ヴォートF-8クルーセイダー の商品レビュー

文林堂

2018/07/20

新版『世界の傑作機』の最初の１冊がF-8だった。これの全面改訂版。前の版は買ったけど中味をよく読んでないうちに処分されてしまったので買い直し。なので、どこが変わったかはほとんど分からない。

キューバ危機でのRF-8の活躍がなかなか手に汗握る感覚。国を核の危機から守るというのはこういうことなのかと改めて思う。

「最後のガンファイター」とはいうがF-8の機関砲での戦果はあまりなく、これの1つの原因が搭載機関砲の信頼性の低さ。MG151-20程の機関砲を搭載していればまた評価は違っていたかもしれない。F11Fが自分自身を撃墜するという戦果のある機関砲ではあるが。

グラマンF11Fに対しては優位にあった本機。ベトナム戦争という活躍の機会もあったが、ベトナム戦争後半にはもう退場となった。後を継ぐのがF-4ではしかたがない。