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書楼弔堂 炎昼 の商品レビュー

3.9

58件のお客様レビュー

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2017/01/10

前作の記憶はほとんどない状態で読書に着手。分かりそうで分からないところもあり、でも心にちゃんと引っかかる部分もあり。好きなんだよなあ、そんな雰囲気。

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2017/01/05

和洋問わずその人ならではの本を選んでくれる本屋。客が後の文豪やら学者やら軍人だったりする。常連松岡さんの後の名前がラストでわかって゛おおっ゛となる。あの方は婿養子なんだね。

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2017/08/29

感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201612/article_4.html

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2016/12/27

前作ほど大興奮はしませんでしたが、今回も面白かった。前作の高遠の位置に天馬塔子、主役はやはり本と松岡國男(のちの柳田國男)、ガイドは弔堂龍典と丁稚/撓(しほる)。 ”探書漆 事件”自然主義文学論がシームっぽい、ゾラやモーパッサンなどフレンチ文学と小説論が語られる。田山花袋にゾラの...

前作ほど大興奮はしませんでしたが、今回も面白かった。前作の高遠の位置に天馬塔子、主役はやはり本と松岡國男(のちの柳田國男)、ガイドは弔堂龍典と丁稚/撓(しほる)。 ”探書漆 事件”自然主義文学論がシームっぽい、ゾラやモーパッサンなどフレンチ文学と小説論が語られる。田山花袋にゾラの実験小説論『Le Roman expérimental』 ”探書捌 普遍”芸術論、添田平吉/添田唖蝉坊に歌川國芳”源頼光公館土蜘作妖怪圖” ”探書玖 隠秘”塔子バーネット『小公子』を読む。心理学、催眠術など。近年”貞子”で再注目された福来友吉博士にメスメルの『Mesmerismus, oder, System der Wechselwirkungen : Theorie und Anwendung des thierischen Magnetismus』 ”探書拾 変節”文化と言語、女性論。平塚らいてうにゲーテ『准亭郎の悲哀』”Die Leiden des jungen Werthers"(若きウェルテルの悩み) ”探書拾壱 無常”弔堂の過去がちらりと見える。赤穂浪士。乃木希典に三宅観瀾『中興鑑言』 ”探書拾弐 常世”死生観。天馬塔子に『一日一時間三日三時間自轉車乗用速成術』

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2016/12/27

今は当然のように本を読んでいますが、婦女子にはそれすら許されない時代があったのですね。 塔子さんが誰なのか、それはまた別の話なのでしょうか? 高遠さんと一緒にまた何処かに出て来ないかしら?

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2016/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弔堂シリーズの第2弾(目次では探書漆から拾弐までの連作6編)。 当時の著名な来客にまつわる状況や見立てが主人によって語られ、客人の想い・悩みが氷解されつつ、その名前が判明し、人生の一冊が示される趣向は変わらない。 今回は、明治維新後の婦人像、そして文芸論、心霊論、文化論、戦争論、幽霊論など思想としても興味深かった。 今回の主人公ともいえる松岡さんがあの人だったのは了解だが、塔子さんの名字が分かっても「あぁ!」とはいかない。 それはまた別の話で語られるのだろうか? 16-229

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2016/12/19

シリーズ最新作。 角川から出ていた『虚実〜』のハイテンションなぶっ飛び具合とは打って変わって、こちらは落ち着いてじっくり読みたくなる内容だった。全く違う作風のものがほぼ同時期に出ていたというのも凄い。 主人公の穏やかな語り口は何時までも読んでいたい気分になった。

Posted byブクログ

2016/12/17

「小説に誤読はございません。面白く読むのが何より正しい読み方でございましょう」 いつも通り、難しい内容なのに、ストンと腑に落ちた気がする。憑き物落とし感。 

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