雪煙チェイス の商品レビュー
東野作品らしくテンポ良くさくさく読めた。自分がゲレンデで滑っているような爽快な気持ちになって、スキー場に行きたくなる。エンタメとして楽しく軽く読みたいときにおすすめ。学生に戻りたくなる。
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あまり批判的なレビューはしたく無いが。 この物語の紹介で、どんでん返しや緊迫感等、様々な要素で構成された作品という意見があるのだが。 ミステリーとしては薄い、推理小説としては軽い、いままでの作品と比べても中身が何もないまさしく、『パウダースノー』の様な、真っ白な作品だった。 ...
あまり批判的なレビューはしたく無いが。 この物語の紹介で、どんでん返しや緊迫感等、様々な要素で構成された作品という意見があるのだが。 ミステリーとしては薄い、推理小説としては軽い、いままでの作品と比べても中身が何もないまさしく、『パウダースノー』の様な、真っ白な作品だった。 導入と結びは面白いが、数ある東野圭吾作品の様に重厚感が一切感じられない。 また、いつもの作品であれば、彼の描く警察官は常に魅力的だが、今作では警察をコメディの様に書いた事で被疑者の緊迫感が伝わらず、何をしたい?と残念な気持ちになってしまった。 「恋のゴンドラ」のエピソードがでてくるため、セットで読むと救われるのだろつか・・・。 生まれて初めて星一つ(ないなぁ)の辛辣な意見を書いてしまった。 本当に東野圭吾なのか?と疑ってしまった。
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颯爽と駆け抜けるお話。 読者の視点が当事者たちと警察官の間にあるので、全体を俯瞰しなかまら話は終わっていく。 でも、やっぱり冬になるとゲレンデを舞台にした作品が読みたくなりますね。
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無実の学生が自らのアリバイを証明してくれる女性を探しにゲレンデへ、という設定をよく思いついたものだ。無実なのに警察に追われ、真相を告げることもできないというもどかしい状況の中、女性が見つかりそうで見つからないことや、着々と警察の手が迫っていることにとてもスリルを味わえた。爽快にス...
無実の学生が自らのアリバイを証明してくれる女性を探しにゲレンデへ、という設定をよく思いついたものだ。無実なのに警察に追われ、真相を告げることもできないというもどかしい状況の中、女性が見つかりそうで見つからないことや、着々と警察の手が迫っていることにとてもスリルを味わえた。爽快にスノボで駆ける描写が今の季節に合っていてより一層楽しめた。
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ブックトレードにて入手。 東野圭吾らしいテンポの良い作品。 雪山シリーズはどの順番で読んでもいいのかもしれない。
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今回は殺人容疑をかけられた主人公が友人と共に、自分のアリバイを証明できる唯一の女性スノーボーダーを探しにスキー場に向かい悪戦苦闘する。 そして、本庁より先に彼らを捕らえるよう上司に命じられ、彼らを追ってスキー場に来た所轄の刑事の奮闘を中心に描かれていました。 スキー場ならではの人...
今回は殺人容疑をかけられた主人公が友人と共に、自分のアリバイを証明できる唯一の女性スノーボーダーを探しにスキー場に向かい悪戦苦闘する。 そして、本庁より先に彼らを捕らえるよう上司に命じられ、彼らを追ってスキー場に来た所轄の刑事の奮闘を中心に描かれていました。 スキー場ならではの人探しの難しさと、彼らに降りかかる予期せぬ出来事や、刑事達に課せられる無理難題にハラハライライラしながらも楽しく読めましたし、読後も爽やかで良かったです。
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タイトル通り逃走者の話なので事件自体の謎解きはかなりサクッと。女神の正体が二転三転するのでラスト目が離せず面白かった。ゲレンデシリーズは前2作もだが、事件の謎解きとは別の方向から真相が明らかになるので最後の方確信に向かってドンドン話が展開していくとこらがよかった。
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ストーリー展開がサクサクでわかりやすくてよい! いかにもウインタースポーツ好きな東野さんらしい作品で、バックカントリーしたくなる。
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「東野圭吾」のミステリ小説『雪煙チェイス』を読みました。 「東野圭吾」作品は、先月、読んだ『恋のゴンドラ』以来ですね。 -----story------------- 殺人の容疑をかけられた大学生の「脇坂竜実」。 彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダ...
