悪いものが、来ませんように の商品レビュー
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初めての著者の作品。別の本が直木賞候補とかだったので外れることはないだろうと古本を一冊チョイス。 なかなかパンチ力のあるどんでん返しの一冊で大満足。ありがちな帯の煽り文句「衝撃のラスト」という文言に負けないストーリーだった。 勝手に紗英と奈津子は親友であるような像を描いていたが突如として明かされる親子という関係性。そりゃバカにされれば彼氏だろうと切りたくなるし、同じ服を着てるところを見れば側から見れば奇妙にも思うのも納得。 そして、伏線も去ることながら母親の娘を思う健気な感情が表現されていてグッド。
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二人の視点のエピソードが交代で 進んでいく。 間に、二人の間に起こった事件の 関係者への取材の描写がある。 最後で、思い込みで読んでたイメ ージが覆される。 完全に騙されてしまった。 他の作品も読みたくなった。
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解説にも書かれていたが思いっきり罠にハマった。物語の終わりかけの梨里の「おばあちゃん」という言葉に誰?となり、人間関係図が分かってくるとそういうことかと伏線が回収されていった。 母子の切っても切れない関係性がありありと伝わった作品だった。
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叙述トリックには見事に騙されました。 2人の立場の違う女と殺人事件を軸に、周囲の人の勝手な憶測も絡まって展開されていくお話。 けれど、事件そのものよりも、仕事結婚出産に少しでも悩んだことがある女にとっては身を引き絞られるような、女2人の関係性が凄まじい。
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叙述トリックについてはちゃんと騙されたし驚いたけど、結末はどんでん返しというより、逆にどストレートに終わった印象。 奈津子の「子供を産むべき」発言は、友達だろうが親子だろうが関係なくNGだと思うが…?相手が不妊なのかそうでないかも関係なく。
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んん〜そう言うことか。途中から覚えた違和感は間違ってなかったけど、予想は外れて満足。これは確かにもう一回読んで違和感の答え合わせをしたくなる。 私としてはもう少し主人公2人の感情を読みたかったけど、あまり書きすぎてもトリックが成り立たなくなってしまうかもしれないから仕方ない。 ...
んん〜そう言うことか。途中から覚えた違和感は間違ってなかったけど、予想は外れて満足。これは確かにもう一回読んで違和感の答え合わせをしたくなる。 私としてはもう少し主人公2人の感情を読みたかったけど、あまり書きすぎてもトリックが成り立たなくなってしまうかもしれないから仕方ない。 いやあ、にしても病的な依存関係だったな。
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ほとんど一気読みに近かった 読んでる途中からなんか違和感があり、きっとそこがトリックの伏線になるんだろうなと思っていても見破れなかった トリックが分かればもう一度読み返してみる すると最初読んでいた内容とは全く変わってくるのが面白い しばらくミステリーを続けて読みたくなったな
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叙述ミステリー! 言い回しに違和感を感じるところもあったけど、この結末は想像もできなかった。参りました。
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芦沢央 2連チャン 叙述トリックとわかっていてもまんまと騙される 序盤の人物紹介から唐突に殺人事件があったことが語られ、何とも言えない違和感を持ちつつ… 愛ですかね? 主観とインタビュー形式の章構成から真相が顕になる。 口語調が多く、文体が私には合わなかった。 なぜか?を考え...
芦沢央 2連チャン 叙述トリックとわかっていてもまんまと騙される 序盤の人物紹介から唐突に殺人事件があったことが語られ、何とも言えない違和感を持ちつつ… 愛ですかね? 主観とインタビュー形式の章構成から真相が顕になる。 口語調が多く、文体が私には合わなかった。 なぜか?を考えると、会話のようで会話になってない文体に捉えてしまい終始頭に入りづらい感触を覚えた。 同構成に湊かなえがあるが、こちらはすんなり頭に入る。 皆様レビューにもあり通り 口語文体って、平易でとっつきやすいように見えるが 好き嫌いが出やすいのだろうか? うーん作家って凄い
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前評判通り、確かにどんでん返しの中でもなかなか予想がつかない展開で面白かった。 以下、ネタバレ含む トリックがわかってからは湊かなえの母性のような展開(母と娘の食い違い)かと思いきや、そういうわけではなく。 結局、少し感動要素もありつつ終わると言った感じ。 もう一回くらい...
前評判通り、確かにどんでん返しの中でもなかなか予想がつかない展開で面白かった。 以下、ネタバレ含む トリックがわかってからは湊かなえの母性のような展開(母と娘の食い違い)かと思いきや、そういうわけではなく。 結局、少し感動要素もありつつ終わると言った感じ。 もう一回くらい面白いどんでん返しや裏切りがあればと読後感は少し物足りない気がしてしまった。
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