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地方創生大全 の商品レビュー

3.8

52件のお客様レビュー

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2020/05/10

「地方が創生しないのは、地方が創生しようと思っていないから。」というのは本質。また、補助金でなくビジネスでこそ地方経済が蘇るというのも本質。良書。

Posted byブクログ

2020/04/10

日本の自治体数は大小合わせ1,700+あるわけだが、国が掲げる紋切り一律型の「地方創生」とは一体何なのであろうか。著者はこれらが抱える問題の本質を明確かつ鋭く指摘している。特に第3章の人口施策の問題分析は秀逸だ。地方創生の旗振り役に問題多い某大臣を挿げていたことからもわかる通り、...

日本の自治体数は大小合わせ1,700+あるわけだが、国が掲げる紋切り一律型の「地方創生」とは一体何なのであろうか。著者はこれらが抱える問題の本質を明確かつ鋭く指摘している。特に第3章の人口施策の問題分析は秀逸だ。地方創生の旗振り役に問題多い某大臣を挿げていたことからもわかる通り、国の力の入れ様は相当空転している。それに対して著者は主にヒトモノカネ観点から課題抽出しているが、その手法は民間企業の其れと普通に行っている方法だ。目標を決めてKPIを定めてPDCAし場合により撤退する。官僚機構はそれが最も適していたからそうした形になっているが、地方交付金や助成金頼みの創生施策が成功しようはずもない。当たり前ながら収支管理をしっかり行う民間手法が適しているはずだ。著者は王道的にしっかりをその点を指摘している。 地方創生の問題を理解する上では面白いのだがやや惜しいのは「あれダメ、これダメ」の失敗理由オンパレードで、いざ施策提言となると一般論やベストプラクティスの紹介に留まっているところだ。富山市の富岩運河環水公園や岩手県紫波町のオガール広場の事例は面白いが、1,700+ある自治体の創生は一般企業と同じく倒産もあり得ることを理解させ一歩踏み込んだ内容が欲しかったと思う。

Posted byブクログ

2020/02/10

失敗事例が多く学びになる が、著者の他出版物も含め行政・利権者批判が多く、そのバランスというか見方の一元性からどこまで受け止めていいのか迷ってしまう部分がある。

Posted byブクログ

2020/01/05

行政が多く関わる地域でも、結局は持続できる事業をつくることが大事。民間と変わらない強いビジネスをつくること。 地域活性化・地方創生には、 地域学を学ぶことも大事だけど、 その両輪でビジネスや経営や物事の仕組みをつくることを学び、アウトプットする人材が必要。

Posted byブクログ

2019/12/31

なぜ、全国で地方創生事業がうまく行かないのか。 なぜ、無理無駄が蔓延るのか。 解き明かし、対処法を示す。 普段の仕事に置き換えても通ずる事が多い。

Posted byブクログ

2019/10/24

全国の自治体の名を挙げて、政策をばっさり。 良い悪いを例として具体的に取り上げて評価していた。 超過疎地で公務員をしていた私にとっては全て、 「仰るとおりです。。」と思う事ばかりだった。 道の駅、プレミアム商品券そしてふるさと納税、そのどれもが地方創生に役立ったのかとゆうと、全く...

全国の自治体の名を挙げて、政策をばっさり。 良い悪いを例として具体的に取り上げて評価していた。 超過疎地で公務員をしていた私にとっては全て、 「仰るとおりです。。」と思う事ばかりだった。 道の駅、プレミアム商品券そしてふるさと納税、そのどれもが地方創生に役立ったのかとゆうと、全く実感として感じることができない。あの時この本を読んでいれば、私は職員として町づくりに何か提案を持ちかけ、貢献できたのか、と考えさせられた一冊。極端な評価が多かったので、この意見が全て正しいと思い込まず、まだまだ色んな地方創生の本で勉強しようと思う。

Posted byブクログ

2019/11/08

地方創生の、実用的な方法を学ぶため、 購読。 ほとんどが、行政の批判だった点が残念。 以下、参考になる視点。 地域の活性化には、地域がそこにしかない突出したモノで稼げるようになることが大事。 これまでの地域活性化の政策や、それに関わるコンサルの仕事は情報格差ビジネスであり、...

地方創生の、実用的な方法を学ぶため、 購読。 ほとんどが、行政の批判だった点が残念。 以下、参考になる視点。 地域の活性化には、地域がそこにしかない突出したモノで稼げるようになることが大事。 これまでの地域活性化の政策や、それに関わるコンサルの仕事は情報格差ビジネスであり、 地域のためにはなっていない。 まちづくりとは、アセットマネジメントだ。 地方都市では不動産オーナーと組んで、建物が使われるように価値向上し、新規建物の供給は抑える。それにより不動産価値が向上する。 補助金に頼らず、稼いで黒字を出していく仕組みを作ることが大事。そのためには供給側でなく需要側に沿って計画を立てる。 計画でも、失敗した時の撤退戦略がないことがおかしい。 地域活性化の計画は、重要。だからこそ、計画は地域が自ら策定すべきであり、結果責任を負わない外部のコンサルタントに任せるべきではない。

Posted byブクログ

2019/10/06

結論は地方創生のためには自助努力で補助金に頼らず、民間の組織と同様に努力することが必要ということ。 頭でっかちにならずにスモールスタートで改善を続けていくしかないのでは。 個人的に心に残ったのは、環境や時代や政治のせいにしていたらダメということ。古い体質を捨てて進むしかない。

Posted byブクログ

2019/05/25

今度、公共金融、コンサルにも携わりたいと思って読んでみたが、地方創生のためのハードルや実態を分かりやすく書いていた。 目新しいことをするんじゃなくて、目の前にある問題を覚悟を持って向き合い、地味だが小さな実績を積み上げていくことが成功につながる。まさにその通りだ。

Posted byブクログ

2019/02/21

特に地方に住み人にとっては重要なことが書かれています。行政による政策がこんなにお粗末なものだったとは知りませんでした。やはり、民間がしっかりしなくては地域の再生は難しいんですね。

Posted byブクログ