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神様のケーキを頬ばるまで の商品レビュー

3.8

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2022/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「龍を見送る」が好きかな。 柚木麻子の解説で「祈りが届くことじゃなく、祈りを捧げる姿勢こそ我々を前に進ませる」っていうのが印象的だった。

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2022/03/09

彩瀬まるさんの小説を読むと、高確率で自分と主人公たちを照らし合わせることが多いです。全部の話好きでした。もう一度、ゆっくり読み直したいです。

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2022/02/12

最初から読みやすくてすらすらと読めたのだけれど 内容が合わず、途中でやめてしまいました。 まだまだファンタジー脳です

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2022/02/06

"私は、彼の絵を愛していたのではなく、彼の絵に対する自分の解釈を愛していたのだ" "本当にだめだった時、私は自分の事、だめだって分からなかったよ" "一人の人間が深く苦しみながら身体の外に取りだした概念は、どんなものであれ人間一人...

"私は、彼の絵を愛していたのではなく、彼の絵に対する自分の解釈を愛していたのだ" "本当にだめだった時、私は自分の事、だめだって分からなかったよ" "一人の人間が深く苦しみながら身体の外に取りだした概念は、どんなものであれ人間一人分の確かさを持って他の人間を支えるんだろう。" "誰にも嫌われないのはいい作品じゃなくて、どうでもいい作品ってことです。強く主張するものが無くて、意識に残らないから嫌われない" 短編集で、どの話もちょっと重め。 人生は思い通りにいかないもんだな、と思わせる。 人は何かを悟り、諦め、妬み、ジレンマを抱えながら生きていく。 別れや苦しみを経験しながら、それでももがき続け、また新たな道や出会いがある事を信じて前に進んでいくのだ。

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2022/01/27

初読みの彩瀬まるさん。 五つの短編集で、一つの雑居ビルで繰り広げられる生活の物語。 そこで働く人、そこのお店に通う人、そこの向かいに住む人。 出てくる人たちは、何となく人生がままならない人たち。別に救いようのないどん底でもないけど、あの人のように輝かしい日々を送っているわけで...

初読みの彩瀬まるさん。 五つの短編集で、一つの雑居ビルで繰り広げられる生活の物語。 そこで働く人、そこのお店に通う人、そこの向かいに住む人。 出てくる人たちは、何となく人生がままならない人たち。別に救いようのないどん底でもないけど、あの人のように輝かしい日々を送っているわけでもない。 ヒーロー、ヒロインの友達、クラスメイト的なポジション。 それなりに一生懸命に生きてはいるけれど、思い通りに行かなかったり悔しい思いをしたり。 死ぬほどではないけど、後悔したり引きずったりしながら生きている物語の主人公が、ちょっと自分を認めて、また明日に向かって歩き出すお話。 劇的な感動や感激はないけれど、きっとこれが人生だし、何度小さい挫折をしてもいつかまた頑張ろうと思う日が来ることを繰り返して生きていくんだな、と思えるような一冊でした。 色々…こう…胸がぐわっともやっとする所もありましたが…「泥雪」とか「光る背中」とか…わかりますとも!私も大抵依存が強いのでね!っていう。 『本当にだめだった時、私は自分の事、だめだってわからなかったよ。』 ほんと、そう。←

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2022/01/09

雑居ビルのテナントに勤める人々の日常を描いた短編集 悩み不安を抱える各々の人間模様 主人公たちのあるあるな苦しい胸の裡は自分と重なり心に刺さる物語 彼らなりに解釈して前を向き進み始めるが、 自分には流れるテーマも内容も難しく未昇華… 折をみて再読したい作品です

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2021/12/27

日々の単調な繰り返しに摩耗して、その摩耗すらも捧げたい人や物があって。 そういう営みの裏切りに遭い、すべてを失ってしまったような気分の中で、それでも自分を支えてくれるのは自分自身の人生だったりする。 ありふれた不幸と疲弊を癒やす美しい気付き。 こうしたい、こうなれない、そんなも...

日々の単調な繰り返しに摩耗して、その摩耗すらも捧げたい人や物があって。 そういう営みの裏切りに遭い、すべてを失ってしまったような気分の中で、それでも自分を支えてくれるのは自分自身の人生だったりする。 ありふれた不幸と疲弊を癒やす美しい気付き。 こうしたい、こうなれない、そんなもどかしさ。 それでも地に足をつけて歩いて行ける事は盤石な人生がすでに証明している。それなりに長い付き合いの。 錦糸町のとある雑居ビルで繰り広げられる営みたちの絶妙な距離感の繋がりが、自分の身近でも同じように繰り広げられてるんだと思えてなんか救い。

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2021/09/04

日常にちょっとした不幸を抱える人々が、どの短編でも最後は自分なりの幸せを手に入れているのが希望があってよかった。

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2021/07/06

読みやすいけど軽すぎず、心に引っ掛かるものがある。人物の捉え方が現実的でいい。他の作品も読んでみたくなった。

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2021/06/07

駅の書店で購入。短編集なら気軽によめるかしらと。神様のケーキってなあにと思いつつ。悩める人達の人間模様を描いてる。私も心に栄養がほしくて、タイトルにひかれて買ってしまったかも。この作者の本は重いテーマもすっと読めるかな。

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