印刷 三日月堂 海からの手紙」読了。良かったです。図書館司書、先生、アナウンサーが初めての朗読会に臨む「ちょうちょうの朗読会」、小学5年生の広太と家族の物語「あわゆきのあと」、銅版画と活版印刷の本の物語「海からの手紙」、時代を越えて家族の思いを綴る「我らの西部劇」からなる短編四作。一つの話が次の作品にリンクする構成で、三日月堂に集まる人々の思いが素敵な形となり出来上がります。どの物語も余韻が残ります。個人的に「ちょうちょうの朗読会」のみんなの反応を見たかったな。

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2018/11/23

シリーズ2作目。 嫌な表現や言い回しが全くなくて、静かに読み進められます。 これって、以外とないことで。 次回作も楽しみです。

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2018/11/19

三日月堂に関わった人々のハートフルでちょっと切なさもある短編ストーリー集。 それぞれの話は独立してるけど、物語の中で少しずつ登場人物が繋がっていて、次はあなたの番だよ、って幸せバトンを渡してる感じが好き。 ファースト名刺、すてき!私もそういう機会を授かったら、活版印刷のファース...

三日月堂に関わった人々のハートフルでちょっと切なさもある短編ストーリー集。 それぞれの話は独立してるけど、物語の中で少しずつ登場人物が繋がっていて、次はあなたの番だよ、って幸せバトンを渡してる感じが好き。 ファースト名刺、すてき!私もそういう機会を授かったら、活版印刷のファースト名刺作りたいなぁ。 前作も読んだ方が楽しめるけど、読んでなくても違和感なく読めるからぜひ読んでほしー! そんでやっぱり、活版印刷ってかっこいい!

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2018/09/13

川越にある古い活版印刷屋「三日月堂」を舞台に、悩みを抱えた人たちが繰り広げる人間ドラマ。 短編連作。 最初の話に出て来た人と若干繋がりがある人が次の話の主人公。 家族の話が多く、自分もあるかもしれないという話だから余計に感情移入しやすい。 そこに活字や文字が温かく優しいスパイスを...

川越にある古い活版印刷屋「三日月堂」を舞台に、悩みを抱えた人たちが繰り広げる人間ドラマ。 短編連作。 最初の話に出て来た人と若干繋がりがある人が次の話の主人公。 家族の話が多く、自分もあるかもしれないという話だから余計に感情移入しやすい。 そこに活字や文字が温かく優しいスパイスを加えているようで、思わず泣いてしまう話もあるので、外で読むときは注意。

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2018/09/14

それぞれの短編は独立していますが、登場人物同士でバトンがつながっていく感じがいい。「あわゆきのあと」では泣きそうになりました。

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2018/08/30

活版印刷に惹かれ三日月堂にやってくる人々。 何かを依頼しようとしてるわけでもないのに。 活版印刷や店主弓子さんとの交流で、癒される。 いいなぁ、わたしも三日月堂行ってみたい。

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