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響きの科学 の商品レビュー

4.1

14件のお客様レビュー

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2016/09/06

音階や長調短調の違い、音の周波数の仕組みなど何となくしかわかっていなかったことがすっきり解決。知的好奇心の満たされる一冊。

Posted byブクログ

2016/09/04

物理学的な音の説明を皮切りに音階の歴史を振り返っての考察から和声と不協和音そして調性の話へ段階的に進み、音楽の基本的な構造を物理学や脳科学を使って分かり易く説明しています。例示される音楽や楽器もクラシックからジャズ、ロックまでととても多彩で楽しめましたが、著者のジョークがやや寒い...

物理学的な音の説明を皮切りに音階の歴史を振り返っての考察から和声と不協和音そして調性の話へ段階的に進み、音楽の基本的な構造を物理学や脳科学を使って分かり易く説明しています。例示される音楽や楽器もクラシックからジャズ、ロックまでととても多彩で楽しめましたが、著者のジョークがやや寒い感じでしたw

Posted byブクログ

2016/09/01

くるりの岸田さんのツイートで知った本。主に音楽の科学的な側面について書かれていた。自分自身、これまで楽典と和声学のテキストを読んだことがあったので7割型は知っている話だったが、それ以外にも興味深い音のメカニズムについて言及しており、楽しく読むことができた。音階や旋法についてより興...

くるりの岸田さんのツイートで知った本。主に音楽の科学的な側面について書かれていた。自分自身、これまで楽典と和声学のテキストを読んだことがあったので7割型は知っている話だったが、それ以外にも興味深い音のメカニズムについて言及しており、楽しく読むことができた。音階や旋法についてより興味を持つことができた。

Posted byブクログ

2016/08/09

物理学者かつギタリストとしての顔を持つ著者が、音楽や音響の持つ物理学的な側面についてユーモラスな語り口でその概要をまとめた一冊。ある程度の音楽教育を受けている人にとって、新しい情報というのは多くないかもしれないが、感覚的には理解しているものの、何故かを問われると答えに窮してしまう...

物理学者かつギタリストとしての顔を持つ著者が、音楽や音響の持つ物理学的な側面についてユーモラスな語り口でその概要をまとめた一冊。ある程度の音楽教育を受けている人にとって、新しい情報というのは多くないかもしれないが、感覚的には理解しているものの、何故かを問われると答えに窮してしまうような現象を丁寧に解説してくれている。例えば、オーケストラのバイオリンが10人いても、1人の演奏と比べて音量が10倍にならないのは何故か?、など。あと、調性による雰囲気や気分の違いというのは自分も実感していたのだけど、実はそれが思い込みに過ぎないという点にはハッとさせられた。 著者のユーモアは若干くどいところはあるけれど、中学生くらいでも読めるレベルで丁寧な解説がなされており、教育書としても有用そう。個人的には、これを読んで、ようやく自然的・旋律的・和製的短音階の仕組みや、いわゆる教会旋法(ドリアン、リディアンなど)の仕組みが理解できた。

Posted byブクログ