謎を呼ぶ大建築 の商品レビュー

ナショナルジオグラフィック

2023/05/05

人間の歴史上の営みとともに延々と築き上げられてきた巨大建造物を､ﾅｼｮﾅﾙｼﾞｵｸﾞﾗﾌｨｯｸが撮影した写真と詳細な図解で､世界9箇所の大建築の謎に迫った見事な写真集。ｻﾝﾀ･ﾏﾘｱ･ﾃﾞﾙ･ﾌｨｵ-ﾚ(ﾌｨﾚﾝﾂｪ)､ｻｸﾗﾀﾞ･ﾌｧﾐﾘｱ(ﾊﾞﾙｾﾛﾅ)､黄金宮殿(ﾛｰﾏ)､ｱﾝｺ-ﾙ･ﾜｯﾄ(ｶﾝﾎﾞｼﾞｱ)､紫禁城(北京)､ﾓｱｲの石像(ｲｰｽﾀ-島)､ﾏｻﾀﾞの砦(ｲｽﾗｴﾙ)など､目を見張る光景に圧倒される｡

2021/05/09

「オークニー諸島の巨石遺跡」に惹かれた。
スコットランドの北にある諸島。地図上でみると、小さな島でとても寒そう。だがおよそ5000年前の遺跡が数多く残る。イギリスで最も古い環状列石が残り、新石器時代の人々の暮らしぶりをうかがわせる大規模な集合住宅遺跡や墳墓などが多く残る。集落、墳墓、祭祀跡を示した詳しい地図が載っているので想像がふくらむ。グーグルでも見て見た。列石は羊が草を食む中にあった。

「ストーンズ・オブ・ステネス」（メイランド島）イギリスで最も古い環状列石でストーンヘンジの原型とされている。これに惹かれる。
「ネス・オブ・ブロッカー」（メイランド島）は紀元前3200年頃の集合住宅遺跡
「メイズハウ」（メイランド島）は4500以上も前のオークニー最大の墳墓
「ナップ・オブ・ハワー」（パパ・ウェストレー島）は北ヨーロッパに現存する最古の石造住居。

オークニー諸島とさらにその北にあるシェトランド諸島をめぐるツアーもあるようだ。

ほかに
「フィレンツェ花の大聖堂」「アンコールワット」「紫禁城」「アントニ・ガウディの建築」「ヘロデ王が建築補修した建造物（イスラエル）」「ローマ」「イースター島のモアイ」「ギョベクリ・テペ（トルコ）」をとりあげる。

表紙は「サグラダ・ファミリア」スペイン

2016.7.19第1版第1刷　図書館

2020/09/06

透視図や鳥瞰図を使い分かりやすく建物を紹介。全く知らない遺跡等が幾つも紹介されていて、しかもそれがかなりの代物。自分の無知を知らされる。

2018/03/02

世界の巨大建築を美麗な写真とともに紹介した本。宮殿や神殿を始め、アンコールワットやイースター島のモアイ、巨石遺跡などが紹介されています。その他に、ナショナルジオグラフィックだからこその、建築物の過去の写真などもあって興味深かったです。

2017/10/14

サグラダファミリアや紫禁城のような著名なものだけでなく、
オークニー諸島の巨石遺跡やヘロデ王の遺産、
ネロの黄金宮殿のように一般には知られていないもの、
未だ全貌が見えないトルコのギョベックリ・テペの遺跡等、
素晴らしい写真と詳細な絵図で紹介。
誰がどのように設計し、建造されていったのか。
建築に焦点を集中した内容だが、まだまだ世界・・・歴史は
謎と神秘に満ちているんだなぁと、しみじみ思う。