池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾 の商品レビュー
中国の歴史と現代の価値観を知ることのできる素晴らしい本だった。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/n5d07c23f41f1
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最近よく香港と中国に関するニュースがあり、現状に至る概要を知りたいと思い読みました。台湾を含め、歴史を振り返りながら説明されているのでとても分かりやすかったです。 これまでの経緯を知ることで、ニュースにより関心が持てると思います。
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「ある国のことを学ぶとき、それは、その国独自のことなのか、それとも万国共通の発展の歴史のひとコマなのか、そこを注意深く観察することが必要なのです。」というあとがきに尽きる。闇雲に中国を仮想敵視する前に、その歴史的背景を知ることの大切さを訴える1冊。
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初めて中国のことを歴史ベースで学んだ気がする。定評通り、池上彰さんは入門にもってこい。端的に近代中国の主要な歴史を振り返り、現代を解説してくれるから、彼らのバックグラウンドを理解できた。
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最近の中国の状況がよく分かった。一党独裁がやがては消滅することは過去の歴史が教えてくれている。やがては消えるのであろう。いつになるか分からないが。今はまだ戦後であることを再認識した。
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米中がヒートアップしているので、読んだ一冊。 意外だったのが、今の日銀の基礎は日清戦争の勝利によってつくられたという事です。台湾を領土として獲得し、近代化したのは知っていたのだけれど。 その後の台湾の歴史も、香港にも頁が割かれていて大枠現在の中国問題が分かります。 チベットとダ...
米中がヒートアップしているので、読んだ一冊。 意外だったのが、今の日銀の基礎は日清戦争の勝利によってつくられたという事です。台湾を領土として獲得し、近代化したのは知っていたのだけれど。 その後の台湾の歴史も、香港にも頁が割かれていて大枠現在の中国問題が分かります。 チベットとダライ・ラマ、パンチェン・ラマの関係性についてはもっと多くの人に知って欲しい。
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長期政権が近年腐敗していく姿を見ていると、もはや劇薬として共産党に政権を持っていただいた方が良いのでは……桜の会の詰め寄り方とかすげかったし………と思っていました。が、各国の社会主義、共産主義が国をどう導いたか、この本のシリーズ(主にこの本とロシア)を辿っていくうちに、共産党主導...
長期政権が近年腐敗していく姿を見ていると、もはや劇薬として共産党に政権を持っていただいた方が良いのでは……桜の会の詰め寄り方とかすげかったし………と思っていました。が、各国の社会主義、共産主義が国をどう導いたか、この本のシリーズ(主にこの本とロシア)を辿っていくうちに、共産党主導を安易に口走ってはいけないと思い直すことができました。性善説信望はあまりにも危険だ…。アベンジャーズ…インフィニティーウォー…サノス……
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近年の状況がどういう歴史の元に成り立ってるのかを分かりやすく系統だって解説してくれてる一冊。これを読むと、今の中国がなぜああなのかがわかるし、ニュースの理解度が増すと思う。
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2019/12/1 隣の国や地域だけど知っているようで知らなかったことがたくさん詰まっていると思います。 YouTube大学でも見ましたが、読んでみると、今の中国、台湾、香港、マカオがどういう状況にあって、なぜそうなっているのかということにも合点がいくような気がします。 2016...
2019/12/1 隣の国や地域だけど知っているようで知らなかったことがたくさん詰まっていると思います。 YouTube大学でも見ましたが、読んでみると、今の中国、台湾、香港、マカオがどういう状況にあって、なぜそうなっているのかということにも合点がいくような気がします。 2016年に発行されているこの本ですが、2019年現在で起きている香港のデモについても半分予言しているような記述も見られます、 でもそれは中国のこれまでの歴史をしっかりと把握していれば先見の目を持つことができ、ある程度予測できたことなんだなと実感させられます。 ニュースなどで断片的に知ってはいても、なぜその問題が起きているのか、どういう背景があるのかまではなかなか調べる機会もないままにしていたので、こういうまとまった解説は有り難いなと思います。 中国のこと、台湾のこと、香港のこと、マカオのこと、そこに関わる世界の国のことを今後はどうなるのか、なぜそれが起きているのかという原因と理由を探りながら考えていく必要があります。特にアメリカと中国の対立もこれからどうなるかわからないし、日本がどんな立場を取っていくべきなのかも考えなきゃいけません。 きっかけをくれる一冊だと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これだけ香港の問題が騒がれているのに、大人ながら事情がよくわかっていないため「これは知らねば!」と思い購入。 さすが池上さん。非常によくわかりやすく解説してくれている。私も今なら、中国・香港・台湾の関係を人に説明できそうな気がするくらい。 以下、驚きメモ。 ===== 中華民国を中国の代表として扱っている国では、バチカン市国があります。ヨーロッパでただひとっつ、現在も中華人民共和国を国歌として認めていません。(!) ===== そこで編み出したのが「一国二制度」。香港もマカオも、中国に返還されますが、50年間は資本主義経済を続けてもいい。言論の自由、表現の自由も認めます。だから安心してください、というわけです。 ===== 中国13億人の舵取りを、わずか7人で行っているのです。7人の集団指導体制で国家運営に関するすべてを決めます。(!) ===== 日本人の観光客も海外の人たちが眉をひそめるようなことを平気でやっていたのです。 そして今は、同じことを中国の人たちがやっているわけですね。(←じゃあやがては変わるのか…) ===== 毛沢東が言った有名な言葉があります。「我々はソ連との核戦争を恐れていない。たとえソ連との核戦争で5億人死んだとしても、まだ3億人残るから中国は大丈夫だ」。とんでもない論理です。人口が多ければ戦争に勝つ。毛沢東は、そういう発想をしたのです。(←危険思想過ぎる) ===== この事件以来、香港の多くの書店は中国を批判する本を並べなくなりました。中国政府は香港での言論の自由は保障するというけれど、現実には何があるかわからない。(←書店ですら…) ===== (南シナ海問題で)国際法上の判断は定まりましたが、強制的に従わせる手段はありません。(←ないの!?) ===== ダライ・ラマ14世は、1995年5月、チベットに住むゲンドゥン・チューキ・ニマという男児をパンチェン・ラマの転生者として認定しました。ところが、中国政府が、この子を拉致。その後現在まで消息は不明です。(←そんな堂々とした嫌がらせアリなの!?) =====
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