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トランプ大統領の衝撃 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/08/30

(2017/2/21) 最近はすっかりボリュームが無くなってしまった村上龍主宰のJMMで http://ryumurakami.com/jmm/ 今もしっかり連載を続ける冷泉 彰彦氏の from 911/USAレポート (隔週土曜日配信)。 昨年は大統領選一色だったが、 そ...

(2017/2/21) 最近はすっかりボリュームが無くなってしまった村上龍主宰のJMMで http://ryumurakami.com/jmm/ 今もしっかり連載を続ける冷泉 彰彦氏の from 911/USAレポート (隔週土曜日配信)。 昨年は大統領選一色だったが、 その内容を中心に一冊の新書にまとめ、 まさかのトランプが勝利するや否や出版された。 そのスピード感たるやよし。 内容も、JMMでリアルタイムに書いていたものを土台にしているからしっかりしたもの。 冒頭第一部で書き下ろしをして、第二部はその時々のコラムを掲載。 なぜあのトランプが当選したか、ヒラリーが負けたかがひしひしと伝わってくる。 とはいえ「理由はこれだ!」という明確なものはないが、 著者がにおわせ、私も感じるのは、 自腹で選挙を戦うトランプは、負けると分かれば広告費を使わなくなる。 それではマスメディアはおまんまの食い上げ。 なんとか接戦と煽って、トランプに金を使わせたい。 必然的にメディアに取り上げられる量が増えるトランプ。 そのうちヒラリーにメール疑惑と健康疑惑。 それでも圧倒的にヒラリー有利だったはずが、 メディア露出がボディブローのように効いてきて、 ヒラリーに投票するはずだった知的階級(だが経済的に恵まれてない)が トランプに投票した、、 なんてところだろうか。 これを読むと、トランプの言動は時におとなしくなっていたが、 ここにきて再び暴走を始めている。 選挙時に恐れていたことが現実になる。 一気に弾劾されかねない。 そういう空気もこの本から伝わる。 面白い。 第1部 トランプ勝利の歴史的意味(時代はどう変わっていたのか 即座に動き始めたアメリカ 日本がこれから取るべき道) 第2部 泡沫候補から共和党代表へ―選挙戦レポート’16・1~’16・6(トランプ現象を誰が支えているのか? 動き出した大統領予備選、苦戦する本命 スーパー・チューズデーでトランプ大勝利 ほか) 第3部 何が勝敗を決したのか?―選挙戦レポート’16・7~’16・11(感情論に動かされる政治、日米英の比較 党内抗争の次は、大中傷合戦スタート! 異例ずくめの共和党大会、報ずるメディアも大混乱! ほか)

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2019/10/22

著者はわたしがずっと追いかけている人。トランプ大統領は、先が見通せないと言われますが、言ったことしかやらない。その発言をまとめたのが本書。

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2018/01/15

トランプ大統領がアメリカ大統領に選ばれるまでを描いた本。 最初トランプは共和党の数ある候補の1人で、また民主党のヒラリー・クリントンが優勢な状況が、一進一退がありつつも徐々にひっくり返されるさまがリアルだった。

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2017/04/09

2016年のアメリカ大統領選挙。政治経験がなく、政策を語らず、暴言を吐くだけの泡沫候補だったはずのトランプがまさかの勝利。世論もマスコミも実績のあるヒラリーの圧勝という予想で一致していたはず。なぜ、トランプは勝利したのか。 在米ジャーナリストである著者の取材による選挙ルポを読ん...

2016年のアメリカ大統領選挙。政治経験がなく、政策を語らず、暴言を吐くだけの泡沫候補だったはずのトランプがまさかの勝利。世論もマスコミも実績のあるヒラリーの圧勝という予想で一致していたはず。なぜ、トランプは勝利したのか。 在米ジャーナリストである著者の取材による選挙ルポを読んでいると、世紀の大逆転ドラマはヒラリー側の油断にあったのだろう。トランプには勝って当たり前。ヒラリー陣営は勝つことよりも、勝ち方の鮮やかさに主眼を置き、楽勝気分が漂ってしまった。そのうえ、対抗者のバッシングに徹するトランプとその支持者の選挙戦術の同じ土俵に乗ってしまった。ヒラリーはあくまでも政策で勝負すべきだった。 選挙直前になって、ヒラリーのメール問題が再びむし返され、それがヒラリーの敗因だったというのはわかりやすい説明だが、本書を読む限り、ヒラリーは負けるべくして負けたとしか思えない。 勝負事は油断したほうが負ける、という当たり前のことを思い知ったのが、今回の大統領選挙だった。

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2016/12/17

アメリカ大統領選の回顧録。 トランプさんが大統領になるなんて想像していませんでしたが、アメリカの格差はその分、大きいと実感。 本書では知的労働とブルーワーカーとの所得格差やメディアの異常なまでの加熱報道などが挙げられています。 メディアに関しては、候補者のイメージ象がフィルタ...

アメリカ大統領選の回顧録。 トランプさんが大統領になるなんて想像していませんでしたが、アメリカの格差はその分、大きいと実感。 本書では知的労働とブルーワーカーとの所得格差やメディアの異常なまでの加熱報道などが挙げられています。 メディアに関しては、候補者のイメージ象がフィルターを通して入ってくる。いくつかのソースを比べることの大切さも実感。 リーダーは自分達を写す鏡だと思えば安易な言葉に振り回されずに、自分達で、きちんと考えて決めたいものですね。

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