うき世櫛 の商品レビュー
内容(「BOOK」データベースより) 十五にして両親を失った結は、長屋で首を括ろうとしたところを元芸者の女髪結い・お夕に救われた。ほかに生きる道のない結は、自らの不器用さを恨みながら、お夕のもとで修業に励む。だが、贅沢を戒めるお上は、女髪結いの取り締まりを厳しくするばかり。はたし...
内容(「BOOK」データベースより) 十五にして両親を失った結は、長屋で首を括ろうとしたところを元芸者の女髪結い・お夕に救われた。ほかに生きる道のない結は、自らの不器用さを恨みながら、お夕のもとで修業に励む。だが、贅沢を戒めるお上は、女髪結いの取り締まりを厳しくするばかり。はたして師弟は江戸の女の幸せを守りぬけるのか!? 令和2年6月26日~30日
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貧乏な小藩の江戸詰の藩士であった父が、何度も起こる飢饉でますます大変な藩を去り浪人になった。母は6歳の時に病死。父は男で一つで15まで結を育て上げた。読み書きはできるものの、不器用な結は方向先を追い出され、首を括ろうとしていた時に、女髪結師お夕に助けられる。 おゆうは住み込みで...
貧乏な小藩の江戸詰の藩士であった父が、何度も起こる飢饉でますます大変な藩を去り浪人になった。母は6歳の時に病死。父は男で一つで15まで結を育て上げた。読み書きはできるものの、不器用な結は方向先を追い出され、首を括ろうとしていた時に、女髪結師お夕に助けられる。 おゆうは住み込みでの弟子として、結を引き取る。 その生活の中で、お夕の性格を知るようになり、世間を知るようになりだんだんと成長する様子を6篇のお話にまとめ上げている。心温まる物語。
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死のうと思ったところを女髪結いに拾われる結。 時代は江戸、女が髪を結うことさえ贅沢と言われる。 世間知らずの結が、師匠の生き方に迷いながら見習いながら修行を積んでいく。 女の見方と言い切る師匠がお縄なんて事にならないようにと踏ん張る。 友達の祝言にもこの時代の細やかな幸せを感じる...
死のうと思ったところを女髪結いに拾われる結。 時代は江戸、女が髪を結うことさえ贅沢と言われる。 世間知らずの結が、師匠の生き方に迷いながら見習いながら修行を積んでいく。 女の見方と言い切る師匠がお縄なんて事にならないようにと踏ん張る。 友達の祝言にもこの時代の細やかな幸せを感じる。
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中島要 著「うき世櫛」、2016.11発行。連作6話。女の命、女の楽しみ、女の居場所、女の傷、女の落とし穴、女の幸せ。芸者の時、客の北町奉行をかばって左の頬に刀傷を負い、御法度の女髪結いになったお夕27歳と両親を亡くし絶望の淵に死を選ぼうとした寸でのところ、お夕に助けられた結(ゆ...
中島要 著「うき世櫛」、2016.11発行。連作6話。女の命、女の楽しみ、女の居場所、女の傷、女の落とし穴、女の幸せ。芸者の時、客の北町奉行をかばって左の頬に刀傷を負い、御法度の女髪結いになったお夕27歳と両親を亡くし絶望の淵に死を選ぼうとした寸でのところ、お夕に助けられた結(ゆい)15歳の物語。この二人、気風の良さが身上です!
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女髪結いお夕の弟子である結が主人公の連作短編集。髪を梳くことも満足に出来ないほど不器用で、天涯孤独の身の上を嘆き、幸せそうな人を妬んだりする。そんな結の、髪結いとして、人としての成長譚。 15才にしてはちょっと結が子供っぽすぎて、感情移入しにくいけど、様々な女の姿が描かれていて面...
女髪結いお夕の弟子である結が主人公の連作短編集。髪を梳くことも満足に出来ないほど不器用で、天涯孤独の身の上を嘆き、幸せそうな人を妬んだりする。そんな結の、髪結いとして、人としての成長譚。 15才にしてはちょっと結が子供っぽすぎて、感情移入しにくいけど、様々な女の姿が描かれていて面白い。
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江戸時代、両親を亡くした少女と女髪結師を中心としたお話。キャラクターをそのままイメージさせる表紙のイラストに、”ライトノベルなのか?”と思わされるが、良い意味で普通に小説だった。 展開的に、”これは1冊で完結しない構成なのかな?”と思わせる仕舞い際に終息する。ちょっと強引じゃない...
江戸時代、両親を亡くした少女と女髪結師を中心としたお話。キャラクターをそのままイメージさせる表紙のイラストに、”ライトノベルなのか?”と思わされるが、良い意味で普通に小説だった。 展開的に、”これは1冊で完結しない構成なのかな?”と思わせる仕舞い際に終息する。ちょっと強引じゃないか?、と感じてしまったのは相性の問題だけれど、全般に楽しく読めました。
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L 文芸評論家の方のレビューも拝読したけど、そこまでじゃないよね〜?的な。 不器用な浪人の娘が親を亡くし女髪結いに拾われて弟子になってのアレコレ。だけれど、その成長がイマイチ伝わらないんだよね。あっという間に3年経ってるし。もっと丁寧に盛り込んでもよかったんじゃなかろうか。そし...
L 文芸評論家の方のレビューも拝読したけど、そこまでじゃないよね〜?的な。 不器用な浪人の娘が親を亡くし女髪結いに拾われて弟子になってのアレコレ。だけれど、その成長がイマイチ伝わらないんだよね。あっという間に3年経ってるし。もっと丁寧に盛り込んでもよかったんじゃなかろうか。そして浪人の娘である必要があんまりなかった…ただの世間知らずにしては浪人の娘は弱いし、言葉遣いも武家言葉が抜けきれずということも全くないし。強いて言えばお上のおふれには従い、搔い潜ってる法を破る輩を蔑視してるところ?でもそこだけじゃないの。 お夕を主役にしちゃうと丸バレになるから第三者の娘に、というのは常套手だけど娘のベクトルが定まらなくて、お夕の粋があってもスカッとせずって感じかな。 とりあえず読みやすいです。
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主人公のキャラクターが少し弱いかな? 発言や考え方が唐突に思える時があって、少し違和感がありました。 まだ師匠のお夕さんの方が魅力的です。
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