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あなたの人生、片づけます の商品レビュー

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298件のお客様レビュー

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2024/02/16

読後感スッキリ!!! 苦手分野だった短編集、触れていくうちにそれぞれの物語を楽しめるようになってきた。この本はその中でもかなり読みやすい、それぞれ心があたたまる物語だった。最後に登場人物がそれぞれ未来への期待で終わるのがよかった。部屋と心、繋がってるんだな〜〜

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2024/02/10

垣谷さん2冊め。汚部屋に住む人に片付け精神を教えてくれる仕事人のお話。短編集で3つめまでは主人公が住人、最後のお話は仕事人が主人公で書かれていた。 何をどう片付けるというのではなく手っ取り早くいらないものを処分するのを勧めているところとなぜ散らかるのかという心の闇をクリアにしてく...

垣谷さん2冊め。汚部屋に住む人に片付け精神を教えてくれる仕事人のお話。短編集で3つめまでは主人公が住人、最後のお話は仕事人が主人公で書かれていた。 何をどう片付けるというのではなく手っ取り早くいらないものを処分するのを勧めているところとなぜ散らかるのかという心の闇をクリアにしてくれるから読んでいてすっきりする。うちのいらないものも捨ててすっきりしようかな。我が家にも来てほしい。

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2024/02/10

物語は4部に分かれ、それぞれの物語の主人公宅の片付けを依頼された片付け屋の十萬里さん。 どの物語も主人公の心理状態に共感でき、他人なんだけど他人事じゃなく、自分や自分の家族のところに十萬里さんが来てくれたような感覚になりました。 自分ではこのままじゃいけないとわかっていても、...

物語は4部に分かれ、それぞれの物語の主人公宅の片付けを依頼された片付け屋の十萬里さん。 どの物語も主人公の心理状態に共感でき、他人なんだけど他人事じゃなく、自分や自分の家族のところに十萬里さんが来てくれたような感覚になりました。 自分ではこのままじゃいけないとわかっていても、前に進めない事ってありますよね。けど、 最初は不信感しかない十萬里さんに対して、心を開いて、ちゃんと良い方向に向かっていった4人が本当に凄いなと。 自分の気持ちと、大切な人を大切にするためにはどうするべきか考えないとな、と思わせてくれた作品でした。

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2024/02/03

捨てれないと思っていたものでも、いざ捨ててみたら、それも持っていたことすら忘れてしまうなんてことは良くある。人生なんてそんなものなのかもしれない。

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2024/01/23

主人公はお片づけ屋さんの十萬里さん。 汚部屋の登場人物たちが部屋の片付けとともに生活を整えていく短編集。物を捨てることと同時に執着している事柄から解放される様子がスカッとした。どの話も好きだが、豪邸に住む気高い老婦人の話が心に残った。

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2024/01/15

続編を読みたいです。 片付けられないという目に見える現象の裏にこんな理由があったなんて、おもしろいなあーと思いました。 こんがらがった糸を解くように整えていく、こんな人が現実にいて欲しいです。

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2024/01/15

部屋だけではなく心のモヤモヤも一緒に掃除してくれる。そんな十萬里さんに会いたい。部屋の掃除、少しはしてみようかなと思えました。

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2024/01/11

「部屋を片付けられない人間には、心に問題がある」 片付け屋 大庭十萬里が、片付かない部屋の原因を探りながら綺麗な部屋に甦らせる物語。 ケース1 精算  主人公 アラサー独身OL ケース2 木魚堂  主人公 妻に先立たれ男寡になった職人 ケース3 豪商の館  主人公 資産家で...

「部屋を片付けられない人間には、心に問題がある」 片付け屋 大庭十萬里が、片付かない部屋の原因を探りながら綺麗な部屋に甦らせる物語。 ケース1 精算  主人公 アラサー独身OL ケース2 木魚堂  主人公 妻に先立たれ男寡になった職人 ケース3 豪商の館  主人公 資産家で一人暮らしの老女 ケース4 きれいすぎる部屋  主人公 一部屋しか片付けられない主婦 どのケースでも、その人の生きてきた証が背景にあるので、とてもリアリティがあった。 十萬里さんは単に部屋を片付けるのではない。 彼女のお仕事は片付けることではなく、 な、なんと片付けの方法を指導することなのだ! えっ!そうだったの? 片付けてくれないの?? 彼女は主人公達が何故その状態になっているのか自ら気付かせ、時には家族を巻き込んで、そこから抜け出せるように導いていく。 この設定が面白く、また依頼者が本人ではないため、毎回主人公たちは面食らうことになる。 また十萬里さんのキャラがなかなか良い。言いたい事は殆ど口にせず、主人公に同調しない。ため息と刺さる一言を必殺技にしているようだ。 「もしも明日が人生最後のゴミの日だとしたら、どうします?」 この言葉には流石にドキッとした。 そして十萬里さんは言う。 「今やゴミ処理場はどこも満杯だから、そういう日が来てもおかしくないと私は思っている」と・・・ なんですと? これは大変だ!! 呑気に読後レビューしている場合じゃない笑 でも、確かにお家が片付いている度合いと、心の状態って比例していると思う。 豪商の館の老女ほどではないが、私も時々、勿体無い症候群が捨てられない原因になっていることがある。 まずい・・・ 何だか家中パトロールして片付けたい心理状態になってきたぞ。でも深夜だから明日にしよう♪ それにしてもすごい影響力だ! 流石は垣谷美雨さん。 巧妙な構成と登場人物のリアルな心理描写で、主人公が時折、自分の合わせ鏡のように感じられた。心の隙間に響く作品で誰しも何処かしら思い当たる節があると思う。読後はじんわり温かく爽快な気持ちになれる作品だった。

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2024/01/06

旧アカ時代のおすすめ本を移設リポスト中。 2019年に読んでた本です。 ↓↓ この作家さんの本、どれも本当に面白くて好き。今回も絶妙なシュールさと、コミカルさと、深イイ感じがあって、あっという間に読み終えてしまった。今まで読んだこの作家さんの作品3作(「老後の資金がありません」「...

旧アカ時代のおすすめ本を移設リポスト中。 2019年に読んでた本です。 ↓↓ この作家さんの本、どれも本当に面白くて好き。今回も絶妙なシュールさと、コミカルさと、深イイ感じがあって、あっという間に読み終えてしまった。今まで読んだこの作家さんの作品3作(「老後の資金がありません」「子育てはもう卒業します」「定年オヤジ改造計画」)もそれぞれ面白かったけど、今回のやつは、自分の生活やマインドにも活かせそうなキーワードがたくさん出てきたので、より一層楽しめた。部屋の片付けをしたくなる。笑

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2024/01/06

片付け屋の大庭十萬里さんが部屋の片付けの方法を示しながら、人生の整理整頓、心の問題も解決していく話。 最後の章は辛くて泣いちゃったけど、どの章も希望が持てる終わり方なので読了は爽快感ある。 私はケチなタイプで「勿体無い」「いつか使うかも」と思ってしまうことがよくある。 でも「いつ...

片付け屋の大庭十萬里さんが部屋の片付けの方法を示しながら、人生の整理整頓、心の問題も解決していく話。 最後の章は辛くて泣いちゃったけど、どの章も希望が持てる終わり方なので読了は爽快感ある。 私はケチなタイプで「勿体無い」「いつか使うかも」と思ってしまうことがよくある。 でも「いつか」は大体来ない。 「人間は裸で生まれて裸で死んでゆく」ものに依存してはいけないね。 「もし明日が人生最後のゴミ捨ての日だったらどうしますか?」断捨離しよう。

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