「裏モノJAPAN」編集部セントウのクレイジーナンパ大作戦20 の商品レビュー
奇抜な20のナンパ方法の実践ルポ 正直言って、この人頭おかしい(褒め言葉) 20個のうち10個の方法ま目次が公表されている 1.ラブレター風船100個を空に放つ―風よ、まだ見ぬ彼女に想いを運べ 2.セントウの次なる恋は波まかせ―海に流したラブレター 3.男オレだけの出会い系...
奇抜な20のナンパ方法の実践ルポ 正直言って、この人頭おかしい(褒め言葉) 20個のうち10個の方法ま目次が公表されている 1.ラブレター風船100個を空に放つ―風よ、まだ見ぬ彼女に想いを運べ 2.セントウの次なる恋は波まかせ―海に流したラブレター 3.男オレだけの出会い系サイト―マークンメール始動 4.オラオラ系がモテるって嘘じゃねーだろーなオラッ 5.東大生とセックスするためのまたとない秘策―やった、東大に受かった!キミも?よし、エッチしよう! 6.サブリミナルで女の股間を濡らせ 7.金満日記をばらまいて欲ボケ女を釣り上げる! 8.サクラの黄色い歓声で一般女子をおびき寄せる―マー君がやって来るヤア!ヤア!ヤア! 9.お嬢様は庶民的なエスコートにグッとくるそうだ―マー君の休日 10.マー君 with 和田虫象 ニセ占い大作戦―あなた、今日あたり運命的な出会いが待ってますね 他にも公開されている情報 ●焼き芋のトラック販売員になり、買いにきた女性客をナンパする ●学生時代の同級生200人に一斉に年賀状を出して再会を狙う ●「ママ、ちょっとかくまってくれないか」と訳あり風に、スナックのママを口説く これの他には ・東大の合格発表で浪人確定したといって慰めてもらう ・高校野球で負けて落ち込んでいるのを慰めてもらう ・表紙にもなっている、新幹線から見える看板に電話番号を載せる ・埋めてもいないタイムカプセルに特定の相手の事を昔から好きだった手紙を入れて自作自演 などなど 元々ネタ的に始めた事だろうと思っていたけど 00年代初頭、ネットのテキストサイト全盛期のおバカな体験記が乱立していた時期を思い出す こんな感じの文章を書いてる人いたなー と懐かしく思う 序盤のオチも含めて、どうせ成功しないでしょと高をくくって読んでいたけど、意外と成果が出ている事に驚く 最後まで結果を出すのもそうだけど 明らかに怪しいフックにもかかわらず連絡をしてくる女性が少なからずいるようで 世の中にはこんな人達を探す商売があるなぁと思い至る ここまで杜撰でも出会い系サイトに登録する人はいるし、明らかに若者ではないであろう見た目の人の言葉にある程度は付き合ってくれる人がいる 世の中の広告の仕組みとして、万人に悪印象を与えようとも極少数でも反応があれば成り立つ商売ってあるな…… 99%の人にとっては迷惑で邪魔で社会のノイズでしかないけど、どんな意図であれ反応してしまう人がいる商売 そんな社会の仕組みの一部を再認識してしまった…… 一番興味を惹かれたのは、スナックのママさんに匿ってもらうやつ 何だかんだ言って、皆ちゃんと嘘をついてくれる 面倒事はよしてくれと言っていた人も含めて こんなお馬鹿なネタにも関わらず、人情めいたものを感じたのは面白かった 大きな疑問点として、掲載されている写真について これってイメージ画像ではなく本人なのだろうか? だとしたら本人に同意を得たのか? 事後に企画の意図をバラしたとか? だとしても、撮影の時点では盗撮になるのではなかろうか? コンプライアンス的な事を考えると、どうしてもヤラセを疑ってしまう 裏モノJAPANという事もあり、どこまで本当か疑問というのも含めての本ですね
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「裏モノJAPAN」という雑誌。扱う内容は、巷に転がる気になるウワサ、うまい儲け話、悪徳商法、非合法ビジネス、性風俗、などなど「裏」の匂いのするモノなら何でもありの知る人ぞ知る俗悪図書。本書はその編集部の仙頭政教さんが20通りの非常にバカバカしいナンパ方法を写真付きで詳述したノン...
「裏モノJAPAN」という雑誌。扱う内容は、巷に転がる気になるウワサ、うまい儲け話、悪徳商法、非合法ビジネス、性風俗、などなど「裏」の匂いのするモノなら何でもありの知る人ぞ知る俗悪図書。本書はその編集部の仙頭政教さんが20通りの非常にバカバカしいナンパ方法を写真付きで詳述したノンフィクション。 例を挙げると ◯連絡先を書いたラブレター風船を100個空に放ち、女性からの返信を待つ ◯出合い系サイトを作って、アクセス先を書いたティッシュを渋谷の駅前で(なるべくかわいい)女性に配る。作ったティッシュは1,000個。アクセスした女性は自動的に著者のページに辿り着く ◯東大の合格発表の掲示板の下で、合格者の振りをして、狂喜乱舞する。本当に合格して喜んでいる女子をどさくさに紛れてナンパする ◯甲子園に出場できなかった球児の振りをして、繁華街で女性のそばで泣く。母性本能をくすぐり、ナンパする ◯新幹線から見える「727」(化粧品)と同じ大きさ、約20畳に恋人ボシューという文字と携帯番号、写真を掲載した看板を作る。それを見た新幹線の女性客からの連絡を待つ ◯「コンビニ募金箱に10万突っ込んだ」「アルマーニでスーツ3着、衝動買い」「ドバイのオヤジがホテル買収」などと書かれた金満感丸出しの日記を50冊作り、渋谷109店内、パチンコ屋、キャッシングATMなどにばらまく。連絡先の書かれた裏表紙を見て連絡してくる金に弱い女性を待つ だいたい、くだらないことを大掛かりに真面目にやっている人というのは、見ていて楽しく、元気をもらえるもの。紹介された人によれば「自殺しようとした人が、この本を読んだらバカバカしくて自殺を思い止まった」とのことです。 本書は私が開催している「すみれビブリオバトル」で紹介された本。「熱源」(川越宗一著)と争い、決選投票でチャンプ本になった本。この本を紹介してくださったバトラーもすごいですが、この本をチャンプ本にした「読者会すみれ」の人もすごいと思います。 ただ、紹介者も言われていましたが、本書は「悪書」の類であり、「品性下劣」の内容です。女性を侮辱するような表現もかなり登場します。したがい、手放しでお勧めするのは気が引けますが、腹が攣りそうに笑える本であります。
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