帰らずの海 の商品レビュー
馳さんの暗黒系。函館で警察の話。故郷の北海道本として、若い頃の思い出を語り、旧友との再会を喜ぶような、小生のような人には、しっかりとハマります。
Posted by
タイトル縛り6作目「か」。 内容がどうのと言うより、単純に好みではなかった。 色んな事を引き伸ばした割にパンチが弱い印象。 唯一、主人公の親友である郁夫が良かったな。
Posted by
昔の物語と今の物語が交互に進んで行く。主人公と被害者の過去の出来事が気になり読み進める。物語の中ほどから題名にもある「海」のシーンとなりいよいよ真実が⁉︎となりワクワク。途中、なんとなく犯人や起きたであろう事実が想像できたがラストまでほぼ一気に読めました。スッキリなラストでは決し...
昔の物語と今の物語が交互に進んで行く。主人公と被害者の過去の出来事が気になり読み進める。物語の中ほどから題名にもある「海」のシーンとなりいよいよ真実が⁉︎となりワクワク。途中、なんとなく犯人や起きたであろう事実が想像できたがラストまでほぼ一気に読めました。スッキリなラストでは決してないけど、小説としてこんな終わり方も有りね、とニンマリとなった結末でした。結構ドキドキもして面白く読めました。というか、ありえない⁉︎エピローグのような、最後の立待岬のシーン、あの時主人公が違う行動をとっていたら、とつい思ってしまいます。
Posted by
北海道、函館を舞台に、高校生の青臭くも切ない葛藤と、それを引きずって生きていくしか無いしがらみだらけの地方在住者の悲哀的なものを感じる作品。 例によって、ラストに向かうにつれて、物語がなんともやるせない、救いのない八方塞がりの焦燥感満載になっていくのは馳ワールドというか、この作...
北海道、函館を舞台に、高校生の青臭くも切ない葛藤と、それを引きずって生きていくしか無いしがらみだらけの地方在住者の悲哀的なものを感じる作品。 例によって、ラストに向かうにつれて、物語がなんともやるせない、救いのない八方塞がりの焦燥感満載になっていくのは馳ワールドというか、この作者の真骨頂というべきか。それにしてもなんとも救いのない結末。
Posted by
一気に読める展開はさすが馳星周だが、どうしてそんなことで終わりにしてしまうのかと思う幕切れにこんな大人にならなくていいのにとがっかりしてしまった。
Posted by
ゆったりとした休日に、ゆっくり読もうと思いながらほんの頁を繰り始めたが…「続き」が気になって、頁を繰る手が停められなくなり、最終章まで一気に読了してしまった… 「哀しい運命」の中で、やや不器用に刑事として生きる他に選択肢が無かった田村…或いは故在って警察官になった水野郁夫…様々な...
ゆったりとした休日に、ゆっくり読もうと思いながらほんの頁を繰り始めたが…「続き」が気になって、頁を繰る手が停められなくなり、最終章まで一気に読了してしまった… 「哀しい運命」の中で、やや不器用に刑事として生きる他に選択肢が無かった田村…或いは故在って警察官になった水野郁夫…様々な事情の陰で一途に田村を想っていた水野恵美…そういう作中人物達の様に、何か引き込まれた… 所謂“ノワール”という分野で知られる作者が、出身地でもある北海道の地方都市を舞台に綴る物語…何か「画が思い浮かぶ」ような具合で、少し引き込まれてしまった…なかなかにお薦めだ!!
Posted by
- 1