私のロシア文学 の商品レビュー
本だと既に亡くなった人とも読書会ができるので良いね。知識豊富な著者による縦横無尽で奔放な作品語りが面白かった。 『巨匠とマルガリータ』を読んだばかりなので、マルガリータへの「自分を熱愛し、芸術的創造だけに生きたい自分を庇護し世話してくれる女性はいないものかしらというエゴイズムの産...
本だと既に亡くなった人とも読書会ができるので良いね。知識豊富な著者による縦横無尽で奔放な作品語りが面白かった。 『巨匠とマルガリータ』を読んだばかりなので、マルガリータへの「自分を熱愛し、芸術的創造だけに生きたい自分を庇護し世話してくれる女性はいないものかしらというエゴイズムの産物」呼ばわりで笑っちゃった。確かに巨匠とマルガリータの出てくるパートは、主に巨匠のイケてなさのせいで微妙なのよな
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熊本の真宗寺というお寺での講義(?)まとめたもの。筆者はロシア文学専門家ではなく所謂評論家。総花的に余す所なく…ではなく飽くまでご自分の好みで、と冒頭で宣言しているだけあって、余りない位置づけの本。かと言って、切り口がとても斬新…という程でもない。 ま、でも「大尉の娘」はよみたくなるし、「犬の心臓」の作者がブルガーコフだったことを思い出せたのが収穫。
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