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世にも奇妙な人体実験の歴史 の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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2019/06/03

タイトルからマッドサイエンティスト、それも、冷酷に他人の身体を実験に使っている姿を想像する。確かにマッドなサイエンティストと言っていいのだろうが、真面目に、医学、科学の発展に挑んできた人たちだ。 大半は、人体実験の対象は、自分自身だったりする。 こうした、危険を顧みない行為があっ...

タイトルからマッドサイエンティスト、それも、冷酷に他人の身体を実験に使っている姿を想像する。確かにマッドなサイエンティストと言っていいのだろうが、真面目に、医学、科学の発展に挑んできた人たちだ。 大半は、人体実験の対象は、自分自身だったりする。 こうした、危険を顧みない行為があってこそ、今があることは否めない。 すこし、タイトルが損やな。

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2024/03/24

うーん。この時代に生きてなくて良かったと思ってしまった。 疫病にかかった患者の体液を飲む医者。スゴイ勇気。 とろ火に掛けられた嘔吐物という字面だけで吐きそう。

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2019/01/19

昔の人は偉大だ。(^^; 読む人によっては、気持ちが悪くなるような人体実験(実験者が自分の身体で実験することも多数)が紹介されています。 病気の原因を探すのに、自分が病気にかかるように実験するなんて無理無理。(^^; 尊敬はしますが、ちょっとしたおかしみも感じますね。

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2018/12/15

自分自身が被験者になるくらいに実験が好きって… 人間ってどれだけ多くの屍を超えて生きているんだろうと思ってしまった。

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2017/03/22

当然のことが当然のことになるまでの話.純朴な好奇心と利他的な自己犠牲がそれを推進し,知識だけは豊富な「学者」や「専門家」がそれを抑止した.

Posted byブクログ

2017/01/27

本屋さんで欲しい本を見つけた後、他になんか面白そうなものないかなあ、とあてもなく棚を見ているときに見つけた。タイトルを見て、面白そうとタイトル買い。 こういう予定にない本に出会えるから本屋さんはやめられない。 性病、麻酔、薬、食物、寄生虫、病原菌など全17章にわたって様々な人体...

本屋さんで欲しい本を見つけた後、他になんか面白そうなものないかなあ、とあてもなく棚を見ているときに見つけた。タイトルを見て、面白そうとタイトル買い。 こういう予定にない本に出会えるから本屋さんはやめられない。 性病、麻酔、薬、食物、寄生虫、病原菌など全17章にわたって様々な人体実験の歴史について書かれている。 科学者が自分の予想の確認や新しく創り出す際において、人体実験は欠かせない。勿論、人間に行う前に動物などを用いて実験するだろうが、最終的に人間に使うものなどの確認のためには人体実験せざるを得ない。 本書ではその人体実験の被験者に果敢にも自らなるという科学者がたくさん載っている。 実験が上手くいって自らの仮説を裏付けることの出来た幸運なひともいれば、生命を落としてしまうひとや、危うく生命を落としかけたひともいる。 こういう科学者を、マッドサイエンティストと呼ぶのかもしれない。わたしに言わせてもらえば、自分が厭なものや効果の不確かなものを他人に使えるひとのほうが余程狂っていると思う。 わたしは科学者でないので、自分に明らかに害になるものを試したり、他人試す機会もないけれど、それを行うということは、一体どれくらい強い信念と使命があるのだろう。 この本に出てくる実験は、どれもこれも凄まじく、どれか選んで実験台になれると言われたら、どれもお断りなのだが、科学者でなくても実験台に志願するひともいる。 科学の発展のためという崇高な理由のひともいたかもしれないけれど、多くは報償金や、自らが罹患し放っておいても死んでしまうといった場合が多い。 それしか手段がなければ、実験台になるより他ない。これは辛い。 どれも厭な中でも容易に気持ち悪さの想像出来る、寄生虫を体内に入れるだとか、病原菌を打つは耐えられない。 他にも、患者の嘔吐物を摂取したり、自ら漂流してみたり、どう決意したのかわからない多くの科学者たち。 これならイケるな、とか、これだけはムリ、と単純に楽しんで読んでもいいだろうと思うし、様々な歴史のひとつと真面目に読んでもいいだろう。たとえば、コカインは初期のコカ・コーラ原材料のひとつだった。だから、コカ・コーラなのか?だからコーラは中毒になるのか?(わたしの夫はコーラ大好き、わたしは飲まないので何故あんなに飲みたがるのか不思議だった) ただ、忘れてはならないことがある。 わたしたちが今、当たり前に飲む薬にも、危ないとわかっている行為にも、それを裏付けするために多くのひとの苦労がある。 薬が間に合わず病によって亡くなるひとたち、実験によって失われた多くの生命、人間の都合によって殺されていった多くの動物たち、数え切れない犠牲の上にわたしたちの生活は成り立っているのだ。

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2017/01/18

タイトルや帯書きを一見して、いわゆるステレオタイプな”マッド・サイエンティスト”の実話集を想像してしまったのだが、豈図らんや。 本書に書かれたエピソードの大半を占めるのは、研究のために文字通り自分の体を実験台にした、あるいは危険極まりない領域へ自ら踏み込んでいった医師や科学者たち...

タイトルや帯書きを一見して、いわゆるステレオタイプな”マッド・サイエンティスト”の実話集を想像してしまったのだが、豈図らんや。 本書に書かれたエピソードの大半を占めるのは、研究のために文字通り自分の体を実験台にした、あるいは危険極まりない領域へ自ら踏み込んでいった医師や科学者たちによるもの。 その「研究のため」という目的は往々にして、研究者本人の―傍から見れば常軌を逸していると思えるほどの―強烈な知的好奇心に因って来るものなのだけれども。 詳しくは此方に。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2017-01-16

Posted byブクログ

2016/11/24

【マッド・サイエンティストの世界へ、ようこそ】性病、寄生虫、コレラ、ペスト……人類を絶滅の危機から救った医学の発展の裏には、多くの科学者による果敢な自己人体実験があった。

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