「東野圭吾」のミステリ小説『雪煙チェイス』を読みました。 「東野圭吾」作品は、先月、読んだ『恋のゴンドラ』以来ですね。 -----story------------- 殺人の容疑をかけられた大学生の「脇坂竜実」。 彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、「竜実」は日本屈指のスキー場に向かった。 それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事「小杉」。 村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる! 『白銀ジャック』 『疾風ロンド』の“あの人"も登場! どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。 ----------------------- 『白銀ジャック』 、『疾風ロンド』に続く、真冬のスキー場を舞台にしたミステリ作品の3作目… 過去の作品に登場した「根津」や「瀬戸千晶」等が再登場するので、順番に読んでいた方が、より愉しめる構成になっています、、、 大学生の「脇坂竜実」は、身に覚えのない強盗殺人の容疑をかけられる… 被害者は、「竜実」が犬を散歩させるアルバイトで通っていた三鷹市N町にある一軒家の主人「福丸陣吉」という80歳の老人であった。 「竜実」には、犯行時刻には殺害現場から遠く離れた新月高原スキー場にいたというアリバイがあったが、前日に「福丸陣吉」の自宅へ立ち寄っているところを近所の住民に見られており、犯行の下見に行ったものと疑われているうえに、スキー場には一人で行っていたために、アリバイを証明してくれる人物がいない… 唯一の心当たりは、スキー場で出会った女性スノーボーダーだけであった、、、 しかし、その女性スノーボーダーの素性はおろか、名前さえも知っておらず、手掛かりは、「ホームグランドは里沢です。今日ここを滑ったら、またあっちへ戻る予定です」という彼女の言葉だけだった… 友人の「波川」から、「彼女を探し出さなければ、冤罪で逮捕されることになってしまう」とアドバイスを受けた「竜実」は、「波川」とともに、正体不明の美人スノーボーダーを探すべく、日本屈指のスキー場である里沢温泉スキー場に向かう。 三鷹市N町の強盗殺人事件では、本庁と所轄の合同捜査本部が開設され、所轄は「脇坂竜実」が里沢温泉スキー場に向かったという情報を掴んだが、それを本庁には伝えずに、所轄の刑事だけで脇坂竜実を確保して、所轄の功績にしようとしていた… 本庁を出し抜く捜査となるので、人員を割くことができず、二人の所轄の刑事「小杉」と「白井」が現地へ赴く、、、 正体不明の美人スノーボーダーを追いかける竜実とそれを追いかける二人の刑事… スキー場を舞台にしたチェイスの幕が切って落とされる。 基本的には、犯人に間違えられた男が追ってから逃れつつ、アリバイを証明する人物を探す… というサスペンス作品で、新しい事実が判明したら、新しい謎が提示されて とテンポよく物語が展開するところは「東野圭吾」らしい作品、、、 真犯人を探す、推理するという部分は、やや省略気味で、真犯人に関する情報は読者にはほとんど提示されず、終盤になってから突如容疑者が現れて、簡単に逮捕されちゃうので、本格的なミステリ作品を期待していると、ちょっと肩透かしを食った印象を受けると思いますが、これはこれで、十分愉しめました。 ゴーグルやフェイスマスクをしているスキーヤーやスノーボーダーは、スキー場では顔で判別ができないことから、ウェアやボード等で判別せざるを得ず、ただでさえ人捜しが困難な状態なのに… イタズラ半分で地元の若者が逃亡している二人のウェアを着て現れたり、探し出そうとしていた女性スノーボーダーのウェアが、ゲレンデ・ウェディングのパフォーマー用に準備されたウェアだったことが混乱に拍車をかけることや、本庁と所轄の確執、所轄の二人に協力する女将等、個性的な人物がうまーく配置されており、ドキドキ、ハラハラ、驚愕の展開が愉しめる物語でした、、、 このシリーズは、ちょっと軽めでテンポが良く、娯楽要素の高いので読みやすいですね… スキー場の明るさのように、明るいエンターテイメント作品に仕上がっており、好感のもてるシリーズです。面白いっす。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
スノボー大好き東野圭吾のスノボ作品3 スノボを楽しんで帰ってきたら、殺人犯にされていた。 自分のアリバイを証明するべく、スキー場に向かう。 ドキドキして、一瞬友達を疑ったりして、なんでこんなに犯人ぽいことしちゃってんだよ、ってハラハラしてた。 近づいて、遠ざかってを繰り返して、ちゃんと真相を探ろうとする小杉の存在に救われた。女将がかっこよかった。 事件の真相はありきたりだったけども、みんなが主役みたいにスキー場でも東京でもいろんなことが起こっていて、ずっと飽きずに読めた。
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