明日の食卓 の商品レビュー
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読後の気分は、決して気持ちの良いものではない。テーマは、虐待・貧困・義理の母の介護など、重たいテーマが多い。でも、どれも決して目を背けてはいけないものであり、数年後の自分に降りかかるかもしれないし、隣の人が同じ苦しみを既に抱いているのかもしれない。 子供達に関わる人にとっては、どこかで直面するであろう問題。他人事と思わずに、社会全体でこのテーマと向き合う必要があると感じた。
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図書館にて。 確かに面白かったし、グイグイ読み進んであっという間に読んでしまった。 が、よくわからんのです。 もっと胸クソ悪い感じを期待してたがそうでもなく、色々思うところもあるような感じではあるがわからんのです。 なんというか、普通? 普通の家庭の普通のお話? そうとしか思えんのです。 コレはアレかなあ。 母親じゃないとわからんのかなあ。 子供もいないし子育てもしたことないし、そもそも子供好きじゃないし。 知らない子供がどこでどうなってようが興味ないし。 そういう人間にはわからんかー。 面白かったけど。
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最後まで読者をひきつける、なかなかうまい構図。加えて、子育て中の人であれば共感できる箇所が多いので尚更引き込まれる。 冒頭で何が起きたのかを読者に分からせてから一転、各家庭の日常が描かれるが始めのうちは、どこにでもありそうな3者3様の家庭なので、いつになったらここに凄惨な空気が...
最後まで読者をひきつける、なかなかうまい構図。加えて、子育て中の人であれば共感できる箇所が多いので尚更引き込まれる。 冒頭で何が起きたのかを読者に分からせてから一転、各家庭の日常が描かれるが始めのうちは、どこにでもありそうな3者3様の家庭なので、いつになったらここに凄惨な空気が押し寄せて来るんだろう・・となんとも言えない不安感を抱きながら読む。 どの家庭や人物も丁寧に描かれており感情移入する。どうしても同じように男児二人がいる家庭のシーンでは「そうそう・・」とため息つきながら我が事のように読む時も笑。ただ、あすみの家庭の描き方は最後手抜きになった感じが少し残念。 最後は、ああ、そういう事か、と少し安堵(拍子抜け、とも言える笑)。子供を大事に育ててあげよう、と読後改めて感じさせてくれた。
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虐待のシーンから始まる。それを読んだ瞬間、この本を読むのをやめようかと思った。それぐらい、衝撃的だった…。 一見聞き分けのいい子のいる裕福な家庭。 ドタバタ喧嘩が絶えない男兄弟のいる家庭。 シングルマザーの家庭。 どの家庭を見ても、ほんと男って…責任感ないんだろう。自分のことばか...
虐待のシーンから始まる。それを読んだ瞬間、この本を読むのをやめようかと思った。それぐらい、衝撃的だった…。 一見聞き分けのいい子のいる裕福な家庭。 ドタバタ喧嘩が絶えない男兄弟のいる家庭。 シングルマザーの家庭。 どの家庭を見ても、ほんと男って…責任感ないんだろう。自分のことばかりで…。世の中、オトコがもっときちんとしてたら、母親頑張ってる人たちが救われるだろうに…。ちょっとしたことでいい。屈託のない笑顔、優しい声かけ…ちょっとしたことで母親は救われるのだから。 なんだか辛かった…。紙一重なんだよね、本当に。虐待してしまうまで自分が制御できない状態になるのは。心に余裕を持って子育てするなんてなかなかできない。思い通りにならないことだらけの中で、本当に頑張ってるのだ、母親たちは。当たり前に母親になるんじゃない。みんな理想の母親になろうと必死でもがいてるのだ。 私も辛かったたなぁ…頑張りすぎたんだと今になれば分かる。あの頃に私にそっと寄り添ってあげたいきもち…。
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息子ユウを虐待死してしまった母のニュース。三人のユウと母たち、裕福な夫婦のいい子・賢い子、貧困シングルマザーと頑張る息子、フリーランス夫婦の兄弟げんかが絶えない息子たち。 どの家庭にも可能性はあったのに、描かれなかった第4の家庭。
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同じ石橋「ゆう」という名の小3の男児を持つ母親3人の子育て物語、というには悲惨過ぎるのだが。 それにしても父親のだらしないことと言ったら。
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ユウという子が虐待されているシーンから物語は始まります。 そのあとに3人の母親と3人のイシバシユウくんが登場。 母は年齢も環境もそれぞれ異なるのだけど、息子は同姓同名で同い年の3人。この中の誰が虐待をされるのか…?と思いを馳せながら読み進める。 読み進めていると、3人のな...
ユウという子が虐待されているシーンから物語は始まります。 そのあとに3人の母親と3人のイシバシユウくんが登場。 母は年齢も環境もそれぞれ異なるのだけど、息子は同姓同名で同い年の3人。この中の誰が虐待をされるのか…?と思いを馳せながら読み進める。 読み進めていると、3人のなかで留美子があれ?もしかして…。と感じたりするんだけど、結末は違ったなあ。 でも母3人のそれぞれの葛藤もすごくわかって、子育てやしつけってほんとに難しいなと思う。 子によって違うし正解もないし。 自分も母になって思うことは、ほんと探り探りだしわかんないことだらけ。今はまだ赤ちゃんだからいいけど、話したり自分の意思をもったりしたら大変なんだろうなと思う。 成長はうれしいけど、自分の思い通りにいかないことも多々あると思う。 冷静に対処しなきゃと思ってもできないことも多いだろうし。 でもそういう色々を乗り越えて、子供も親も成長するんだろうなーと考えてる。 かっとなって一時の感情で叩いたり殴ったりすることは簡単かもしれないけど、自分は大人って言い聞かせて深呼吸して落ち着くことが大事なんだろうな。 日常的に虐待が行われていたわけじゃないし、虐待死させてしまった母親も本当に我が子を殺すつもりなんてさらさらなくて、その時制御できなくていきすぎてしまっただけだって、思った。 この事件を通して、同姓同名の子をもつ母親たちも我が子との関係だったりを見直したりして、少しよい方向に進めてるのが何よりだった。 それにしても、結末は本当に意外だった!
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読みながら、これはよくあることなのではないかと、身につまされながら読み進めました。散らかしっぱなしでケンカ後ばっかりする兄弟、サイコパス(?)の優も全然いないことないと思います。ごく普通の家で起こりうること。現実はこれより厳しいかも。
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男の子2人になったらこうなるのかなぁ、小学生になったらどんな子に育つんだろう、、、など色々と考えてしまった本。 子育てママにオススメ!特に男の子のママ。
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他人事とは思えない、ぞっとするような感覚。うちにもこんな時期があった。あの時、もし一線を越えてしまっていたら、取り返しのつかない事になっていた…。 子育てしている沢山の人に読んでもらいたいと思う。 この本に出てくるお母さん、皆、一人で頑張りすぎだよ。私もそうだったかもしれないけど...
他人事とは思えない、ぞっとするような感覚。うちにもこんな時期があった。あの時、もし一線を越えてしまっていたら、取り返しのつかない事になっていた…。 子育てしている沢山の人に読んでもらいたいと思う。 この本に出てくるお母さん、皆、一人で頑張りすぎだよ。私もそうだったかもしれないけど…。
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